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【連続小説】#9 生焼けと炭化の間で

なぜ人はSNSに答えを求めるのか

きっと多くの人はダチョウ倶楽部だ。
押すなよと言いつつ背中を押してほしいのだ。
僕特有の決まった返答方法がある。
世の中で一番面倒臭い「どう思う?」に対してだ。
僕は必ずこう言うように決めている。
「心のなかでは決まってるんでしょ?」

これに対して相手の答えは大体決まってる。
「やっぱりそう思うか」
「なんだ分かってたのか」
「なんで分かるの?ありがとう」
などである。
私は何も思ってないし何も分かっていない。
ただそっと背中を押すだけなのである。
女性とのコミュニケーションにおいては特にこれが一番だと思う。
相手に答えを求めてない質問も世界には多く存在するのだ。

つづく

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