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東京都美術館 デ・キリコ展

 連休の二つの目の目標、美術館に行ってきました。東京都美術館のキリコ展です。彼の絵で有名な『通りの神秘と憂鬱』は、学校の美術で見た人が多そうです。車輪遊びをする少女が誰もいない広場で遊んでいる情景なのに、奇妙で違和感がある、普通の絵画とは異なるシュールな世界。

 ムロツヨシさんの音声ガイド端末も借りて一時間程度で回って見ました。体感的には一時間は無いのに、10時に入って11時を超過していた。客はそこそこ居ます、自分が経験した中では一番多く入ってます。

 まず荷物をロッカーにあずけます。100円を入れて鍵を開けると戻ってくるので実質0円です。荷物がでかいと邪魔になるので、手ぶらで見るのがマナーだそうです。(調べてて初めて知った)写真撮影はできませんが、展示会の外では写せる場所があります。

出口にあるので携帯ないと撮れなかった

 感想は、キリコは絵が好きで、表現が好きで、実験的な作品を一杯作っていた精力的な人だったのが以外って感じです。もっと物静かで神秘的な人かと思ってましたが、彫刻や舞台衣装のデザインもする派手な人に見えます。

 彼の様々な時代の作品が多く展示されていますので、「形而上絵画で満腹」には、なれません。古典主義と呼ばれる、ローマ時代をモチーフにした絵画が多めに感じます。

目鼻がない人形のような「マヌカン」

 自分は平日なので、すんなり見れますが、休日の場合は予約制で人が多いと外で待つ場合もあるようです。キリコの絵を生で見たい!って人以外は、敷居が高い。

 ナビゲータ端末はアンドロイド端末くらいのヘッドフォン付の電子装置で、番号を押して絵画の前で解説を聞く感じです。自分は初体験でした。確かに音楽やナレーションあると、まるでTVの美術解説に生でつき合ってる感じがします。

出口で買ったポストカード 「予言者」と「不安を与えるミューズ達」

 挿絵も作られていて、その作品の一つの「白鳥の居る神秘的な水面」(上の写真の白鳥)は、めっちゃ漫画的でおもしろい。狙って描けるような絵には見えないくらい独創的です。

 シュール好きな人は観て損はありません、自分はもっと見たいのにと、物足りなさを感じてます。展示会を出てから、写真を撮れる場所と売店があるので注意してください。売店はチケットを買った中の方にあるので、外側で買えないです。マグカップやマグネットもありましたが、ポストカードだけで我慢します。

チャーハン餃子定食

 欲求不満は昼飯で解消しました、ラーメンが無い……

#アート
#東京都美術館
#デ・キリコ


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