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小柳淳「旅のことばを読む」刊行記念イベント(街々書林)

旅行作家である小柳淳氏の出版記念イベントが、下北沢「街々書林」で開かれていたので訪問。新しく刊行された著書「旅のことばを読む」刊行を祝して行われたイベント。Amazonで購入するならこちら↓

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「街々書林」は下北沢駅から小粋な通りを歩いて10分弱。その建物は曰く言い難いすごい様相。古いと言えば古い。しかしだからと言ってカッコ悪いわけではなく、西洋レトロなカルチャーの奥行きの深さを持つ佇まい。そんな北沢ビルの3階にある書店(外付け非常階段を歩いて上る)。は、本を並べて売るお店というより、棚を貸して参加者が小さな書店を運営する画期的な方式。

 今回のイベントの構成要素は三つある。1️⃣「旅のことばを読む」で著者が紹介した旅行本の数々を展示。旅行や世界歴史の本を数多く精読している著者が特に推す数々。こんなにも多くの本を紹介した本という意味で、旅行書のブックガイドとも言えよう。2️⃣著者が撮った旅先での写真展。もともと著者は無類の旅好きで、日本全国のみならず世界各国を渡航している。写真だけでなく絵画も嗜みなかなかの腕前であるが、水彩画(リプリント)の展示や絵葉書の販売もあり。3️⃣特筆すべきは著者が作った香港路面電車走行地図の地形ジオラマ模型の展示。凝り症で細かい部分にまでこだわる著者らしい。もともと著者は香港を愛してやまず、その街並みや交通については人並み外れて詳しい。

 尚「旅のことばを読む」は、小山伸二氏が主宰する出版社「書肆梓」で刊行されたため、別ブースでこれまで書肆梓が刊行してきた既刊書籍の展示販売も行っている。過去十数点点を刊行している。小山伸二氏自身の著書である詩集「さかまく髪のライオンになって」も含まれている。尚、本イベントは6月12日まで開催予定。

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