見出し画像

冬の星空と牛スネ肉の赤ワイン煮込みキャンプ 〜昼編〜

今回は2024年2月10日、三連休の初日かつ新月の日に、1月に続いて今月もふもとっぱらで冬キャンをし、雄大な富士山と薪ストーブで煮込んだ牛スネ肉の赤ワイン煮込みを食べて美味しいお酒飲んで、満点の星空を満喫してきたというお話です。

最近のキャンプ記事は一気に書いていますが、今回は昼編、夕宵編、明朝編の3回に分けますが、以前と相変わらず文章多め、写真多めでいきますので、写真だけでも見てください。ただ、今回はソロキャンではなくお供のワッシーと行くデュオキャンだったので、所々で写真を撮り忘れてしまったのが残念です。

また、今回掲載している写真は、写り込んだいろいろなものをAdobeの生成AIであるFireflyで塗り潰したので、実際の風景とは異なる箇所があることをご了承ください。よほどのふもとっぱらマニアしかわからないとは思いますけどね。

それでは昼編スタート



はじまり

今回のキャンプも富士山が見えるところに行くことは決めていた。贅沢な悩みと言われそうだが、キャンプ地の候補は浩庵とふもとっぱらだった。最初はふもとっぱらにしようと思って予約していたのだが、ふと浩庵の予約を見たらいい時間の枠が空いていたのでお悩みモードに入ったのだ。

しかし、この週の月曜日は関東甲信越地方で大雪となり、浩庵とふもとっぱらがあるエリアにも雪が積もった。それから毎日両方のインスタをチェックしていたのだが、浩庵は林間サイト駐車場までは降りられるようにはなったものの湖畔サイトはまだ車の乗り入れが出来なさそうだった。荷物の多いかつ軟弱キャンパーな私には、林間サイト駐車場に車を停めて、そこから雪の残る中で荷物を持って湖畔サイトへ行くのはとても辛い。「確か子供のソリがあったかな?」とも考えたが、私は無理しないのがキャンプを長く続けていくコツだと思っているので、今回は大人しくふもとっぱらを選んだ。浩庵はまた平日休みをとってのんびりと行けばいい。

雪の残るふもとっぱらへ

出発の前日に買い物を済ませ、車に荷物を詰め込んでおき、8時30分に家を出発した。我が家から今回のキャンプ地であるふもとっぱらへは高速を使って2時間ちょっとである。

もう何回も行っているので、通る道はナビ無しでも行けるし新鮮味もない。でも、やっぱり山梨に入るあたりから見えてくる富士山はテンションを上げてくれる。この日も天気は最高だった。最近のキャンプは天気に恵まれているが、天気が悪いと潔く止めるから当然か。

甲府南ICで高速を降りて、すぐ近くにある産直所「風土記の丘農産物直売所」に寄ってみた。いつもなら道の駅朝霧高原で地の物を買うのだが、毎回同じだとつまらないので、ふもとっぱらは静岡だけど、今回は山梨の地の物を買っていくことにした。中には野菜や地元の加工品、お土産などが売っていたので、お土産のお菓子などと、キャンプの夜に食べる「山梨と言えばコレ」というお菓子を買った。

賑やかさはないがお酒もあるし私は好きな感じ

この産直所で今回のお供である後輩のワッシーと合流し、精進ブルーライン走ってキャンプ地のふもとっぱらへ向かった。

精進ブルーラインの道脇にはまだ雪が残っていたが、路面はほとんどが乾いていて、危なさそうなところは塩カルも撒いてあったので安心して走ることができた。そして、精進湖まで行くと綺麗な富士山が見えてきてさらにテンションが上がった。

赤池の信号

ふもとっぱらへは11時前に到着したが、入り口には二列の行列ができおり受付まで10分くらい待った。待っている間に隣の列の車を見ると、ほとんどの車がノーマルタイヤだった。寒冷地に住んでいる身からすると雪が残るところによくノーマルタイヤで来るなとビックリしたが、雪が降った時に見る都会で車をスリップさせながら走っている映像を見ると普通なのかもしれない。

