新聞を声に出して読んでみたら

最近、会社で日経MJという新聞をとってるので読んでいる。

新聞を読む習慣のないぼくでも、興味を持ちやすい内容で面白い。でも、新聞ってエンタメ性が薄いので飽きてくる。

ただ読むだけではつまらないので、感想をぶつぶつ声に出しながら読んでみた。


「クラフトビールか…
お酒飲めない分、少し人生損してるかもなぁ。
まぁ、逆に飲んで人生損する人もいるのか。」


声に出してたら、自分の声に感化されて記事が興味深いもののように思えてくる。新聞がエンタメ化してくる。


最近はAIとかメタバースの記事も多く、想像力を掻き立てられる。

中国のバーチャルヒューマン「AYAYI」はSNSのフォロワー数が60万人以上いるらしい。

たしかに、盛りに盛った人間の画像より、バーチャルヒューマンの方がよほど人間っぽい。何をもって人間というのか。バーチャルの世界だと、もう分からない。


そんなことを全部口に出してしゃべってたら、周りの同僚がぼくの独り言に乗ってきたりする。


「SHEINってすごい伸びてるんだなぁ。でも何でこんなに安くできるんだろう。なるほど、自社製造で自社倉庫から発送してるんだ。」

「俺はそんな安物の服は着ない。どうせ品質が悪いに決まってる。」


独り言から会話が生まれるって不思議。　


「え、ドトールも値上げするんだ。どこも値上げ値上げだなぁ。」

「そういや、今日からかつや安いらしいよ。」


聞いてないのに教えてくれる。
新聞に限らず、何でも口に出しておくといいのかもね。