無料だから、という理由で漫画を読むべからず

GWに帰省したが、暇である。テレビ番組も面白くない。じっくり本でも読めばよかったのだが、ジャンプ＋で無料で読める作品を読み漁ってしまった。

ここ近年、インターネットで無料で読める漫画が爆発的に増えたように感じる。無料開放しているのは宣伝を目的にしているのだろうが、採算が取れるのか心配になるくらい無料解放している。出版業界も必死なようだ。

ただ、休みをジャンプ＋に費やすのは良くなかったな、と反省している。漫画ばかり読んでいたことを反省しているわけではない。「無料だから」という理由で漫画を読んでいたことに反省しているのだ。「無料だから」という理由で漫画を読むのは、作品を楽しむというより、漫画を時間を潰すために「消費」している感覚である。漫画は作者が全身全霊で生み出した作品である。そのような作品を雑に扱うのは忍びない。

私はエンタメ作品を楽しむときは単なる娯楽として消費するのではなく、作品を存分に楽しみたいと思う。最近は映画を早送りで視聴する人が増えているらしいが、私はどれだけ忙しくても早送りで映画を観たくないと思う。

Amazon.co.jp: 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書) 電子書籍: 稲田 豊史: Kindleストア

無料で読める機会を利用して漫画を知るのは良いと思う。ただの時間潰しのために無料で読める漫画をダラダラ読むのはやめようと思う。

Kindleで購入した漫画の冊数を数えていたら112冊もあった。Kindleはワンクリックで気軽に購入できてしまうのが恐ろしい。一度、一日に3万円分の漫画を購入したことがある。クリエイターにお金を落としたい気持ちはあるものの、買い過ぎには注意したいところである。