初めてのエリアに設営してお手軽に昼ごはん

ふもとっぱらへ入場すると前回よりも裾野近くまで冠雪した富士山が迎えてくれた。

毎回この景色には圧倒される

事前の情報で毎回設営している前方のエリアはぬかるみが酷いということで、今回は比較的空いていて地面の状態も良かったBエリアの端に設営することにした。ここは堆肥処理場の近くなのでオススメされないエリアだが、冬だったからか風向きが良かったからなのか全く臭いもしなかったし、雪も多めに残っていたので避ける人が多かったのだと思う。水道も近くにあるし、プライベート感もあって良かったが、強いて言えばトイレが遠いところと道路に近いので昼間は車の音が少し気になるのがデメリットだったが、それほど気にならなかった。

今回の設営場所はBエリアの端

薪ストーブを使うということと、デュオキャンだったのでテントはサバティカルのモーニンググローリーにした。簡単に設営できるし、居住空間も広くて快適で優秀なテントだ。実は浩庵キャンプ用にもう少し小さいT/Cテントを用意していたのだが、それはまだ今度。

今回の設営場所からの風景

ここで一つ目のニューギアの登場。
今回はいくつかニューギアを導入したのだが、その一つがWAQのリクライニングチェアである。前々から気になっていたのだが、購入に踏み切れなかった。しかし、鉄火さんの記事を見てどうしても欲しくなり楽天ポイントを使ってゲットしてしまった。

鉄火さんがいいと言うなら間違い無いだろうと思ってはいたが、広げればすぐに使えるしリクライニングもできるので車移動の人には快適だった。しかし、鉄火さんも書いていたが、ドリンクホルダーとギアケースの使い方が難しい。これは今後の課題にしようと思う。

思った以上に快適だったニューギアの椅子

もう一つ鉄火さんにつられて薪スタンドになるテーブルにも手を出しそうになったがのだが、ネットでペグを使った薪スタンドを見たのでこちらを試してから考えようと思い直した。そして、実際にやってみたのだが、安定しないので不採用かな。でも、何事も試してみるのが大事。

ペグを四本使った薪スタンド

入場待ちと設営場所を決めるのに迷っていたこともあり、設営が完了した時には12時を過ぎていた。今回は早めに宴を始める予定だったので昼ごはんチャチャっとカレーメシで済ませた。お手軽だがとても美味しく、カップラーメンと並んで日本の大発明だと思う。この景色を見ながら食べれば大抵のものが倍以上うまいが。

富士山を眺めながら食べると倍うまい

場内をちょっと散歩したらワッシーが・・・

お腹も満たされたので、場内を散歩して昼間の景色を楽しみつつ売店でビールとプリン、そして持ってくるのを忘れたパラフィンオイルを買った。オイルはなくても灯りには困らないのだが、これが無いとランタン越しの富士山が眺められないので私にとっては必須アイテムである。売店で買うと少々割高だがしょうがない。

ここからの景色は美しい

場内の道や多くのエリアは雪解けが進んでぬかるんでいて、普通の靴で来ていたワッシーはテントまで戻る頃には靴下までビショビショだった。普通は防水の靴で来るだろうと思うが、シュッとしているのに抜けているところが憎めないワッシーなのである。本当は夕方まで焚き火はしない予定だったが、濡れた足を乾かすために火を起こしていた。

近づけすぎじゃない?燃えない?

