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春の高ソメキャンプ②〜夕暮れと志賀高原ビール〜

春の高ソメキャンプの第二話です。

最近は毎日早く会社から帰ってきて家事をしてからその後に仕事し、朝はTeam Necoに4時に起こされご飯をあげるという忙しい日々を送っているため、なかなか筆がすすみません。
この生活はGWまで続きそう。
あと一週間頑張れ自分。

前回はこちらからどうぞ。



久しぶりに燻製を

今回は朝ごはんにスキレットを使う予定があったので、久しぶりにおつまみとして燻製を作る事にした。
食材はブロックベーコンと鶏のササミとミックスナッツである。
私の中の燻製最強の組み合わせ。
後はチーズも入れたいところだがそんなに食べられないと思ったのでやめてしまった。

スキレットにアルミホイルを敷いてからスモークチップを置く。
そして、網の上に具材をのせて蓋をして火にかけ、後は煙が出てきたら火を弱めて酒を飲みながらただ待つだけだ。

煙の先には少しだけ傾いた陽に照らされる乗鞍岳が見えるという最高の景色。
この景色を見ているだけでも酒が進む。
なんて贅沢な時間。

15分ほどで燻製は完成した。
これを角ハイボールを飲みながら頂く。
氷を忘れてしまったのが残念だが、スモークされた良い香りのベーコンに粒マスタードを付けて食べるとこれがハイボールにとても合う。
粒マスタードが有るのと無いのとでは大違いである。

良い色に仕上がっている
この景色とツマミと酒があれば間違いない
やはり粒マスタードが無いとね

キャンプ場内の春を見つける

このまま飲み続けると晩御飯までに酔い潰れてしまうので、場内を少し散歩して春を探した。
このキャンプ場には湿地があり、そこに水芭蕉が群生している。
また水芭蕉かと思われるかも知れないが、湿地に咲くこの白い花が好きなのだ。

ここは多くの水芭蕉が群生している
この一輪が可憐

後はぶらぶらと場内を散歩したのだが、ところどころにふきのとうが芽を出していてとても美味しそうなのもあった。
残念ながら食べなかったけど。

まだ花咲いていないのが美味しい
対岸からのサイトの風景
遠くでワッシーがフェザースティックを作っている

サイトに戻ると太陽がかなり傾いていた。
時間ごとに色々な景色を見ることができるのでキャンプって楽しい。

良い眺めだ

ちなみに、お供のワッシーのサイトはというとこんな感じで結構人気な6番サイトなのに小さなテントひとつしか設営されておらずもったいない。
きっと、他のサイトの人たちに「なんだあんな良い場所にもったいない」と言われていたことだろう。

基本私のところにいるので寝るだけのテント
それにしたってもっと何かやりなよと思う

夕暮れのお楽しみ

そうこうしていると日が暮れてきた。

テント越しの乗鞍岳

夕暮れと言えば山を綺麗な夕日を見ながら美味しいビールを飲まねばならない。
今回のビールは長野県の北信州にある山ノ内町の志賀高原ビールの木樽熟成山伏 blondeである。
ふるさと納税の返礼品で頂いたもので、ワイン樽で熟成されていて白ワインのような香りがするサッパリしたエールだ。

良いタイミングでビールが飲めた

このビールを飲みながら乗鞍岳に沈む夕日を眺め、ランタンにも火を灯した。
とても素敵な眺め。

ランタンの炎はやっぱりよい

日が暮れると流石にまだ山の上は冷えるので、念のために持ってきた灯油ストーブに火を入れた。
いらないかなと思ったが持ってきて正解だった。
薪ストーブを使うようになってから登場頻度が減った灯油ストーブだが、ちょっと寒くて焚き火も楽しみたい季節にはあったら快適性が増す。

この暖かさがありがたい

山の上のたこ焼き屋さん

日も暮れてきたので晩御飯にした。
今回の晩御飯はたこ焼きである。
暖かくなって鍋物シーズンが終わり、なにかのんびり温かいものが食べられないかなと思って思いついたのがこれである。

たこ焼きであれば普段料理をしないワッシーでも作れるので、私ものんびりと飲み食いできる。
生地は家で作ってペットボトルに入れてきたし、ネギはカットしてあるものを買ってきたので準備に時間がかからない。
キャンプにたこ焼きは合っていると思う。

ワッシーも「たこ焼き作るの楽しみだったんですよ」と言いながら作っていたが、初回のたこ焼きに天かすと紅しょうがを入れ忘れた、、、抜けているところがワッシーらしくて憎めない。

生地を入れすぎだろ
二回目は良い感じ
最高の晩御飯

ランタンと焚き火の炎を楽しむ

たこ焼きを食べ終えた後は焚き火タイム。
とても優雅な時間が流れ、炎に癒される。

炎の立ちが良い感じ

その焚き火を眺めながら、ツマミにそら豆を直火で焼き日本酒をぬる燗にしていただいた。
旬のものをうまい酒を頂くって最高だと思う。

焚き火しながらはぬる燗がちょうど良い


ちょっと焦げすぎか?

私が酒を飲んでいる横でワッシーには食後のコーヒーを焙煎してもらった。
強火すぎないか??と思ったら案の定ローストしすぎな豆が出来上がったのだった。
もう何回もやっているのに。
そういうところが憎めないワッシー。

焙煎は炭火か熾火でやりましょう

酒はもういいかなということになり、いかにも苦そうな豆を挽いてデザートと一緒にいただくことにした。
今回のデザートは「雪見だいふく」である。
キャンプの夜に雪見だいふく?と思われるかもしれない。
実はキャンプ場に来る途中で、デザートを買い忘れた事に気づきどうしようか考えた結果、キャンプ場にはアイスが売っているし、そう言えば100円で冷蔵庫が借りられたという事を思い出し、売店で買ったアイスを冷凍庫に入れおく方法を思いついたのだ。
我ながらナイスな思いつき。
仕事もこれくらい思いつきたい。

そんなわけで、夜の山の上で焚き火を眺めながら直火焙煎のコーヒーを飲むという贅沢行為に至った。
コーヒーは想像通りにとても苦かったが、雪見だいふくの甘さが合ったのでそれなりに飲むことはできた。
雪見だいふくに救われたのだった。

動画から切り出したので荒くてごめんさない

ちょっと星空を

焚き火を楽しんでいたらもう10時になっていた。
普段から10時30分に寝ている私はそろそろ寝ることにした。
でもその前に夜の乗鞍岳と星空を撮っておかなければならない。

この日は新月から4日しか経っていないので満点の星空になるかなと思ったが、月が意外と明るかった。
それでも、カメラと三脚を持って行って何枚か撮影したのだが、酔っていたからかソフトフィルターをつけ忘れてしまったので星が綺麗に撮れなかった。
やはりシラフで撮らなければいい写真は撮れない。

夜の乗鞍岳と三日月
思い思いの夜を楽しむキャンパー

そして10時30分には愛車N BOXにセットしておいた寝袋に入って寝た。
まだ寒いかなと思って電気毛布をセットしておいたのだが、暑くて途中で途中で電気毛布を切った。
もう春になったのだなとここでも思った。

つづく。


ひっぱってすみませんが、あと一回で書き上げようと思いますのでもうしばらくお付き合いください。


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