和風創作フレンチ

‘The Soul selects her own Society —‘

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マガジン

  • 珈琲ノ音

    京都のカフェを巡りて、飲んだコーヒーについて言及していく予定ですが、これはあくまで速記的で、備忘録的なものです、制御不能です、個人的見解です、そのときの気分とか体調とか、もちろん相手の調子もあるだろうし、いろいろな要素が絡みあいます、

  • 瑞草的

    瑞々しい草のように

  • 日記的

    自由な実験精神

  • 珈琲ノ記

    自分で淹れたやつです

最近の記事

多摩川にさらす手づくりさらさらに何ぞこの児のここだ愛しき 詠み人知らず

帰省したときに多摩川の写真を撮ろうと思っていたのに、忘れた。 したがって、上の写真はスマホのカメラロールを遡って見つけた過去のものだ。 過去の多摩川といえば、思い出はいくつもあるはずだが、いま思い出すのは中学3年の夏、親しい友と過ごした時間のことだ。 高校見学に行った帰り道、 祭りの喧騒から逃れるように歩いた日、 そんな時間のそばにはいつも多摩川が流れていた。 ただ水面を眺めながら話をしたり、 あの辺まで行ってみようぜ、 そう言って、川の中へ入っていったり。 たいしたことでは

    • 〚WIFE&HUSBAND〛

      予約が必須のようで、ようやく来れたワイフアンドハズバンド、外からだけでもう、ただならぬ雰囲気だ、中は小さく美しい宝石箱、あるいは秘密のオルゴールの中のような極上空間、ヴィンテージ家具やアンティークグッズに包まれる異世界、モノがたくさんあるのに、整然とした印象を受ける、あるべきものが、あるべき場所に収まっている、そういう感じを受けるからだろうか、カウンターの左の方の席に着き、メニューの一番上にあるドーターブレンドと、チーズテリーヌを注文する、そうこうしている間に、もうスタッフと

      • 番外編の裏側で

        疲れた……。 というわけで酒を飲みたいと思います。 お疲れさまです。 今日はこれで飲めと言わんばかりに、 なぜか冷蔵庫にあったメロンと、日本酒。 一体誰が…… …俺? いや、数日前の俺か。 これは連勤終わりに飲まないとキツいと察して、 今日の俺のために用意してくれていたんだろう。 ありがとな。 ……。 お酒は「ボー・ミッシェル」。 日本酒ですが、まるで日本酒とは思えない爽やかな酸味と甘さが織りなすフルーティな味わい。 ワインや杏子、梅酒のようなテイストもあって、しかし

        • 【番外編】FUGLEN COFFEE ROASTERS

          番外編、今回の旅も終わりが近づいてきた、京都に帰る前に、登戸のフグレンでコーヒーを飲む、朝の一杯でもあるので、爽やかなやつがほしい、そんなことを呟きながら、バリスタがしてくれる豆の説明を聞いていた、会計を済ませ、カウンターで見ていると、抽出のレシピを教えてくれる、15グラムの豆に対して250グラムのお湯、はじめ10秒ほどかけて40グラム湯を注ぎ、30秒待ってから80グラムまで注ぎ、あとは湯の落ちる速度と入る速度を一定に保ちながら、250グラムまで注ぐ、使うドリッパーはウェーブ

        多摩川にさらす手づくりさらさらに何ぞこの児のここだ愛しき 詠み人知らず

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        • ディキンソンの庭
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        記事

          【番外編】LEAVES COFFEE ROASTERS

          蔵前で待ち合わせた友人と共に、リーブスコーヒーに来た、町工場のような趣のある場所、カフェでも、喫茶店でも、コーヒースタンドでも、研究所でもない、雰囲気は、まさに町のロースタリーだ、友人と二人で豆を選ぶ、友人はエクアドルのフィンカ、僕はコロンビアのエルディビソ、どちらもゲイシャ種のコーヒー、値が張るが、せっかくここまで来たのだし、飲んでみたくなった、 エルディビソ、やはりそれだけのインパクトはある、味わいがあまりに重層的で複雑なせいか、とても濃厚に感じる、酒は分からないと断り

          【番外編】LEAVES COFFEE ROASTERS

          【番外編】堀口珈琲狛江店

          なんていい天気なんだろう、それだけで嬉しくなる、12時に成城学園前で友人と待ち合わせる、その前の時間を利用して、狛江にある堀口珈琲を訪れた、店舗改装のリニューアルがあってから訪れるのは2回目、友人は改装の結果きれいになりすぎて敷居が高くなったとこぼしていたが、そもそもなんで改装したのかわからないくらい元々きれいだったし、その点ではあまり変わらないのではないかと僕は思う、雰囲気が良くて入りやすいお店なのも元からだ、バリスタにドリップしているところが見たいと伝えると、こころよく見

          【番外編】堀口珈琲狛江店

          【番外編】KOFFEE MAMEYA

          表参道、散髪の前にマメヤに寄っていくのが恒例になりつつある、その名の通り、コーヒー豆に特化したショップ、焙煎の度合いも液体としての飲み口も様々な、世界各地のロースターから集めた選りすぐりの豆を、チャート式のメニューで表現し、そのチャートを見ながら、客とスタッフが対話をして、今、飲むべき一杯を共に探し当てる、 ホンジュラスのワンエルプエンテ、豆が決まったら、次はバリスタによる抽出だ、使う豆の量の16倍のお湯を5回に分けて注ぐシンプルなレシピ、今回は12グラムの豆に対して192

