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2023年の大作アクション振り返り(温)

映画の感想記事。
(ネタバレを含んでる)


ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

"イータン"

1番好きなシーンは敵のガブリエルがポケットの鍵取られて「イーサン」の発音が「イータン」になっちゃうところ。悔しすぎて取り乱すあまりイーサンのサン(than)の部分が訛り(?)全開になっちゃう感じ、それまで強敵な印象だったのが1本取られてザコ化するギャップと、シンプルに"イータン"って発音そのものもが可愛いのと、それらが複合して完成される総合的な≪ポンコツ感≫みたいなのが大好きすぎてた。主人公はイーサン(Ethan)だけどサンはthだから訛りによってはイータンになるんだね。私も何か悔しいとき"イータン"って叫びたい。

【その他よかったところ】
・ ポム・クレメンティエフ
・"レベッカ・ファーガソン×剣"
・電車内SASUKEのステージ量
・ポム・クレメンティエフの寝返り

トランスフォーマー/ビースト覚醒

気絶しそうなほどの技術の進化

白黒の手書きロボットアニメーションである鉄人28号は1960年代に放送されたらしい。「そのアニメですら興奮していた当時の少年少女たちがもし一気にタイムスリップしてその後約50年後のトランスフォーマーを観たら一体どうなるんだろう」っていうことを考えるのがとてもとても好き。これはあくまで予想だけど、当時のその人達がもしトランスフォーマー観たらマジで気絶するんじゃないかな…笑。リアリティの欠片もないただの手書きのシンプルな丸っこい金属の塊がガインガイン動くだけで、想像力をフル活用しながらその世界に入り込めるなら、実写ベースのリアルそのものである車とか飛行機とかが細胞や神経の如く金属のアイデンティティの保ちながら"生命体"になる様子は、鉄人28号のロボット描写のそれをほんとのほんとに圧っっっっ倒的に凌駕してると思う。。。笑。だから私は、トランスフォーマーの変身シーンが好き!暴言を放つけど、もう変身シーン以外は何も求めてないです!笑。その生命の描写と、映像技術と、ファンタジーと、それらの鑑賞的価値の結晶的な芸術性が大大大好き。。。今作ビースト覚醒はトランスフォーマー1作目から約15年後の映画で、正直なところそういった「映像技術の進化が現時点でどうなっているのか」を期待してたのだけど、実際はアクションに重きを置いている感じで、映像技術の進化が最も実る"変身シーン"はほんのちょこっとしかなかった。。。泣(ちがったらごめん)

【その他よかったところ】
・ビーストの変身を最後の最後までとって置く
・アンソニー・ラモス ← DreamWorks『バッドガイズ』大好き

ジョン・ウィック:コンセクエンス

こっちの方がミッション・インポッシブル

私はミッションインポッシブルのことを「ミッションがインポッシブルすぎる」ってお笑いの映画だと思ってるのだけど笑、今年のミッションインポッシブルはややシリアルめで、従来の魅力だった「ミッションがインポッシブルすぎるお笑い」は想像を超えるレベルには達してなかった気がする。その点でいうとジョンウィック4の本作の方が「ミッションがインポッシブルすぎる」っていうお笑いがミチミチだと思った笑。なんといっても環状交差点で轢かれまくりながら敵を倒す&目的地に向かう~のやつ、、、ずっと事故ってるのもう耐えられなくて「いやいやwww」って思いながら観てた笑。シリーズ4作もやってそれまでになかった、かつ過去一番ハード??ってくらいのスリルを用意できるの、このアイディアには心から賞賛を送りたくなる、、、!笑。もう一つの極め付きが階段。。。もうちょっとで着く…!の手前で蹴り落されて状況が初期化されるシーン、劇場にいた私の周りの人全員めちゃ笑ってた気がする笑。そこから「一緒に行こうな!」なドニーさんの登場も熱い……!!泣。本当に楽しかった。

【その他よかったところ】
・Rina Sawayama (←全然知らなかったけどかなり好きになった)

イコライザー THE FINAL

正義感強い私に欠かせない健康

イコライザーで大好きなのは、登場する鬼畜が本当に現実にいて欲しくないような鬼畜で、本当に狭心的に胸が痛くなる悪で、その上でとてもとても絶対的な差で持って、その悪をマッコールさんが徹底的にボコボコにする≪安心感≫のところ。。。笑。1作目のマッコールさんの心情で描かれているように、何事も暴力・殺人で誰かを傷つけることは常に普遍的な正しさとは言えないと思うけど、3作目の本作は、"その悪の滅ぼしは神の業で、残酷でありながらも称えられるものである" みたいなコンセプトを感じられる作品だった思う。それはまるで、悪が滅ぶことのその至高の安らぎがより神秘的に強調されたかのよう。。。もーーたまらない!!笑。自分の中で抱えていた何か重たいものがスカッと爽快に吹き飛んでいくイコライジングの楽しさの純度もこの上なく100%だったし、ダメージを負うスタート、イタリアの愛すべき街の舞台設定、人々に受け入れられる悦びの深さ、それを脅かす最凶の存在、だからこそLet'sイコライズ!みたいな、点といい線といい映画の持つストーリーの一つ一つが凄まじくパーフェクト。。。泣。正義感が強い私にとっての極上のストレス発散と安らぎと健康を何よりありがとう。

その他よかったところ
・「自分が善人か悪人か分からない」「善人はそう言うよ」
・「シチリアで死体の山が…」「俺が人殺しに見えるか?(^^)」
・「お前は誰だー!」


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