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そして、途方に暮れるのだ~2023年を振り返る(プラス2021-2022)~

気がつけば、今年も残り二日でありますか。
私ですか? 28日に仕事納めをし、29日に特別養護老人ホームにいる母に会いに行き、30日の本日は家の掃除と買い出しとおせち(食べたいものだけ)作りをしておりました。
いやー、2023年が終わるのかー。終わるのか……終わるのねえ。
年明けから、否、ここ2年? 3年? 全力疾走しておったんですよ。速度計測したら、マッハは出ていたかもなー。なんてなー……はあ。



始まりは2021年。

去年(2022年)の8月半ばまで、私は年老いた両親と3人で暮らしておりました。
それなりに年齢だけは重ねている一人っ子。まあ、色々とね……私自身ね、メンタルやられて、お家バカンスを繰り返したりね、しておりました。
で、2021年の11月に母が自宅前で転倒。おでこを4針縫う怪我を負いました。すべてはここから始まった。
母は60で脳梗塞を患いまして、左半身にごくわずかな麻痺があるのですね。日常生活にはまったく支障がなかった。
しかし、自宅前での転倒以降、一人で外に出ることができなくなりました。
それまでは自分で買い物行ったり、料理したりしていたけれど、それもできなくなりました。
CTやら、MRIやら、あちこち調べても異常はなく……これはついに介護が必要か?
そこからっす。全力疾走の毎日が始まったのは。
ついでに自分の子宮筋腫も見つかって(その時点では経過観察)、まあ、目まぐるしい。
介護保険の申請をし(要介護1の認定)、頼れるケアマネジャーさんに出会え、週に一度のデイサービスに通い始め……。
あ、父は基本的に自分のことは自分でやれる人なので、この点はありがたかった。私が会社に行っている間、母を見ていてくれました。
……だがしかーし!

2022年8月、忘れられないぜ。

はい、2022年8月に急展開。
3人揃って、コロナに罹患。
母、心臓に異変。緊急入院。
私、高熱に倒れる。
そして、父、急逝。

そうなのです。父、あっという間に虹の橋を渡ってしまいました。

頭が真っ白になる、とはよく言うけれど。
あの時の衝撃は……忘れられませんな。
母の入院中の出来事だったので、父の旅立ちを告げるのは本当に辛かった。

母も介護度が一気に「要介護4」となり、ケアマネジャーさんと相談の結果、「退院したら、特別養護老人ホーム入所を前提としたショートステイ」に行くことに。退院からショートステイ先の有料老人ホームへ行くまでに3日ほど日があったので、その間、一緒におりました。母のお世話をさせてもらいました。
その時はいっぱいいっぱいでいたけれど、今振り返ると貴重な時間だったなあ。
母を送り出してからは父の旅立ち後の手続きで東奔西走。仕事にも復帰して、そちらもてんてこ舞い。
そうこうしているうちに年が暮れ、2022年が終わりました。
……でな。

2023年、怒濤もいいところ。

はい、2023年です。全力疾走は続くよ、どこまでも。
振り返ってみますかねえ……それじゃあ、行ってみよー。

2月、荒技繰り出しの引っ越し&実家終い

両親とは3Kの古いアパートに暮らしていました。そこが3月末で契約更新。さて、このまま住み続けるのか否か。通勤に不便な場所だったので、引っ越すか……しかしなあ、とぐるぐる。
住んでみたいと思える場所があったので、不動産屋巡りもしたけれど、やる気なし。それに業を煮やした友人(物件見るの大好きマン)が見つけてくれて、私を引っ張り出して、内覧からの即契約となったのが今現在住んでいるマンション。ありがたいことに審査がするっと通ったんですわ……。
新居は決まった。アパートを引き払うには荷物の片付けが必要。長年住み続けて、地層のごとく積み上がった荷物を一人で片付ける? 無理に決まっとるわ! はい、不用品回収業者さん召喚!
それから、引っ越し業者さん……引っ越し業者さん……引っ越し……うおおおおお、2月は繁忙期やんけー!
なんとか業者さんが決まりましたが、引っ越し当日は夜遅くの引っ越しになりました……ふう。
息つく暇もなく、引っ越しの翌々日には実家終い。不用品回収業者さん、お見事でした……。