          【番外編】KOFFEE MAMEYA

          【番外編】LIGHT UP COFFEE 下北沢店

          午前中の時間で下北沢にあるライトアップコーヒーを訪れる、下北沢にあるというよりは、世田谷代田にあるという感じだ、外で豆を選んで、ドリップのホットコーヒーを一杯注文する、店内でも飲めるみたいだったが、下北沢に向かって少し歩きたかったので、テイクアウトにする、外のベンチに腰掛けてホッと一息、落ち着きそうになってハッっと我に返り、店内でドリップの様子をみせていただく、よかった、ちょうどこれから淹れるところだったみたいだ、ウェーブドリッパーでの抽出、コーヒーの粉を撹拌させやすく、綺麗

          【番外編】LIGHT UP COFFEE 下北沢店

          【番外編】蕪木

          知っていなければたどり着けそうにない場所にある、尋常ならざる雰囲気の漂う店、というか、ここが店なのかも知っていないと分からないのではないか、教えてくれた人に感謝する、土壁をくぐって右手のドアの横に、ちょっとした注意書きがあるのでそれを読む、写真撮影と、大声での会話等を遠慮いただく旨のことが書いてあった、と思う、入る、東京の真ん中にこんな場所があるとは、もっと別の地方にある、人里離れた山小屋のような雰囲気、しかしもし本当にそうならば絶対にそこにあるはずのない徹底した空気の洗練を

          【番外編】カフェ・バッハ

          ずっと来たかったバッハにようやく来ることができた、前回の反省を活かし、今日はちゃんと営業しているかネットのカレンダーで確認してから来た、しかし本来それが普通なのであって、反省を活かすまでもない、入るとすぐに声をかけられ、一人です、というと、カウンター席に案内される、荷物は席左下のカゴへ、椅子まで引いてくれた、機敏で、しっかりとした接客、オーダーが決まって顔を上げると、スタッフと目が合う、常に客の存在を意識し、要望があれば、というよりその要望が生まれた瞬間にすぐさま対応できるよ

          【番外編】カフェ・バッハ

          0日の決意

          メロンをいただきました。 ありがとうございます。 ついにGWの仕事が終わり、 今日から休みだーーとテンションを上げていきたいところですが、 疲れきってるのと、 仕事の反省点が多すぎるのとで、 いまいち上がりません……。 とはいえ、 一応メロンと生ハムと赤ワインで宴っぽいセットにしたことですし、 湿っぽい反省会のような文章はやめて、 今後の展望的なことを少しだけ書こうと思います。 今後は仕事(というか修行?)にもっとのめり込むため、生活習慣を含め色々とガラッと変えていこう

          星の王子様

          5月5日(日) もはや今日がなんの日なのかも分からないが、とにかくあと1日だ。めちゃくちゃ疲れている、かと思いきや、意外とそうでもない。昨夜気を失うように10時間近く寝たからだろうか。あるいは感覚が麻痺してしまったのか…。 今日は、一人で来てカウンター席で『星の王子さま』を読んでいる女性のお客さんがいた。声をかけたかったが、次の瞬間にはもう忙殺されていてそれどころではなかった。まあ読んでいる人と出会えただけでも嬉しかったし、別にこれでよかったのだとも思う。声をかけるとしたら

          ブルーベリーだけが癒し

          5月4日(土) 休みまであと2日。そろそろ疲れが出てきてしんどい。ブルーベリーだけが癒しだ。見ているだけで癒される。特に冷凍のブルーベリーは、美味しいという言葉がこれほど相応しい食べ物はちょっと他に思いつかないくらい美味しい。暖かくなって、冷凍ブルーベリーがおいしい季節になりつつあるのはいいことだ。コーヒー屋としてはアイスコーヒーの季節、と言うべきところかもしれないが、まあ実際のところ冷凍ブルーベリーとアイスコーヒーさえあれば、夏は越せそうだ。

          ブルーベリーだけが癒し

          本当のGWとは何か

          5月3日(金) 今日もお疲れゴールデンウィーク。そしてなかば現実逃避気味に日記を書き始める。ゴールデンウィークが終わったら、1週間ほどの休みが来る。そこからが本当のゴールデンウィークだ。地元に帰って羽を伸ばし、友人たちとも会える。だからこれは日記というより、カウントダウンに近いのかもしれない。だから頑張れ。ほらゴールデンウィークが、また一歩近づいた。

          本当のGWとは何か

          横に長いやつを集めてみた

          あああ GW…… ああ… だめだ… 忙しすぎる…。。

          横に長いやつを集めてみた

          純喫茶ラテン

          都おどりの帰り道、たまらず純喫茶ラテンへ駆け込む、飲まず食わずの一時間を過ごし、観劇なので当たり前だが、喉の渇きと疲れをコーヒーで癒やしたかった、甘いものも食べられるとなお良い、そんな僕を待ち構えていたかのように入口に立っていたラテンスタッフと目が合い、奥へと導かれる、本当に、待ち構えていたかのようだった、 ケーキセットを注文、 ケーキはラズベリーショコラ、ベリーの程よい酸味と、しっとりしたチョコの甘さが溶け合い、疲れた身体に染み渡る、ああ、沁みる、 コーヒーも沁みる、