【ポエム】笑われるということ


はじめの戯言

一ヶ月悩んだバグが取れて無敵状態。読書は捗るし、ショッピングも楽しんだ。

笑い話

以下、人名の敬称を欠く箇所が散見されますがお許しください。

シャネル

ココ•シャネルは言わずと知れたブランドCHANELの創業者です。何年も前に本で読んだ記憶の話なので事実と異なるかもしれないのですが、彼女はとんでもない革命児であったようです。痩せているより肉がついている方が美しいとされた時にガリガリに痩せていた、また、喪服でしか許されない黒をファッションに取り入れた、そんな無謀な挑戦を見事成功させました(ここで一つの問題が提起される「成功とは何であるか?」)
なぜいきなりココ•シャネルの話を持ち出したのか不思議に思われるかもしれませんが、それは上述の本を買った時の事を思い出したからです。記憶が正しければですが、買ったのは高校生の頃、実店舗の本屋で、です。別に何を目的にせずとも本屋に立ち寄ることは当時からよくありました。その日も、適当に立ち読みして帰るつもりでした。当時は高校生なので立ち読みが精々で、買って帰ることはほとんどありませんでした(今は毎月数万は「新品の紙の」本というものに支払っているので許して欲しい)。ですが、その日立ち読みしたココ•シャネルの本はぜひとも家に置いておいて読み返したいと思いました。この出会いが、僕にとってココ•シャネルが革命児その人となった誘因です。尊敬する人は誰か?と問われれば真っ先に思い浮かぶのはココ•シャネルです(経緯を説明するのが面倒なので、問われてもそう答えることはほとんどありません)。真っ当な日本国民であるためには本を家に持って帰るのに基本的にレジでお金を支払わなければなりません。ので、レジに持って行くわけですが問題はここです。記憶が正しければですが、レジ打ちの店員さんは40代そこそこの小太りの女性の方でした。そして該当の本を渡すと驚くべきことに、その顔に明らかな嘲笑の色を浮かべていました。もちろんこの僕の観測が誤りであるかもしれませんが、察するに、男のガキがなぜシャネルの本など買っているんだい?という心境なのでしょうけれど、それはあまりにも状態列挙数が少なすぎると思いました。例えば他人へのプレゼントかもしれない。
小さい頃からそういう体験はよくしてきたので、今は自身より後にこの世に生を受けた方には可能な限り誠実でありたいと思っています。

ボブ•ディラン

ボブ•ディランは、2016年に歌手として初めてノーベル文学賞を受賞したミュージシャンです(蛇足ですが、同年2016年はオートファジーの研究で大隅良典さんがノーベル生理学•医学賞を受賞した年でもあります)。そんなボブ•ディランのCDをこれまた実店舗で購入しました。今回もまた、真っ当な日本国民であるために、レジに持って行き、金銭を支払うわけですが、今度は笑われることはありませんでした。ですが、顔を3度見されました。マスクをしていたのでわからなかったのかもしれませんし、これも僕の観測が誤りかもしれませんが、年齢不相応に思われたのだと推察します。僕は当記事執筆時点で26歳ですが、おそらく、CDを買う人も、さらに実店舗で買う人も、そしてボブ•ディランのCDを買う人も珍しく、さらに明らかなガキだったので不思議に思われたのでしょう。僕も店員さんに対してこのような不躾な推測をしている身ではありますが、恣意的に相手の特性を確定しないように気をつけたいと改めて考え直すきっかけとなりました。

最後に

下に上記で挙げたココ•シャネルの本と、ボブ•ディランの本のリンクを貼っておきます(リンクを貼ろうと調べてから気がついたのですが、ココ•シャネルの本を買ったのは大学1年の頃だったようです)
僕は自他共に認める極端に不誠実な人間ですが、これは繰り返しですが、僕より後にこの世に生を受けた他人には誠実であろうと努めています。後に追従する他人のためにも、誤りには全身全霊で抗いたいと思うばかりです。

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