アイルランドの郷土料理
アイリッシュシチュー (Irish Stew)
アイルランドの伝統的な家庭料理。19世紀初頭に登場した料理で、当初はマトンやタマネギ、じゃがいもなどシンプルな材料で作られましたが、後にラムや牛肉、その他の野菜が追加されました。
ただし、材料やレシピが各家庭によって若干異なり、家庭の数だけレシピがあるともいわれています。
コルカノン (Colcannon)
ケールやキャベツ、バター、ミルクなどが入ったアイルランドのマッシュポテト。ハロウィンや聖パトリックの日の定番料理として知られています。
ハロウィンにおいては料理の中に指輪やコインが隠され、占いゲームをする習慣があるそうです。
ボクスティ (Boxty)
アイルランドの伝統的なポテトパンケーキ。細かくすりおろしたジャガイモやバター、小麦粉などから作られるもので、そのまま食べることもあれば、生地に肉や野菜を巻いて食べることもあります。
アイルランドの祝日・聖ブリジットの日(2月1日)の定番料理としても知られています。
ベーコン & キャベッジ (Bacon and Cabbage)
アイルランドの伝統的な料理の一つ。塩漬けしたベーコンとキャベツを煮込んだシンプルな料理で、アイルランドの祝日/セントパトリックスデー(3月17日)に食べる習慣があります。付け合わせの野菜やホワイトソースと一緒にいただきます。
スパイスドビーフ (Spiced Beef)
アイルランドのクリスマスの定番料理。主にアイルランド南部・コークで親しまれている肉料理で、スパイス漬けにした牛肉を水やギネスなどで煮たり、蒸したり、焼いたりして作られます。
その歴史は数世紀前に遡るとされており、当時は食材の保存手段としてこのような味付けがされていたそうです。
かつてはイギリスやウェールズでも親しまれていた料理であり、19世紀に書かれたイギリスのレシピ本にも記録が残されています。
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