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【連続小説】#15 生焼けと炭化の間で

ショッピングの難しさ

なほちゃんと付き合う手前の時、ショッピングに行ったのを思い出した。
何回かデートを重ね、関係は毎度良くなっている手応えはあった。
当該のショッピングデートの際の事件が起きなければ付き合っていただろう。
というのもショッピング中に意見を求められ、自分は真面目に答えたつもりだった。
しかし、「連れてくる人を間違った」ような事を言われたのだ。
冗談ではなく真面目だったので、謝り立ち去ろうとしたら泣かれてしまった。
置いて帰るなんて酷いと言う話だった。
ちなみに彼女の家からはさほど遠くないららぽーとでの出来事である。
全体的に見て、自分が酷かったのかいまだに分からない。
だから付き合わなくて良かったのだと再認識できた。

よくよく考えれば連れてくる相手は他にもいたのだろう。

ところでしゃっくりが止まらない人に黄色いものを3つ言わせるとしゃっくりがとまるのはご存知だろうか。
簡単に3つ思いつきそうな場合は雑談で引き伸ばしてほしい。
何故か止まるのだ。

理由がわからなくても結果はついてくる。

つづく

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