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東京冬撮影 完

もうあと23時間で今年が終わる。




なんて事を微塵も感じない年の瀬の日々を送っています 笑




マンションのエントランスに飾られている物がクリスマスツリーから門松に変わった時に年末を感じました。








怒涛のような撮影の日々。




たった今帰ってきました。大晦日になる1時間前にようやく撮影が終わり、ギリギリ仕事納めができた、かのように思えます。





なんでこんなスケジュールにした?と自分の読みの甘さには常に驚きと驚きと驚きしかないです。

じゃあどうすべきだったか?への回答は

最初から長編映画なんてやらなきゃ良かった

だと思います。






馬鹿だからできる。という読みだけは今日この段階までは当たっていると思います。



限られた人員と資源と知識でこの長編映画を作ろうと思ったら至極当たり前の事なんですが

一種の狂気がないとできないもので。








絶対完成させる。

と決めた以上


泥沼でも這って行くつもりで進んでいます。

あ、川は入りましたね。


水温何度だろう。

帰ってきたら、案の定、全身がどろどろでした。







キャスト達にもクルー達にも、ご協力下さってるロケ地の皆さんにも申し訳ないくらいバタバタしてしまう時があります。



今目の前で撮影しているのに使っているCPUとは別脳を使う

瞬時にジャッジをしないといけない瞬間が何度も訪れます。



撮影を打ち止めにして追撮にすべきか

妥協してシーンの欠番を検討すべきか



様々な事が頭をよぎります。

作品のクオリティを下げてでも今の楽と安全と安心を取るべきか

それってみんなの幸せなんだろうか

妥協点はどこなのか

それとも、止めるべきなのか。




これまでご協力して下さった沢山の方々の顔が浮かぶわけです。

「頑張ってね!」って。

本当に沢山の方の支えあってここまでこれています。




止まる訳にはいかん。





僕が撮りたいものを撮るために、

僕が見えないところで制作部が動いてくれていることを感じています。

もう彼ら無しでは絶対にここまでこれなかったと思います。



各セクションのクルー達も、自分の仕事の範囲を超えて動いてくれます。

なかなか泣ける画ですよ。

それを撮りたかったくらい。










秋の撮影が終わり

「あと70ページ!!!」

となりましたが、



先ほど東京冬撮影が終わり、あとは北海道ロケを残すのみとなりました。

数えてみたら


ラスト31ページ!!!でした。








31ページ。









これが何カットになるか分かりませんが


宝物のようなカットを回収していきたいな。

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