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『勘三郎、荒ぶる』を読む

こんにちは。

最近は、ひたすら本を濫読しております。
おかげで、だいぶ積読本が少なくなってきました。

今日はこの本を読了

この本を読みながら、今更ながら、勘三郎さんが、
若くして亡くなったことが悔やまれます。

まだ亡くなられる前に書かれたものですので、
勢いがあって、著者も興奮している筆致に感じられます。

僕も歌舞伎にはあまり詳しくはないのですが、
何度か歌舞伎座には足を運んでいます。
平成中村座も一度、行ったことがあります。
なので、勘三郎さんを舞台上で2、3回は観ていますね。

なんといっても、印象的だったのが、去年シアターコクーンで
コクーン歌舞伎『夏祭浪花鑑』という舞台、を観に行ったのですが、
何しろ、コロナ禍で、公演中止が危ぶまれていましたが、
僕が観る前の日までが中止で、僕が観に行った回が偶然にも、初日の舞台になっていまた。
コクーン歌舞伎を初めて観にいったのですが、
今の勘九郎、七之助をはじめとした歌舞伎俳優の
圧倒的とも言える迫力、凄みを生で観れたのは本当に興奮いたしました。
そして、観劇後、鳴り止まない拍手で、不覚にも涙が止まらなくなりました。
本当に涙が止まらなくなって、泣きながら渋谷の街を後にしたのを
覚えています。
僕が初めて歌舞伎という表現の真髄に触れることができたといっても過言ではないほど凄かった。それほど、熱気に満ちた公演でした。

それにしても、やはり、惜しい人を早々になくしたなと、
この本を読んでみて、深くそう思うのでした。


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