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me and my xmas. vol.3

生まれてこのかた暮らしている愛する北海道と、義実家のあるニューヨークのブルックリンでの二拠点生活と、今とこれからのわたしの暮らしごと。

ミックスカルチャーのバックグラウンドを持つ子どもたちの日本での子育てがひと段落しそうなころから、少しづつスライドするように、よき相棒だった元保護犬と高齢親の介護サポートがはじまって、つい先日、愛犬と母を立て続けに見送りました。

はて
さて

わたしの50代後半からの再スタートの記録。
まずはロゴスの世界からこんにちは。


先日は太陽磁気の影響で世界のあちらこちらでオーロラが見えたみたいですね。Xの情報で北海道でも見えると知って、我が家の船の甲板みたいな形のベランダにカメラをタイムラプスに設定してもなお気になってしまい、コツコツとベランダに出ては空を見上げてみましたが、我が家の地域からは少し北側の空が気持ちダークピンクがかった紺色に見えただけ。地震で北海道全域ブラックアウトした時は星がとっても綺麗だったので街の明かりがなかったら少しは見えたかも。北海道では名寄市や石狩市などできれいなピンク色がみえたようでした。しかし改めて宇宙ってすごい!地球が太陽の影響を受けているのを視覚で体験できるなんて。見れなくても世界のどこかでは見えているなんて。ワクワクしてとても楽しい時間になりました。


オーロラが見えるかもと言われていた日の
昼間の空の様子  不思議な雲



xmas xmas

このコーナーには国内のこと。最近のきらめきや心と身体のことや、日本ベースでの子育てのこと、わたしのおすすめや、思ったこと、これからのことを書いていきます。


山菜バンザイ

北海道では春のこの時期、山に入って遭難してしまうお年寄りのニュースの多いこと!なんで性懲りも無く入山しては子どもみたいに迷子になっちゃうの?と毎年恒例の風物詩みたいなニュースをTVを見るたび若今頃は思っていました。

でもね、この山菜。
迷子になる理由は下を向いたまま、ただひたすら山菜に導かれながら採るのに夢中になってるうちに自分の居場所がわからなくなるからなのですが、健康で若いうちはわからない、プチ弱り気味の御老体にしかわからない起死回生の一発みたいな効果が山菜にはあるんですよ。

しかも山に入ると土から立ち上ってくる春の野生を成長させるエネルギーみたいなののせいか?ものすごく元気になるんです。歩けて元気な自分にうれしい、つい無理が出来てしてしまうというのもあるのかもしれない。

わたしは四捨五入するともう60歳。イオンのシニアカードを持てる年齢です。笑

いま20代の我が家の子どもたちが、むかし山の小学校に通っていた頃、春の登山遠足で学校近くの登山コースのある山に行って、途中お決まりのある場所で、道なきコースを登ってみようというのがありました。

笹が一面に生えている100メートルもないくらいの斜面を子どもたちが先生や保護者とともに登っていくのを経験するのですが、いきなりひょっこりそういう場所で山菜エプロンをして大量に山菜狩りをするお年寄りに必ず遭遇するのです。

もうその方たちの様子は「猛者」。

ここまで登ってくるにも疲れるっしょ?!と思うのですが、これ一体どうやって持って帰るんですかと思うほどの大量の山菜。
だいたい皆さん、ほんの2〜3人で来ている方が多いようなんだけど、本当に驚くほどお元気。

秋の落葉きのこ狩りもそうですが、この北海道の熊さんたちの活動時期とバッチリ重なってる山菜狩りの時期。道産子なら知らないはずはなかろうに、彼ら野生動物のホームの場所で、どこかに熊の呼気を感じながらも、やっぱり敢えて山に分け入っていってしまうのには相当なにかあるんだろう、とは思っていました。

