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最近はダンスを観る方にも挑戦?している

Facebookを開いてみると、よくこのGWには、京都の様子が思い出として出てくる。もう10年も前になるのだ、としみじみとした気持ちになる。
ここ最近は、東京に出てきたというのもあるし、コロナ禍も挟んでしまったので、京都に行くのはかなりご無沙汰になってしまったのだけれど、
京都国際ダンスワークショップフェスティバル(通称:京都の暑い夏)というのに、10年前から5年連続で約10日間の日程で、コンテンポラリーダンスの勉強に行っていたものだ。
それなので、いつも教えてもらっていた広島のダンスの先生には、よく呆れられていたものだ。
30代を過ぎてダンスの勉強をするのだから、物好きと言えば物好きなのですが。面白くて、楽しいのだからしょうがない。よくまぁ、時間をとってやってたよと今となっては自分で自分に愛想を尽かしているのだけれど 笑。
今は、コロナ禍の影響もあってか、ダンスをやるのは、ちょっとお休みしているといった感じになっているのだけども、またやりたいなぁとも思っている。

近頃は、僕もいい年にもなってきたし、ダンスを観る方、批評する方にも挑戦してみようと思って、そういったFacebookのコミュニティに参加してみてはいるのだけど、なかなかどうして、これが、本当に奥深くて、びっくりすることがたくさんあるのだ。何本か、紹介してみよう。


Nobody is here

『Nobody is here』という作品である。東京芸術劇場で一月にやっていました。
これは振付・演出が笠井叡さんという大御所が関わってるのだけれど、男女ペアのダンス作品なのですが、これが何に驚いたかって、顔をも覆っていて踊っているのです。
ですので、どんな人がどんな表情で踊っているのか、見ることができないのです……。
そのことを、zoom飲み会で話すと、なんとダンスの世界では、そういう顔が見えないダンスというのは少なくないのだそうだ。あの森山未來氏でさえ、顔が見えないダンスを踊っているというのだから驚きだ。
僕は、もともと演劇の人間なので、顔が覆面みたいなので覆われて踊るというのに、ものすごく違和感というか、「あんな演出をされて、演者が可哀想。。。」なんて思ってしまったのですが、ダンスを観る人からすると、そういう演出は普通に行われているとのことで、これもビックリしました。顔が見えない方が演者としても観る方も、顔という邪念?を打ち消して身体表現を堪能できるのだそうだ。いやはや驚いた。

そして、これは素晴らしい演技なのであるけども、ちょっと違和感を覚えた作品を。

Noism『鬼』

Noismの『鬼』という作品をKAATで見ました。ちなみに恥ずかしながら、僕、KAATをそのまま「ケーエーエーティー」と読んでいたのだから恥ずかしい 笑
”カート”というらしいですね。これからは気をつけます…
金森穣さんの主催で、新潟発で劇場専属舞踊団を創っているというから驚きです。
『闘う舞踊団』という本が出ているので、ぜひ、ご一読をお勧めいたします。

『闘う舞踊団』

この本を読んだら本当に感銘を受けまして、神奈川まで観に行きたくなったので足を運んでみた次第です。
そして、そのダンス演技に驚かされたわけですが、しかし!!しかしですよ、
なかなか僕は刺さるものがあまりなかったというのが正直なところだったのです。
なんだか、怖かったというか、一糸乱れぬ完璧なダンス演技に、完璧すぎて、すごい!と思ったと同時に、完璧すぎて、面白くないといった感想をもってしまったのだから、不思議です。完璧すぎると逆に引いちゃったというか、そんなもん見せつけられてもねえと、言った捻くれた⁈感想も抱いてしまったのですから、ダンスというのは本当に奥深い。そして難しい。
そういうことをまたzoom飲み会で(僕はいつも飲んでいる)飲んだ勢いで言ったら、「わかります」との感想も他の方からいただいたので、安心いたしました。同じ感じを持った人がいるんだと言った感じでしょうか。

でも、色々、観る方も僕は初心者っていうかこんなの観るのも奥が深いし、ダンス観る人は観ている人は僕より膨大な量のダンス作品を見ている人がたくさんいらっしゃるのであって、僕も勉強が足りないなぁと痛感致しているわけなのです。


『TIME』

そして、これが、昨年亡くなられた坂本龍一さんの最初で最後の作品
『TIME』です。ちょっとチケット代が高かったけど見にいきました。
これもお能のような舞台でして田中泯さんという有名なダンサーが演じているのだけど、ちょっと眠気がさしてきた・・・『名付けようもない踊り』ってのをアマプラで見ましたが…
さっきから、ダンスを楽しんでるんだかどうなんだかよくわからないのだけども 笑。
田中泯さんのダンスもよくわからない……。
観る人がみたら素晴らしいのでしょうけど。
よさを見抜くダンス眼を備わってないともいえるのかもしれません…

色々見て、目を肥やしていくよう精進していきます!!

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