ちなみに、今回はちゃんと焚き火台も持ってきていたのだが、急遽焚き火がしたいと言い出したので、炭壺にもなる七輪を使った。久しぶりにこれで焚き火をしたがちょっと焚き火するには十分である。

そして、ここで二つ目のニューギアであるリクレクターの登場。
これはぺんたろー@ペンギンさんがオススメしていたので導入してみたのだが、確かに陣幕よりも暖かかった。設置も簡単なので寒い時期はこれが正解だと思った。私って人に流されやすい。

富士山と乾杯

受付時に「本日は強風予報なので気をつけて下さい」と言われたが、全くそのような気配はなく暖かい日差しが降り注いでいた。そして、もちろん富士山は綺麗。それならもう飲むしか無いよねってことで、売店で買ってきた「ふもとっぱらインディアンペールエール」を開けた。富士山を眺めながら飲むビールは最高にうまい。このビールはあまり聞かない「ペールラガー」だが、IPAよりもあっさりしていて飲みやすい。

グラスを富士山っぽいのにした

このビールを産直所で手に入れたわさび漬けをつまみに頂いた。わさび漬けは信州安曇野のものだと思っていたが、芦川でも食べられているということを知り、嬉しくなって買ってしまった。お腹に溜まらないので酒のつまみにはとても良い。

大人のツマミ

ディナーを仕込み、ツマミで乾杯

お酒も入ってさらに楽しくなってきた。
しかし、このまま飲み続けてしまうと料理が面倒になるので少し早いがディナーの仕込みを始めた。今回のメインディッシュは「牛スネ肉の赤ワイン煮込み」である。キャンプの前日が2月9日の肉の日だったこともありスーパーで美味しそうな国産牛スネ肉が手に入ったのだ。なぜ今回のメニューをこれにしたかと言うと、こちらも鉄火さんの記事で見たからだ・・・と思ったのだが後で参照させて頂こうと思ったら見つけられなかった。もしかしたら私の勘違いかも。

本日のメインディッシュの材料

今回はじっくり煮込みたかったのでダッチオーブンを使って作った。
乱切りにした人参、1cmにスライスした玉ねぎとセロリをダッチオーブンで炒めて一旦お皿にとる。そして、ダッチオーブンにバターを溶かしてから、塩胡椒して小麦粉をまぶした牛スネ肉を入れる。牛スネ肉に焼き目がついたらお皿にとっておいた野菜を戻して赤ワインを加え蓋をして薪ストーブで煮込む。30分くらい煮込んだら水とコンソメ、ミニトマトを加えてまたしばらく薪ストーブの上で煮込んだ。冬キャンプは薪ストーブでじっくりコトコト煮込むことができるから楽しい。

仕込みが終わったところで、ツマミを作り宴を開始した。
本日のツマミは、とり軟骨、レンコン、ポテトの揚げ物三種盛りである。とり軟骨はこちらも肉の日だったからなのか多めに肉がついているものが手に入った。レンコンは今が旬なのでお手頃価格でしかもうまいのがありがたい。

今回のツマミのポイントはTrader Joe'sのガーリックソルトである。
具材の水気をキッチンペーパーで拭き、先日部下がアメリカ出張に行った時にお土産で買ってきてくれたTrader Joe'sのガーリックソルトで味付けし、片栗粉をまぶして揚げた。このTrader Joe'sの岩塩シリーズは間違いがない。

USAへ行ったら是非お試し下さい
肉肉しいとり軟骨がたまらない

これらをツマミに頂くお酒は、こちらもUSA土産のIPAである。
これもTrader Joe'sで買ったらしいが彼は何をするためにUSAで行っていたのだろう・・・そういえば、連日IPAを飲んでいる写真が送られてきていたし、ビールを沢山買い込んだので、帰りの飛行機の荷物が重量オーバーになったらしい。本当に何をするためにUSAに行ったのだろうと思うが、成果は出してきたので文句は言えない。

USAは物価は高いが美味しいビールが飲めるし食べ物もうまいので羨ましい。しかし、日本人の胃袋は数日で崩壊してしまうが。私も10月に行った時は連日美味しいものを食べてビールを飲んでいたら三日目で崩壊した。

揚げ物にはビールが合う

夕宵編へ続く


昼編でかなり長くなってしまいました。
続いて夕宵編を書きたいところですが、今日はもう書く気力と体力がないので、次はどれくらいかかるか読めません。



この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

アウトドアをたのしむ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?