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「論語と算盤」渋沢栄一さんについて Vol.1(オープン社内報 #130)

今年の7月からお札のデザインが変わるのは皆さんもご存じかと思います。
その、1万円札になる渋沢栄一さん。
皆さんもある程度は知っていると思います。
論語と算盤書籍でも有名であり日本資本主義の父と呼ばれる方で、
そのキャリアは、大蔵官僚を経て、
今のみずほ銀行、JR、帝国ホテル、東証など、
他にも沢山今でも有名な大企業を作ったと言われている人です。
まさに、今の日本を作ったといっても過言ではない人です。

論語と算盤は良く社内でも話をしますが、
これまで稲盛和夫さん(京セラの創業者)や、
松下幸之助さん(パナソニックの創業者)の
書籍には目を通していましたが、
その思想に共通項が多く、稲盛さんも松下さんも、
「渋沢栄一さん」を崇拝していたという記録があります。
これまで、不覚にもここを深堀したことがなかったので、
大河ドラマ「青天を衝け」を視聴し始めました。
まだ序盤ですが、渋沢栄一さんの人生を見て学び、
経営の参考にしていこうと思います。
ということで、皆さんにもシェアしていきます。

Vol.1は「血洗島」編。
幼少期~幕末くらいまでのお話でした。
あらすじはざっと以下のような感じです。

武蔵国血洗島(埼玉県深谷市)の農家の長男で生まれた栄一は、
子どものころから勉強熱心だった。
その歴史裏側は、ペリー来航とかその辺でした。
子どものころから志は日ノ本(日本)のため。
というものがあったかのように映像化されています。
藍や繭で生計を立てていて、
農家の中では裕福な家庭で、
商才ある父から見て学んでいました。
ちょっと大きくなって、隣町のいとこのところに通い、
幕府の事を勉強し、
政治(まつりごと)に興味を持ちます。
農家なので、幕府に仕えるのは当たりまえ。
この概念に「承服できねー」と異を唱えていたのもこの頃。
誰が、士農工商という身分制度をつくったのか?
攘夷の志士になりたい願望に火が付きます。
桜田門外の変や、安藤暗殺計画など、
尊王攘夷の風を感じるも、
現実では、百姓不在が束になって
武力を行使してもどうしようもないことに気づく。
高崎城を乗っ取ろうと決起していたが計画を取りやめる。

要約

所々、心に響くセリフがありました。
・皆が嬉しいのが一番なのに、なぜかうまくいかない。
・「悲憤慷慨」正義の気持ちを持ち、世の不正に憤り嘆く。
・道は決してまっすぐじゃなく、過ちで改めざるこれを過ちという。

渋沢栄一さんの幼少期~青年時代、
様々な葛藤が生まれ、
憂い・怒り・内省などを繰り返したことがわかりました。
初めからスーパーマンみたいな
パーフェクトな人ではなかったわけですね。
人それぞれにミッションは存在し、
そのミッションに向かって
この人間社会で生きていれば、
様々な困難があるわけで。
渋沢栄一さんも、
どん詰まり、
それでも前に突き進む。
ロジックもなく、
この先何が起こるかもわからない、
そんな時代(幕末)であっても
志が源泉となり前へ前へと進んでいく。
とても勇気がもらえました。

今の時代も、幕末みたいな感じなのかもしれません。
失われた30年。
為替も株価もよくわからない感じですし、
政治は荒れ、
疫病に心を病み、
地方・中小企業は弱体化し、
この先の日本の未来に希望を見出しにくい世の中です。
でも私たちは前を向かねばならないのです。
こんな時代だからこそ。

ドラマの中で、家を出て京都へ向かうときに
栄一さんは父から、
「物の道理は踏み外すな。」
と言われていました。
これが論語の原型となったのだろうな。
と想像しつつ、
次なる展開がとても楽しみです。
次も10話くらい見たらまたシェアいたします。

日本資本主義の父「渋沢栄一さん」
どういった人なのか!?
大河ドラマ最高!
ワクワクです。

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