さて、実は、かくいうわたしも長いこと半農半Xに憧れて満を辞して半農半ライターとしてやっていこうと数年前に新規就農者の方たちに混じって農業の入り口を一年間学んだのですが、わたしは軟弱すぎて体力が圧倒的に足りないこと思い知り、いさぎよく断念(笑)。その後は子どもたちの山の学校の繋がりで休農地をお借りして家庭菜園をしているのですが、この場所の路地に山独活(ヤマウド)が生育しているのです。

ある日、山菜マイスターの夫を持つ妹のススメで山ウドを天ぷらにしてみたところ、その日から山ウドの虜になってしまいました。
それまでは、王道のタラの芽が一番だと思っていたのですが、この日を境に山ウドにしか興味がなくなり、リラックスのために行っている自然散策の時間は完全に目がついハンターモードに入ってしまい休めない(笑)。

北海道では道の駅、もしくは農地あたりで車を少し走らせると必ずある農家さんの直売所などでも山ウドは元より様々な山菜が売られていることが多く、本当に道産子で良かったなあとしみじみ思う瞬間です。

近い将来、自宅兼お店を山のあたりで持ちたいなどと思っているので、その暁には山ウド畑を作って、どんどん増やして、揚げて揚げて揚げまくります、天ぷら。

山ウドは、カリウム、葉酸、アスパラギン酸、クロロゲン酸、ジテルペンアルデヒドなどが含まれており、 疲れにくく、抵抗力を保ち、抗酸化性があり日焼けによるメラニンの抑制に効果があるそう。 また、血液循環をよくし、疲労回復に効果が期待が出来るらしい。

また、中医学では、発汗、解熱、鎮痛、抗炎症、駆風、利尿などの作用があると言われ、漢方薬にも用いられているそうです。

だから食べるとチカラが漲るし、お酒のつまみにしても翌日残らず身体がスッキリしているのかもしれません。

わたしは、片手にきりっと冷えたビールを飲みながら、ただひたすらに山ウドの天ぷらを次々と揚げなからカリッと揚げたのにお気に入りのゲランドの塩を少々振りかけたのをツマむのが至福すぎて、、、。

山深くに分け入る気持ちはまだまだ若輩者の50代ですし、今のところ毛頭ありませんが、10年後にわたしもうっかり山に引き寄せられるように入山するときには必ずGPS(山は携帯電話が使えないこと多し)を購入し、笛などを携帯し、目立つ服装をして、熊スプレーの使い方を習得し(風向きによってはカプサイシンスプレーを自分で浴びることになるそうで)を持参して万全の体制で臨みたいと思います!!


愛しい山独活と笹の子


ますます

国外、アブロード的なこと。ミックスカルチャーな我が家のわたしから繋がる海外を。

今年からは下の子の進学に合わせてニューヨークとの2拠点生活もはじまります。


my precious one


ニューヨークに住んでいると犬を連れた人によく出会う。公共の場所はほとんど一緒に行けるので犬好きには優しい(猫はお散歩しないから見かけないだけで猫好きもたくさんいる)街だと感じます。公園やドッグランが多く、犬たちも楽しそう。また犬のお散歩を仕事にしている人もいて犬の飼い主さんかな?と思ったらDogwalker(ドッグウォーカー)と呼ばれる人たちだったりします。

ニューヨーク州では繁殖施設でのペットが劣悪な環境にさらされている施設から動物が供給されるのを食い止めるために、法律でペットショップで犬、猫、ウサギの販売が禁じられることになったとか。

日本でも度々問題になっているこうした悪質な繁殖業者では、動物が虐待されたり、病気のまま飼育されたりしていることが少なくなく、そうしたペットが消費者に販売されることで飼い主は思わぬ治療費を支払う羽目になっている、といった飼い主側からのクレーム批判が寄せられていることにも起因しているらしい。

そう考えると日本も飼い主が泣き寝入りせず声を上げていけば、更に言うなら例えば購入からわずか数年で亡くなってしまったり、謎の病気になってしまった時に泣き寝入りせずに、消費者センターなどに苦情を入れるだけでも、データが積み重なれば悪質業者排除に繋がるのではないかとも思った。

