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アプローズ、アプローズ!囚人達の大舞台

思っていたストーリーとかなり違ってビックリ。始まって30〜40分位で想像していたクライマックスシーンが流れて、どう着地するのか全く分からなくなってドキドキした。いい意味で期待を裏切られた。

実話を元に作られているだけあって、展開が生々しい。エンディングで流れる映像を見ると更にリアルさが増す。
作中に出てくるサミュエル・ベケット(フランスの劇作家)によって書かれた戯曲『ゴドーを待ちながら』についての知識が少しでもあったら、更に楽しめたかもしれない。このゴドーを待ちながらについて観賞後に調べてみたら、この映画の複雑さや深みが増す。不条理演劇の代表作と言われてるそうだけど、そもそも不条理劇とは??

不条理演劇
人が生きる上での不条理(非論理的、筋道が通らない)さ、人生の無意味さ、目的や意義のなさをテーマにした演劇のこと


単純なようで複雑、映画っぽくないけど実はthe映画、な作品だなと思った。
ゴドーを待ちながらを調べ始めたら考えさせられちゃって頭ん中全然まとまんなーい。映画よりも不条理劇に興味が行っちゃってる…。

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