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本のインプットを習慣化したい人に全力でaudibleをおすすめしたい理由と、良いaudibleの選び方

新年が明けてからあっという間に一週間が経ちましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。新年の目標として「一ヶ月で本を◯◯冊読む」を掲げた人、けっこういると思うのですが、順調ですか?

社会人の端くれとして、私も一定の読書量はキープしたいという意識は強い方なのですが、なかなか仕事や育児に追われていると想定したスピードで本を読み進めるのは難しいのが現実です。

そんな人に、今めちゃくちゃオススメしたいのが、Amazonが提供するオーディオブックサービス"。サービス自体の話題としてはかなり今更感があるのですが、昨年流行った無線骨伝導イヤホンと掛け合わせると最強に自分の生活に溶け込んでくれる事に気がついて以来、手放せないサービスになりました。

今日は、本のインプットを習慣化したい人にaudibleをオススメしたい理由と、個人的に「こういうaudibleは聴きやすい!」と思う傾向をまとめたいと思います。

おすすめポイントその1:他の優先度が高いタスクと競合しない

習慣が継続しない原因は、シンプルに他の作業や遊びを優先させてしまうからです。限られた時間の中で、仕事も終わらせたいしお皿も洗いたいし休憩もしたいし、とやっていると、「集中して本に向き合う時間を何より優先する」という意識がよほど強くないとなかなかハードルが高い。特に子どもがいると日中はほぼ不可能に近い。

ですが、言わずもがなaudibleはマルチタスクが可能なので、絶対やらなければいけない事自分が能動的にやりたい事に織り交ぜる事ができ、時間の確保が不要です。また、他の平行したいタスクの開始が起点となるので、継続の為の強い意思もいりません。

おすすめポイントその2:他の平行タスクの価値が高まる

少しポイント1と被りますが、audibleを平行で使用する事で、他の既存タスクに感じる時間の無駄感がなくなったのが個人的にはすごく良かったです。

私の場合、日課となったリングフィットアドベンチャーやFitBoxing等の自宅フィットネスが段々マンネリ化してきた頃、時間をもっと効率的に使いたい、と思ったのがaudibleを始めたきっかけでした。筋トレのアドレナリンと知識欲のアドレナリンと効率厨のアドレナリンの相乗効果で、テンションがややおかしくなるくらいやり遂げた感のある体験ができます。

一度習慣化すると、たまの出勤や保育園のお迎えなどの徒歩移動、洗濯や洗い物などの家事などの時間に聴き進められるので、元々ドラえもんの道具さえあればすぐスキップしたいようなタスクが全て「無駄な時間」ではなくなりました。むしろ、"続きを聞きたい"モチベーションでその時間が楽しみになるので、1日を通してのテンションがぐっと上がった気がします。

おすすめポイントその3:中断ハードルが高いのでなんとなく読み(聴き)進められてしまう

仮に読書時間を確保できたとしても、読書の集中力を維持するのが次の課題になると思います。特にkindleで読んでいる場合は、1〜2フリックでもっと気軽に楽しいコンテンツに触れられてしまうので、読み始めたはいいもののなんとなく頭に入ってこなくて結局SNSや他のアプリに流れてしまう事、けっこうあると思います。
audibleの場合は、わざわざ止めるハードルも高いし他に切り替えるものがあるわけでもないので、基本的に聴き始めたらもう1つの平行タスクが終わるまではなんとなく進んでしまうのが意外と大きな利点だと思います。
逆に、聴き漏れたり集中を欠いていた場合に前に戻るのが面倒なデメリットもあるのですが、普通に読書していてもそういう瞬間はあるし、最近は飛んでいた部分はまあいいやと割り切るようになりました。

とりあえず無料で1冊聴いてみよう

というわけで、是非登録して1冊だけでも良いので聴いてみてください。月額1500円が初月無料で、月に1冊オーディオブック購入チケットが貰えるので、とりあえず1冊分は無料で聴けます。

