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きっかけは無慈悲なクラス替え

中学受験して入った中高一貫校は、のびのびとした校風で、1年生の時はとにかく楽しそうに通っていた。

部活動にも参加し、学校行事でも大活躍、定期試験にも全力で打ち込み、1年生最後の期末試験では学年で5本の指に入るという好成績を収め、本人も満足そうだった。

娘が通う中学校では、3学期の修了式の時に配布される生徒手帳に来年のクラスが書いてあるという、少し変わった仕組みで翌年のクラス発表がされる。

1年生の修了式の日、仲良し4人組で「せーの」で見せ合った生徒手帳には、娘だけ違うクラスが記されていた。
残りの3人は同じクラスなのに。

その日を境に娘はふさぎ込み、春休みを経て最初の頃こそ新しいクラスへ通ったものの、そのクラスにちょっと変わったお友達が居たことなども相まって、いつの間にか行けなくなった。

私も最初は「たったそれくらいのことで」と思っていた。

が、娘にとって学校が全てであり、クラスが全てであるということを、この後嫌というほどに痛感していくことになる。


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