5月、母、特別養護老人ホームに入る。

新年度になり、仕事に翻弄されつつも、新しい生活に慣れてきたある日。
母がお世話になっているショートステイ先からお電話がありました。
「特養に空きが出たので、お母様の入所が決まりました。契約に来てください」(要約)
母、最初は有料老人ホームにショートステイだったのですが、去年の10月末で特別養護老人ホームに併設されたショートステイ施設に移ったのですよ。それも、ケアマネジャーさんのおかげ……。その際、「特養に空きが出たら、スライドで入所できるようにしておきましょう」と提案をいただいていたのですね。その日が来たんですわ。
ああ、これで母の安寧が確実なものになった……。
ちなみに母ですが、今年の介護保険認定調査で「要介護3」となりました。会うたびに元気になっているのですよ。車椅子は必要なんですが。

7月、子宮筋腫の手術を受けることを決める。

母の安寧が決まった途端、私自身の体調が猛烈に悪化。
引っ越した当初からよくはなかったのです。毎月、月の障りのたびに発熱して二日は寝込むように。通っていたレディースクリニックの先生の勧めもあり、子宮筋腫の手術を受けることにしました。
即決はできなかった。何故なら、子宮全摘が決定事項だったので。
しかし、毎月寝込むのもなあ。ただでさえ、気圧の状況に左右される体質。それにプラスアルファ……ええーい! 俺はやる! 手術を受ける!
紹介してもらった大学病院が住んでいるところから行きやすく、受け持ってくれた先生も非常によい方でした。

しかし、ヤツにはやられた。

手術は11月に決定。それまでの間、「レルミナ」と言うお薬を服用することになったんですが、この子がなかなかの強者。
レルミナさんを使った治療方法は「偽閉経療法」と言います。要は月の障りを止める力をお持ちなのですよ。子宮筋腫は女性ホルモンを糧に大きくなるので、そいつを根元からスパーンっと止めてしまうんだな。

女性ホルモンが止まる→月の障りが止まる→更年期症状勃発

私の場合、不眠と倦怠感とホットフラッシュが出ましたわ。ホットフラッシュは術後しばらく続きました。
お世話になっているお姉様から、更年期症状の話はよく聞いていたけどね。実際になると……うん、これは辛い。

11月、入院したよ。手術したよ。でもって、自宅療養さ。

レルミナさんと仲良くなるのに四苦八苦しているうちに時は流れ、ついに入院。
手術はつつがなく終了。腹腔鏡での手術だったので、お腹に穴が三つ空きました。結果は子宮全摘と左右の卵管切除。五泊六日入院して、自宅に戻って、眠る日々。
入院前から友人にフルサポートしてもらい、なんとかなりましたよー。入院中より、自宅療養中の方が調子よくなかった……。取らぬ狸の皮算用で「まあ、2週間で復帰できるっしょ」と予想していたのが見事に大外れ。11月はひたすら寝て、食べて、だららん。幸いなことに、術後の痛みは軽かったっす。

12月、無事に仕事復帰。でもって、あっという間に暮れが来た。

だららん自宅療養は今月の頭で終了。まずはテレワークから始めて、仕事に復帰。
私が不在の間、職場の皆さんには本当に助けていただきました。もう感謝しかない~!
1か月近く休んでいたので、仕事の感覚を取り戻すのに時間がかかりましたわ。見事にポンコツ。忘れていることも多かったし。
ようやく調子が戻ってきた矢先、仕事納めになったのでした。ちゃんちゃん♪

さあ、2024年はどうなるよ?

ようやく全力疾走しなくてすむようになり、静かに年の瀬を過ごしているわけです。
両親のことでまだやらんといかんことはあるのですが、それはゆっくりで大丈夫。
自分自身は病気がひとまず終焉。通院はまだ続くけれど、まあ、それもね。
来年はうーん……引っ越してから封印状態のフィットボクシング2とリングフィットアドベンチャーを再開しますかねえ。しかし、今の住まい、5階建ての3階にあるから、防音対策せにゃ。


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