ただ、最初に聴いた本がマッチしないと「合わないな」と離脱しがちな気がするので、下記に自分が思うaudibleと相性が悪い/良いと思う本の傾向をまとめてみました。

audibleと相性が悪いと思う本

audibleのいいところばかり並べましたが、言うて人間の神経は83%が視覚に割かれ、聴覚にはたった11%と言われています。シングルタスクで目で読むのに比べたら当然集中力は落ちるので、何もかも通常の読書と同じというわけにはいきません。

基本的には、文字で読んでも複雑で、少し考えながら理解を進めるような内容の本は、普通に読んだ方が良いと思います。何を複雑と感じるかは人それぞれだと思いますが、自分の場合は①時系列の行き来が複雑なもの②数字の情報が多いもの③参考文献からの引用が多いもの、は頭に入りにくかったです。

audibleと相性が良いと思う本①:短くまとまっている本

最近聞いて一番良かったのは、Twitterで一時話題になっていた「金儲けのレシピ」です。古今東西の利益を産むTIPSがシンプルにまとまっていて、なるほどの連続。

他の書籍が5時間とか10時間という総再生時間の中、燦然と輝く1時間35分という完結さが良い。継続するモチベーションの為にも、短さは正義です。(※実際には倍速スピードで聞けるのでもっと縮まります)

内容がビビッドで頭に入って来やすいというのもありますが、この本はとにかく最初の1冊としておすすめしたいです。

audibleと相性が良いと思う本②:過去1度読んだ事がある本

集中していなくてもインプットしやすいという意味では、過去1度読んだ本の読み直しにもaudibleはおすすめです。もう一度同じ本を読みたい場合って、目の前の具体的な課題に対しての答えやフレームワークを探してる時か、内容はわかっているけど追体験したい時のどちらかだと思いますが、どちらにも相性が良いと思います。

私は後者の理由で名著「ストーリーとしての競争戦略」を全部聞き返そうとしたのですが、総再生時間21時間36分という途方もなさにあえなく頓挫。「もう、今振り返りたい事だけ絞って聞こう」と目次の飛ばし聞きをしてみたら、いい感じに知識の吸収ができたように感じました。

何度でも読みたい(聴きたい)定番の名著も良い。

audibleと相性が良いと思う本③:語りかけ口調の本

やはり「聴く」場合は文語体より口語体の方が聴き慣れているので頭に入ってきやすいのと、語りかけ口調の言葉が音になることでより胸にズンと来る事があって、普通の読書より感動する瞬間もありました。

自分がほろっと来てしまったのは、昨年世界的ベストセラーとなった「1兆ドルコーチ」。ジム・キャンベルに目の前で激励されてる臨場感がある瞬間があり、セラピーのようだった…。

これも、父が娘に語る、という設定なので本当に父親の寝物語のように聞けてよかったです。普通の読書だと、翻訳された文章はあまり得意じゃないのですが、audibleだと自然に聴ける不思議。

上記2冊が良かった事を踏まえると、森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」も絶対相性いいと思うので、是非audible化して欲しい…amazonさんお願いします。

あとは、私が元々大ファンというのもあるのですが、ライフネット生命の出口さんの著書は基本語りかけ口調で耳に優しく、audibleと相性が良いのではないかなあと思います。

出口さんの眼差しや論調は、世界がとても美しい、"いいもの"に思えるので本当に好きです。「哲学と宗教全史」もも昨年話題になった本の1冊だと思いますが、何度でも読みたい名著でした。

自分は聴いた事はないですが、エッセイ本とかも相性が良さそうな気がします。もっともっとオーディオブックに選択肢が増えてくるといいな。

まとめ

新年はテンションがあがってつい高い目標設定をしてしまいがちですが、実際には目標を達成するにはいかにハードルを下げるか(=継続しやすい環境を整えるか)の方が大切かなと思います。その点で、audibleは本当に良い!もっと周りに聴く人が増えておすすめとか知りたいなー!という思いで、記事としてまとめてみました。

2021年もガンガンに知識や経験を吸収すべく、やっていきましょう!

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