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写真で語る莉の対。




言葉で伝えたいことが沢山あります。


それと同じくらい、僕たちが見た世界を写した写真で伝えたい事も沢山あります。


映画『莉の対』にとって「写真」は大切な要素の一つとなっています。


「写真の町 東川町」からご支援頂けたのもそれが大きな理由だと思っています。


そして、莉の対のクルー達はみんな写真やカメラが大好きで、それぞれ可愛いカメラを持っていたりします。そうでなくても、i phoneで色んな写真を撮ってくれました。


これからご紹介する写真の数々は、クルー達が撮影期間中に撮ってくれたものになります。全員の写真の集大成がここにはあります。


10人の目で見た、十人十色の世界。

僕にはこの投稿が一冊の写真集のように大切なものになりそうです。



順不同ですが、お時間ある時に眺めて見て下さい。

これが僕達が作った『莉の対』の behind the scene(本編の裏側)です。








白の世界
2023年 初日の出
 Hello 2023
お約束の初日の出ジャンプ
吹雪の中での着替えは凍えました

この日の撮影は、おそらくクルー達にとって最も過酷だった撮影かもしれません。長時間外で待機してもらって、芯から冷えたと思う。それでも誰一人体調を崩す事なく走り切ってくれました。

宿舎で撮ってきた映像を確認する至福の飲み会 笑
みんなで料理する時間もまた楽しいひととき
部屋に帰ってきたらそれぞれの部屋に表札ができていました
軽トラの荷台で食べるパンは世界一
真斗のロッヂ

今作における、最も大切なシーン。と言っても過言ではないシーンを撮影していた日。圧倒的に美しい星空が広がっていました。

i phoneで撮ってこの迫力

莉の対は、夏も秋も冬も、そして北海道も、全て神様のお力添えがあったかのように天候に恵まれました。

そして大切なシーンを撮影している外では満点の星空が輝いていた。

何か見えない力が働いているようにしか僕には考えられません。


あ、鹿ちゃん!
おしりのハートがプリティ。
制作部が炊き出しを行なってくれました
その顔はもうお母さんなのよ
麻婆丼が美味しすぎました
空港で、この旅最後の全員でのショット
フェリーで集音。
初の旭岳登頂制覇!
僕たちを支えた2台の車

この旅で一つの大きな問題点だった、僕たちの「脚」

僕自身、たくさんの方に協力を要請しましたがなかなか実を結ばず苦労しました。それでも相方の彰夫がなんとか破格で貸して下さる会社様を見つけてくれました。

デリカとグランドキャビンのおかげで10人のクルーとキャストを最後まで走らせることができました。

北海道トラベルレンタカーの佐藤さん

破格で僕たちにこの素敵な車達をご提供下さいました。

旭岳の頂上での撮影

恐らく、旭岳の頂上で映画の撮影をしたのは僕たちくらいじゃないでしょうか?

自主制作の映画では、間違いなく僕たちだけでしょう笑

燃えるような夕日
やり切った男達の図

と言うと大袈裟ですが、無事に旭岳の撮影を終えた後のロープウェイでの1枚。

僕のシネマカメラ

僕にとっての宝物。マイナス0度までは耐えれる、というカメラですが、マイナス20度を超える世界で酷使しても動いてくれました。

僕は絶対に動くと信じていました。

こんなにボロボロになっても、僕の想いに応えてくれたこのカメラは、やっぱり宝物だ。

宿舎でのひととき

この場所が一番落ち着く。

と彼は言いながら、翌日の芝居のシミュレーションをしていました。

その姿は、僕にとって心地良いものでした。

東京についてもしむかっぴーTシャツは脱げない
初のスノーシューはガイドさんにつけてもらいました
雪がふわふわすぎて雪だるまを作るのも一苦労
ロープウェイから見える景色もまた絶景
制作部が炊き出してくれたカレーと豚汁
僕たちが登った旭岳
麓まで行くのも一苦労
ガイドの皆さんの儀式?らしいです笑
雲よりも高く、ドローンが舞います
雪山での活動はどっと疲れるんです
笑顔がアオハル
広い雪原での撮影
圧倒的スピードで走れる私
彼方に見えるは大雪山連峰
ここでの撮影は全てが映えました
駅舎での撮影
何気にお気に入りのシーンなのです
駅舎の外から狙ったのは正解でした
モニターチェック
富良野の立ち食い蕎麦

