ACALLのフルリモ・フルフレなスクラム開発!~イベントLTのまとめ~
こんにちは。
ACALLでHRをしている三塚です。5月を迎え、私のACALL歴もようやく1年を迎えました。GWには1年の振り返り・キャリアの棚卸をしようと思っていたはずなのに、終わってみれば結局キャンプとBBQに明け暮れて終わりました…。(だってずっと天気が良かったから…)
さて、私は普段HRとしてエンジニアグループの採用や組織作りなどを行っていますが、採用活動の一環として、エンジニアイベントの実施や参加の裏方も担当しています。
今回はこのACALL公式note「Workstyleラボ」の場を借りて、先日ACALL開発チーム エンジニアリングマネージャーの長谷川が登壇させていただいたイベントでのLT(Lightning Talks/ライトニングトーク:短いプレゼンテーションのこと)、「ACALLのフルリモ・フルフレなスクラム開発」について、ご紹介させていただきます!
イベントについて
今回のイベントは3月30日に開催された、Rosca株式会社さんが運営するコミュニティ「ROSCAFE」主催の「5社から学ぶ!リモート導入でエンジニア組織をドライブさせる方法とは!? #2」です。
エンジニア組織におけるリモートワーク導入のメリットについて、登壇企業各社のユニークな取り組みとともに学ぶことができるイベントでした!
LT「ACALLのフルリモ・フルフレなスクラム開発」
ACALLはコロナに入る前からフルリモート・フルフレックス体制で開発を行っていました。 そのため、多くの企業よりは少しだけ?早く始めたことで知見を溜められているフルリモート・フルフレックスという環境の中で生じる課題と、その解決のために現在行っているスクラム開発の体制やスケジュールについて、今回エンジニアリングマネージャーの長谷川がお話しさせていただきました。
LTでは、時間の都合もあり、フルリモート・フルフレックス環境下で生じる課題の中で「ドキュメントの重要性」と「開発情報の共有・連携方法」にフォーカスしています。 このnoteでは、その2点とコミュニケーション課題に関する施策についてご紹介します!
フルリモート・フルフレックス環境下の開発課題
ドキュメントって大事!
スクラム開発では、プロダクトの早期リリースや改善を目的としているため、ドキュメント作成に過度な時間やコストを費やすことは避けるべき、と言われています。しかし、迅速に開発を進めることに注力しすぎて、必要最小限のドキュメントすら残せていない…ということもあるのではないでしょうか。
ACALLの開発現場にも少なからずそういった話がありました。人の入れ替わりで、過去の内容や経緯がわからなかったり、チーム間でコミュニケーション齟齬が発生してしまったり。
しかし現在、コミュニケーション課題が大きくなりやすいフルリモート・フルフレックスだからこそ「ドキュメントって大事だよね」という認識をメンバー全員が持ち、Notionを導入してドキュメントを作ることに注力しています。
また、開発現場においてはドキュメントの作成を工程の中にしっかり入れ込んでおり、スクラム開発ではあるものの一部ウォーターフォールのような動きも取り入れているような形になっています。
開発情報の共有と連携の機会を意識して設ける!
メンバーが増えてくると、それまではリモートであっても自然と見えていたほかの人の作業状況やタスクの内容も全く見えてこなくなってしまうこと、ありますよね。
ACALLでは、直近人数が増えたタイミングでそれまで1チームだった開発チームを2チームに分けることになりました。しかし、各チームでしか内容がわからないという状況は防ぎ、開発チーム間でフォローをしあえる状況を作りたい…!そこで、開発情報の共有と連携の機会は意識して設けるべく、2チーム合同のスプリント会を実施。またスプリントレビュー・バックログリファイメントで設計ドキュメントを共有し、開発チーム間で、設計と実装お互いできる状態を作っています。
オープンなコミュニケーション文化の醸成!
活発に意見を交換したり、知識を共有することは、より効率的な開発に繋がります。フルリモート・フルフレックスにおいて、活発でオープンなコミュニケーションを促す文化を作るために、各社さまざまな取り組みをしていると思いますが、ACALLで取り組んでいることを2つ、ご紹介します!
DiscordとSlackのコミュニケーションツール二つ使い
社内でのコミュニケーションツールは、音声チャットのDiscordとSlackの二つを使っています。どのように使い分けているかと言うと、Discordは同期コミュニケーション、Slackはテキストでの非同期コミュニケーションとしています。
メンバーは基本、業務開始後に各所属チームのDiscordの部屋に入っており、マイクはミュートにしつつ、音だけ聞こえている状態にしています。 そうすることで誰かに何かちょっと話しかけたい、と言うときはミュートを外して「○○さん、すみません!」と声をかけると「はーい」と返事が返ってくる仕様です。
同じチーム内だけでなく、例えばQAチームに用があるときはQAチームの部屋に行き、カスタマーサクセスに用があるときはカスタマーサクセスの部屋へ行く…という感じになります。
一方でSlackはテキストで残しておきたいコミュニケーション、非同期でも問題ないコミュニケーションの場になります。
リモート環境でSlackを使っている企業はたくさんあるかと思いますが、Discordと併用することで、フルリモート下では失われがちな、気軽な声がけや、わざわざSlackでする質問かなぁと迷うような小さな疑問のスピーディな解消、同じチームの他メンバー同士のコミュニケーションの把握などが可能になっています。リアルで会うことを大事にする「いまあい制度」
オンラインのコミュニケーションでも工夫次第でメンバー間の距離はかなり縮めることができると実感しています。でも私たちは、やはり対面でのコミュニケーションでしか得られないものもあるとも思っています。
そこで、「いま、会いに行きます制度(通称:いまあい制度)」が発足しました。 普段リモート勤務でオフラインで集うことが難しいメンバーと「会うこと」の価値を再認識し、また、オフィスで自社プロダクトのプラクティスを行うことで、より良い製品へのアップデートに貢献することを目的とした制度です。 自宅から100km以上離れた神戸または東京オフィスに行くための旅費および1泊分の宿泊費を月1回、好きなタイミングで申請し、支給してもらうことが可能です。
この制度が始まってから、「〇〇さんが神戸にくるらしいから今日はみんなで出社しよう」とか「先月は神戸で集まったから、来月は東京でチームビルディングをしよう」といった話が頻繁に聞かれるようになりました
オンラインでのコミュニケーションを強化するため、実はオフラインで会うことは非常に重要であると思っています。非言語コミュニケーションからたくさんの情報を得られたり、顔を合わせることで、より親密な関係や信頼関係を構築することもできます。 そんなわけで、ACALLではフルリモ・フルフレ環境でよりよいコミュニケーションをするために、「オフラインで会う」ということも大切にしています。
まとめ
以上、今回は3月30日に行われたイベントでの弊社長谷川のLTをご紹介させていただきました!ACALLのフルリモート・フルフレックス環境での開発組織の取り組みが少しでも参考になれば幸いです。
なお、我々もまだ試行錯誤中です。より良いアイデア・施策があればどんどん試していきたいと思っていますので、いずれまたその取り組みも公開できればと思います!
なお、そんな開発チームに参画してみたい・興味がある・ちょっと話を聞いてみたい、という方はぜひリクルートサイトをご確認ください!