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エンプロイアビリティに着目して自己肯定感と自己効力感を高める

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

エンプロイアビリティを意識することで、自己肯定感と自己効力感を高められるという話をしていきます。

過去にもエンプロイアビリティについて言及した記事を書きましたが、その続編として『自己肯定感』『自己効力感』に繋がる話を書いていきます。

自分の存在を認められない人(自己肯定感が低い人)や、自分なんて出来ないと思ってる人(自己効力感が低い人)が本当に多いので、このnoteに書くような内容はいろいろなところで伝えています。

簡単に、それぞれの言葉について定義を記します。

【エンプロイアビリティ】
 ┗「この人なら雇いたいな」と思わせる能力。
【自己肯定感】
 ┗自分の存在を認めること。
【自己効力感】
 ┗「自分は出来る」と信じること。

自分は自分の存在を認めており、これまでの人生があるからこそ今の自分があると思える。・・・そして、これからの自分は、これから自分が何を積み重ねるのかによって決まってくるので、全力で日々を過ごしていこうと思える。・・・失敗することもあるかもしれないけど、自分なら出来ると信じて目標達成へ向かっていける。・・・そういう人こそ、雇う側が「雇いたい」と思われるでしょう。

明確な資格やスキルがあるからこそ「雇いたい」と思ってくれる場合もありますけど、完全なるジョブ型で雇用される人というのは少数だし、限られた専門的な職種だと思います。←エンプロイアビリティは大きく3つの要素で構成されていて、その中で言うと『職務遂行に必要となる特定の知識・技能などの顕在的なもの』に該当します。

これも大切ですけど、個人として大切にしてほしいのは『協調性、積極的等、職務遂行に当たり、各個人が保持している思考特性や行動特性に係るもの』『動機、人柄、性格、信念、価値観等の潜在的な個人的属性に関するもの』です。

エンプロイアビリティは、労働市場価値を含んだ就業能力、即ち、労働市場における能力評価、能力開発目標の基準となる実践的な就業能力と捉えることができる。エンプロイアビリティの具体的な内容のうち、労働者個人の基本的能力としては、以下のものが考えられる。
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A:職務遂行に必要となる特定の知識・技能などの顕在的なもの
B:協調性、積極的等、職務遂行に当たり、各個人が保持している思考特性や行動特性に係るもの
C:動機、人柄、性格、信念、価値観等の潜在的な個人的属性に関するもの

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Aは最も判断しやすい項目だと思います。

それまでの経験を通して身に付けてきたことや、達成してきたことに関連するので、主観ではなくて事実として残っているものな左右される感じ。

だから、これは自己肯定感とか自己効力感の高さに関わらずに相手から判断されるものです。

ただし、今の自分は過去の自分の積み重ねなので、今の自分ではなくて過去の当時の自分がどれだけの自己肯定感と自己効力感を持っていたかを判断する材料にはなるかなと思います。←「当時の自分はこれができると思ってたからこの経験を積めた」という感じ。

BとCを伝える時に、今の自分の自己肯定感と自己効力感が垣間見えるのかなと思います。

自分と向き合っていないと、自分にはどんな思考特性や行動特性があって、どんな信念や価値観があって、どんな性格や資質があるのかということを自分の言葉で言語化できません。

それぞれの項目を1つずつ綺麗に言語化できなくてもいいので、自分の言葉で自分と向き合って感じたことや、気づけた自分の姿を語れるかどうかが大切です。

自分という存在を自分がまずは認めているか、自分が認めた自分という存在を信じて、「こういう根拠があるから自分なら出来ます」と思えるかどうか。←こういう姿が見えると、自己肯定感や自己効力感の高さを感じられると思います。

平成29年度 労働者等のキャリア形成における課題に応じたキャリアコンサルティング技法の開発に関する調査・研究事業の報告書』には、『エンプロイアビリティチェックシート』というものがあります。

自己肯定感や自己効力感を着実に高めたい人は、このシートの記入からやってみるといいかもしれません。

ただし、自分1人でやっても効果を感じないかもしれないので、キャリアコンサルタントの方に伴走してもらってもいいでしょう。←キャリアコンサルタントではなくて、信頼している人に協力してもらうでもいいと思います。

キャリアコンサルタントとして自己研鑽や自己啓発をしている人であれば、しっかりと伴走できるのでご安心ください。←キャリアコンサルタントというのは国家資格を持っていれば名乗ることができますが、「資格を持っているから安心」じゃなくて、自分自身がその人を信頼して関われるかどうかを大切にしてほしいです。

※『平成29年度 労働者等のキャリア形成における課題に応じたキャリアコンサルティング技法の開発に関する調査・研究事業の報告書』より
(Employability Check Sheet=ECS) 使用の手引き
1.想定する対象者
(1) 正規雇用で働くことに対して今一つ自信、意欲が持てない若者。
(2) 自己 PR 等に自信がない若者。
(3) 就職活動期の学生。
但し、35歳以上でも離転職が多い人や、派遣労働が長い等で職業キャリアの一貫性や専門性が乏しい人の行動特性等を振返り、強み・長所を見出し自己肯定感や自己効力感を涵養する目的でも使用可能です。

自己対話が得意な人もいれば、苦手な人もいると思います。

自己対話というのは、外的要因によらず自分の可能性を広げることのできる手段なので、誰かとの対話を通して自己対話にも繋げることが出来るようになれば、自己対話の能力も上がっていきます。

自己対話が苦手な人は、まずは誰かを頼ってみてください。←偉人や著名人の本を頼ってみるのも有効な手です(僕はこのタイプです)。

1つの切り口として、エンプロイアビリティに注目して、自己肯定感と自己効力感を高められるようになれば、自己対話の苦手意識も薄れていくと思いますし、自己対話が出来るようになると、自己肯定感と自己効力感を高められるようになるので、好循環が生まれていきます。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


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