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人生は人と人との関わりの物語
昔から自分は死生観というものに強い興味を持っている。大学院時代にPsychology of Deathという授業を取ったし、死生学の大家である故アルフォンス・デーケン先生の講演を聞き、本も何冊か読んだ。最近では、シェリー・ケーガン先生の著書を短編版と長編版どちらも読破。死に関していえばちょっとしたスペシャリストだ(笑)。
まず先に断っておくべきは、死生学に興味関心が強いからと言って、悲観論者
大阪なおみ選手の辞退と教師問題
テニスを普段から見るわけではないが、ニュースウオッチャーとして今一番気になるトピックはこの表題。全仏オープンの試合後記者会見をボイコットした一件である。最初、この件を報道で見た時、皆さんはどう思っただろうか?ニュースを見ている限り、この行為を好意的に捉えた人はほとんどいなかった。もちろん、私はこのことを報道で知ったので、追い出されたメディアが彼女の行動に好意的な記事を書くことはないだろうが。
新たなデジタルの世界
世の中のDX化が進み、デジタルの世界がすでに我々の身近なものとなった。今となっては学校教育に欠かせないツールとなっており、政府から出される教育方針もデジタルありきとなっている。日本のそのような流れに反するようにデジタルを生み出した国アメリカでは「デジタル・デトックス」が流行りつつあるようだ。
お金を払って高価な端末を購入しているのに、それから自由になるには再び高額なお金を払わなければならない
イスラエルとガザの争乱から思うこと
連日紙面トップを賑わす、イスラエルとガザ地区を支配しているハマスの争乱。ガザ地区というところは日本にいる我々からすれば得体の知れない場所である。壁で覆われ、生活に必要な品も不足し、失業率は2014年には43%で若者に限れば60%を超えるている。そのデーターから年月は経過しているのでさらにひどい状況かも知れない。
ここには複雑な歴史や文化、宗教が絡み合い、このような問題へと発展している。それを
オリンピックは本当に開催できるのか?
残るところあと3ヶ月あまりとなった東京オリンピックの開催。ここにきて、中止論が強くなってきた。今のところ不参加を表明しているのは北朝鮮しか聞かないが、これから表明する国が増えてくるかもしれない。
それにしてもなぜそこまで開催にこだわるのか。それに関しては以前にも記事に書いているが、大きな理由は経済的損失であろう。ただでもコロナの影響により経済的に大ダメージを負った日本が五輪中止となれば、それ