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防災訓練・炎上対策アプリとか

コンプライアンス教育用のアプリ。なるものを初めて触りました。

私が会社員だった8年前は、eラーニングみたいな形だったような。

年度初めとかにやらされる、「ハラスメントを受けたときの対応」とかを3択で選んでいくアレ。

アプリのほうが確かに、サクサク進むし早く終わりますね。

こういったアプリがあるということは、作っている人がいる。監修する人もいる。ということですね。

思わず、こういった体裁の「炎上対策アプリ」とかあるのかな? どんな人が監修しているの? 弁護士さん? と、検索してしまいました。

私の前職場は、母体はおかたいイメージの割にフリーダムで、メディアに出ている個性的な方が多いところでした。

著名人が働いている……となると必然的に、そこかしこで火の手が上がっていました。

誰かが炎上すると、会社に電凸がくることも。

さすがに、週刊誌編集部みたいに人が押しかけてきているのは見たことがありませんが、編集会議が「部長本人による炎上経緯説明会」になったことも。(フェイクあり)

よく炎上する方は、確かにぶっ飛んでいましたが、世間で思われているような狡猾なところはまったくなく、同僚程度の距離感で見ると「子供のようにピュアで、食指が動くおもしろいこと以外には無欲」という印象でした。

だけど世の中は、過剰な欲の対象の「おもしろいこと」を「自分たちにも分かるもの」に当てはめたくなるようで。

「衝動的にはじめた奇抜なこと」のワキが甘かったのか、ほころびがあったり誤解をうんだ騒動の動機を、お金や異性に当てはめて、昔話の強欲爺さんみたいに言われていたり。

「こんなにお金を使わない、色恋も平均より興味がうすそうな(すみません)感じなのになぁ…」

とか思いつつも、陰ながら鎮火をねがっていたり。

そこは地頭がいい方なので、なんとか火をいなしながら、鎮火までやり過ごしていました。

実際、違法行為があったわけでもないですし。

そんな会社だったので、防災訓練があった時に、

「3階で火の手があがりました」

とアナウンスが聞こえると、仲の良い同僚とメッセンジャーで、「上司がうっかり失言で燃えた」を想定して「別の防災訓練」をしていました。

「課長代理のTwitterが燃えています」

「今すぐ絡んだことがある編集部全員、鍵垢にしてください」

「法務部に連絡を」

「指示通り釈明の定型文を流したら、次の大きなニュースが流れて忘れられるまで、触らない」

「法務の人だけ流れを注視」

「本人以外の人が監視して、中傷は適宜違反報告。まっとうな批判は吸い上げてレポートにまとめる。擁護もまとめる。批判は本人が傷つかないよう物言いを柔らかく変えて」

などなど。

8年前の見解ですが。

今は、犯罪でないかぎり「謝罪しないで静観」のほうがベターなのかな?

何事もケースバイケースですね。

こういう、想定されるケースごとの「炎上鎮火知見」「メンタルをダウンさせないテク」などを、指示してくれるアプリって、顔を表にだしている人には使えるかもしれない。

実際燃えると焦っちゃいそうだし。

鍵垢にする
弁護士連絡
法務部連絡
同僚説明
メンタルケア担当にアクセス
反響を吸い上げる係の人に依頼

とか(素人考えですが)どの順番でやるとか。

顔も名前も出していないのに炎上するのは、よほどのことなので、それはそれで別の知見が必要かも。

「コンビニで不正を働いた」「迷惑動画」

とかは、そういった事例を扱った経験のある弁護士さんのリンク集に飛ばすとか。

ちなみに、知り合いではありませんが、

「毎日行く近所のコンビニ」 

が燃えたことはあります。

炎上対策アプリ、できることなら生涯使わずにすませたいしろものではなりますが。

でも、例えば芸能事務所の方とか、記者さんとか、メディア学部の学生さんとかは、学んでおいて損はなさそうな気がする。



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