同様の法律を導入している州は、カリフォルニア州やイリノイ州も含め、すでにいくつか存在するそうだ。

世界中でここ数年の間にコロナ禍などもあってか、満を辞して人間以外の家族との生活をスタートさせた方も多い。

日本も例外ではなく、犬や猫、ウサギやモルモット他、いろんなかわいい家族との生活ぶりを楽しむ皆さんの様子を見かけるたびに、こちらまで幸せな気持ちをもらいます。たまたま道でかわいらしい関わりを見かけて無言で通り過ぎていても、間違いなくそれだけで心はあたたかくてありがたく。出かけた先に赤ちゃんがいると一気にまわりの空気が清められる感じになってお年寄りが群がって来るのにちょっと似ています。笑

本屋さんにはペットの本の種類と奥行きが圧倒的に増えたし、InstagramやYouTubeではペットとの生活を楽しむ人のチャンネルの再生回数が伸びている。

ああ、生きものどうしお互いに助けたり助けられたり、とってもいいなあってしみじみします。

今年の初め、飛行機事故で乗客の方の小さな家族が貨物扱いで助けられなかったニュースに俳優の石田ゆり子さんが公で話したことに対して、世間の非難の声が集まったことは、わたしにとって大きな驚きでした。
わたしは石田さんと同じ意見だったからです。
ペットを飼っているのかいないのかよくわからないSNSやニュースの中にいる人。
このことで、わたしは少しだけ人間不信になっていました。

でも、道ですれ違うワンコのお散歩中のウンチを拾ってお尻を拭いてあげるする人、可愛い猫ちゃんとの生活をする人、お店でペットフードをどれにしようかあれこれ悩む人、病気の子を寝ないで看病する人、いろんな皆さんの愛らしい姿に出会うたびに、ああ、いろんなことはあるけど、みんな口に出さないだけで、自分のうちの子を愛しているし、愛情を注いでいる人がこんなにいるじゃないか、人間って捨てたもんじゃないなあって思う。やっぱり人間っていいなあって思うのです。

そして世の中には自分の大切な家族が犬や猫以外いない人も一定数いるんですよね。引越しなどの移動ということもある。うちは義実家がアメリカのニューヨークなので本帰国することになった場合はどうしても飛行機に乗せなくてはいけない。

でも例えばアレルギー持ちの方のことを考えるに、我が家の娘は今は大人になって免疫力がつきましたが、生まれてから小学校の低学年あたりまでは、近くに犬や猫がいると呼吸が苦しくなり始めるくらいの中度以上のアレルギーでした。
あの密閉された狭い空間にアレルゲンがあることを考えただけで恐ろしい気持ちになる方がいるのも心底理解できます。

それならば選択肢を増やして、例えば1日のうちの乗客が比較的少ない時間の数便を『ペット同乗便』にするといいのではないかと思うのです。
ペットを飼いたくても今は事情があって飼えない人もいるはずで、犬や猫がちょっと足りていない(まあ私もそうですが、昨年11月に愛犬を亡くしたので)、そういう人が乗れるちょっと楽しい旅の彩りの便にもなると思います。

ただし緊急時には『ペットと避難する人は優先順位は最後』というリスク条件付きにすればいいんじゃないでしょうか。実際ペットという言葉を使うことがないくらいその存在を人間と同じに感じている、緊急時も最期まで一緒にと思っている人も中にはいると思うのです。

つい先日外国で氷の割れ目から水を飲もうとして誤って川に落ちた愛犬を救おうとして亡くなった方のニュースを見ました。これはもう胸が張り裂けそうな気持ち読みましたし、万が一、うちの愛犬がそうなったらわたしもそうするかもしれないなとふと思いました。

世界は多様性の広がりを受容する様な方向に向かっています。
インバウンドが増えてその恩恵を受けながら、いろいろな場面で日本は更に世界のレベルに引き上げられていくのだと思います。

いろいろな状況にある人に多様な選択肢がもたらされるといいなあと思います。



美味しいイチゴパフェと素敵な蘭園







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