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『福田村事件』について考える

また、久々の更新になってしまった…

今日(2023年10月16日)は、水道橋博士と森達也さんの対談を聞きに、高円寺のライブハウス「高円寺パンデット」に行ってきました。


高円寺パンデット前の看板

森達也監督といったら、昨今公開されてヒット作となっている『福田村事件』という映画です。
そして、その中で怪演している水道橋博士です。
そしてなんと、シークレットゲストで、『福田村事件』の出演者でもある東出昌大さんも登壇されました。
主に、水道橋博士が森達也監督に聞くというスタイルで、イベントは始まりました。僕は水道橋博士のYouTubeの生配信の常連で、「はかせ会」というのに入っているので、なんと「はかせ会」のメンバーだと、優先的に席を用意してくれるというので、行ってきました!

クラウドファンディングで集められたお金で、映画が作られたという話や、いろんな裏話が聞けました。
そしてなんといっても、関東大震災の後の流言飛語によって、虐殺された朝鮮人のお話は、僕はこの映画で知ったので、とってもショッキングでした!

吉村昭さんの『関東大震災』という本も書店で見つけて読んでみましたが、1977年に初版発売ということで、古い作品ですが、ちゃんと流言飛語によって朝鮮人が殺された描写もあり、とても驚きました。


『関東大震災』吉村昭

それを、なかったことにされてしまったり、小池百合子東京都知事が追悼文を出さなかったりする事実にも、驚かされるわけです。

映画を観た時は、そんな話を今まで聞いたことがなかったので、面白かったのですが、半ば、本当にこの作品が事実に基づいたものなのか、訝しんでいた面があったのですが、森達也監督の著書や辻井弥生さんの『福田村事件』も改めて買って読んでみて、事実であるということを確信しました。


『福田村事件』と『歯車にならないためのレッスン』

こんなことを繰り返してはいけないと心底思いますが、ネット上に蔓延る朝鮮人差別への書き込みなどを見るにつけ、根の深い問題なのだなぁと、暗澹とした気持ちにもなってしまいます。差別はいけないというけれど、現代においても虐殺とまではいかないまでも、言葉による罵詈雑言が蔓延るTwitter(X)にも辟易とさせられます。
(僕もTwitterは色々目に入ってきてしまうので、一回アカウントごと削除しましたが、Twitter情報が入らないのは少し困るので、またアカウントを作りましたが、今のところあまり呟く予定はありません。)

そして、水道橋博士。森達也監督の著書を読み込んでいる模様で、色々、根掘り葉掘り森さんに笑いを挟みつつ、インタビュー形式で対談を進行していく様子はさすがだなぁと感じました。鬱で休んでしまわれた時は、本当に心配していましたが、(今はテレビの地上波の仕事がないらしいですが)こうやって、復活されて活動されているのは本当に良かったと心底思っています。

これからの水道橋博士の活動にも注目しています。
意外に高円寺あたりによく散歩しているらしいし、最近はYouTube配信も毎日やっている感じなので、(僕は世田谷区であまり行く機会がありませんが)会いやすい芸人です笑。
僕も名前も覚えていただけてるみたいで光栄に思っています。

また、イベントがあれば行ったみたいな。
こういう生(ライブ)の現場に行くのが僕は大好きなのです。
東京に住んでいて、良かったと思うのはこういう演劇やトークライブによく行けることですね。
ありがたい限り!

今日の登壇者の御三方

最後は、写真撮影タイムもありました。興味深いお話ありがとうございました!





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