30分しか富良野に滞在する時間がなくて、美味しいご飯をゆっくり食べさせてあげたかったけど、立ち食い蕎麦でごめんね。

北海道に行ったからには美味しいものをクルーのみんなに沢山食べさせたかった。

旭川空港にて。寒すぎた朝イチの撮影
診療所での撮影
気持ちのグラデーションが難しいシーン

僕にとっては大切なシーンでした。

一つ一つの気持ちを整理して

綿密な演出をつけました
おじいちゃんなんよ
移動中は貪欲に眠る
大切な機材を暴風雪から守ってくれました
酒と美女
りしり

東川町で名店と言われる「りしり」というお店で中打ち上げ。

本当に料理全てが美味しかった。

この日は一人でお留守番しながら制作業務をしてくれた若奈
写真部を結成してみんなで撮影会
写真部のひとときですが、何をしているのか忘れました笑
雪山での撮影。寒かったね。
写真で見るより実物の方が壮観な景色でした
ガイドの大塚さんと
荷台でウェイ!
綱渡りのような感情
いい笑顔のタカラ氏
団子4兄弟。かわいいね笑
動きの段取りをつけながら、本番へと。
ガラガラだったロッヂ内を制作部が筆頭に飾り付けしてくれました
ロッヂ所有者の黒井さんに暖炉の付け方を教わりました
この暖炉だけでは寒すぎてロッヂにはいられません
たった一人の録音部 孤軍奮闘です
ブームポールを持つ姿がカッコよかった湯浅さん
キッチンに隠れながらエナジーチャージ
夜の撮影
佳織が最高の照明を作ってくれました
暖炉前のシーンはみんなノっていましたね
村の唯一のコンビニ ハマナスさんでの撮影
ロッヂ内でお食事タイム
雪の中で食べるどん兵衛は世界一美味しい
食べる
食べる
どん兵衛のつゆで作ったハート

顔に似合わずかわいい事をする撮影監督のなかしー。

どん兵衛のつゆでハートを描いている姿を見て

やってんなぁ!と突っ込んでおきました。

ユウユウの森にて

この撮影地に冬場は決して行けません。

だけど、どうしてもこの場所で撮影をしたくて、無理を言って除雪機を1台チャーターしました。

除雪機

こんな巨大な除雪機を、僕たちの撮影のためだけに使うなんて、贅沢極まりないです。

朝から6時間くらいかけて除雪して下さった鈴木さんには感謝しかないです。

莉の対のためだけの道ができました。

ですが、除雪後もそのロケ地に到達するためには車では行けず、結局僕たちはショベルカーとスノーモービルで向かいました。

スノーモービルと阿部さん
ショベルカーと黒井さん
まさかこの箇所に乗って移動とは思いませんでした 笑

30分くらいかけて、ユウユウの森まで運んでもらいましたが、こんな経験二度としないだろうと確信しましたね 笑

シルエットが美しい
映画だな。
スケートリンクじゃないですここ。

このロケ地は僕が初めてこの場所を通った時から絶対に入れたいと考えていました。

時間の都合で撮りたいカットの全てを網羅できなかった事が悔やまれる。

それでも、予定していたものとは違う良いカットが撮れた。

ピース
YUKA & KAORI 撮影腕章s!
一生懸命ついてきてくれた背中が愛おしいです
かわいいなって。
宅飲み
大学生か!と言わんばかりの乱雑さ加減 笑
朝日が気持ちいい中での早朝撮影
監督補として走ってくれた彰夫も北海道では誰よりも台詞量が多く苦戦していました
氷柱女子
軽トラ男子
クスっとするシーンも。
スライダーの代用

スライダーと言う撮影手法があり、プロの現場ではそういう機材があるのですが、僕はスライダーなんかいらんやろ!と言って機材を買ってやる事ができず、

でも夏撮影あたりから「スライダーやりたい」と言い出して、どうやったら機材無しで同じ効果を得られるかを工夫しよう!ということで、様々なやり方でスライダーを実現した撮影部にはマジで拍手。

軽トラの上でチル
ロッキンチェアに揺られて
セブンスターの木

美瑛にはマイルドセブンの木やセブンスターの木、クリスマスの木など様々なスポットがあるんですが、なかしーが、じゃあマイルドセブンに行きましょう。と言うので、却下してセブンスターにしました。

夕焼けに間に合い、素敵な景色を見る事ができました。正解!

