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【連続小説】#21 生焼けと炭化の間で

あいと出会ったのはお互いの気まぐれだった。
自分も当時は酒を飲まなかったのだが、2人で酒を飲まずに居酒屋に行こうという話になった。
帰りに雪が降っていて凄く盛り上がったのを覚えている。

なぜかお互いにフリーになるときがなく、どちらかが別れるとどちらかが付き合ってというちぐはぐな状態で結局付き合うことにはならなかった。

少し寒くなってきて、雪の気配を感じてくると毎年あいの事を思い出す。

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