セブンスターズ
占冠村最終日

東京に向けて出発の朝

占冠村でお世話になった阿部さんファミリーと黒井さんと最後のショット。

この方々の優しさは忘れられません。

黒井課長

真斗の家(ロッヂ)を貸して下さっているニニウファームの黒井さん。

阿部さんキャスティングで役場のシーンに出演して下さいました♬

あまりにも見た目が俳優なのでびっくりしまして、監督として普通に俳優に求めるレベルの演出をつけてしまいました。大変失礼いたしました笑

この方、羊飼いです。

こんなカッコいい羊飼いはズルい。

松岡東川町長を囲んで

めちゃくちゃお世話になった東川町。
細かいところまで僕たちをケアして下さった小西室長と共にみんなでお写真を撮って頂きました。

キンコ岩の前で
人生初アイゼン

アイゼン、ピッケル、ザック 名前くらいは聞いたことがあるけどそれが何なのかすら知らなかった。

このアイゼンという靴のおかげで、頂上まで到達することができました。

かなり重い機材を扱いこなすエリカ
素敵なスチールも沢山撮ってくれたなかしー
雰囲気があまりにも素敵な美馬牛駅
JR北海道様のご協力の元撮影が実現した富良野線車内
ちどりハイヤーさんにタクシーのご協力を頂きました
旭川空港

まさか空港さんから撮影許可が下りるとは思わず、さすがに嬉しかったです。ご対応くださった森崎さん、ありがとうございました。

そしてAir Doさんからも機体撮影の許可も頂きました。

恵まれていますね、本当に。

一瞬で凍るくらいの寒さの中での旭川空港撮影
旭岳の頂上にて
森さん夫妻

僕が北海道を開拓できた一番最初のきっかけを下さった森さん。

人と人が数珠繋ぎでつながっていく事の奇跡を僕は目の当たりにしました。

僕にとってパワースポットであり、絶対に忘れられないお方なのです。

パワーをもらいに、そして、ただ大好きな人に会いに行くという気持ちで会いに行ってきました。

男は黙って鍋でしょ
愛すべきキャメラ達
阿部さんファミリーと新年会
トミー、最終日
厳しい寒さの中での初の占冠村撮影
またこの3人で雪国に来れて嬉しかった
いざ、参らん青森!!!
キュートな笑顔
函館での撮影
集音も抜かりなく

北海道に来て、初の撮影。

まだ体が寒さに慣れておらず、凍えながらの撮影になりました。

これ、元旦です笑

初日の出に向かって、莉の対が無事クランクアップしますように
愛すべきキャメラ達
年越し蕎麦

2022年12月31日23時58分頃に購入できたギリギリ蕎麦でした笑

全員で挑んだ旭岳





ラストシーンに向けて。
ラストシーンに向けて。
YUKAさんとエリカ、プロの二人に施してもらいました



ラストシーンに向かう
最後の撮影















莉の対













ずっと僕達を支えてくれたアオ兄
松下光莉役 鈴木タカラさん クランクアップ
佐藤慎也役 監督補 池田彰夫 クランクアップ
内海真斗役 監督 田中稔彦 クランクアップ


最終日の朝、アオ兄が僕の部屋にやってきて、なんだか熱い言葉をかけてくれました。

その言葉を聞いて、一人で泣いちゃいました。

けど、なんて言われたか、全然覚えていません。

泣いたことしか。



そしてクランクアップの瞬間。



泣くかもなぁ。

と思っていましたが

相方が先に泣くもんで、つられてしまいました。




1年間、しんどかった。

バグるくらいしんどかったけど

その倍は楽しかった。

それの倍は幸せだった。

相当しんどかった倍幸せだったって事は、かなり幸せだったという事です。




打ち上げ
全員お揃いのしむかっぴーTシャツで♬
熊肉!!

観光協会の相馬さんがご用意して下さいました♬

熊とったっぴー!
熊肉のすき焼き

相馬さんがすき焼きの他にもジンギスカンも作って下さいまして、肉肉肉のオンパレードで食い倒れました♬

阿部さんの奥さんのみどりさん特製 鹿肉シチュー

ほっぺたが落ちまくりでした。

人生で食べたシチューで一番美味しかった。




誓いのチャミスル、解禁。

https://note.com/wwjdwwjd1216/n/nc20489864c4d

4月に「クランクアップするまで禁酒する」と誓って以来、1滴もお酒を飲んできませんでした。

もちろん、乾杯の1杯目はチャミスル一気飲み。

結果↓

撃沈

寝不足と疲労と空腹の3段パンチにより、チャミスル1本で完全に撃沈しましたね笑

まあ最初からこうなることは分かってたけどね。

それでも、楽しかったのよ。打ち上げ。





これは完全に後付けですが


僕はこの笑顔のために


全てを賭けてやってきた甲斐があったと


思えるんです。


たった10人そこそこですが、


それでも、人の笑顔が見れるのは嬉しいですね。






ここから、第二章の始まりです。

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