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働きかけ力とは相手の主体性を引き出す能力

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

社会人基礎力の1つとして掲げられている『働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)』について考えてみます。

『前に踏み出す力』の中に含まれる能力要素ですが、どちらかと言うと『チームで働く力』に含めてもいいのかなと思ってます。

「働きかける」という行動ベースではあるものの、「働きかけて巻き込む」ということを考えると、自分だけでは完結せず、相手ありきの能力だと思うんです。

「働きかけて巻き込む」というのは、考えれば考えるほど奥深いです。

表面的な働きかけや表面的な巻き込みになってたら、この『働きかけ力』で本来期待していることとズレるんですけど、表面的になってるかどうかという判断が非常に難しい。

「同じチームなんでやりますけど」とか、「リーダーが言ってるんでやりますけど」とか、「空気的にやらないとまずいと思うのでやりますけど」とか、そういう状態になっていたら、「働きかけ力を発揮している」と言えるのかどうか。

働きかけて巻き込んでる風に見えるけど、そこにいる人たちには主体性のかけらもないという。

働きかけ力というのは、相手の主体性を引き出す能力だと認識してます。

だから、リーダーシップに近いかな。

『権力とか立場とか役職とか年齢なんて関係なしに、働きかけて巻き込んで、そこにいる人たちのフォロワーシップを刺激しながら引っ張って、同じ船に乗る仲間として個人が主体性を発揮しながら共にゴールに向かっていく状態をつくる能力』と表現できるかもしれません。

働きかけ力が弱い人は、自分に自信がなかったり、軸を持ってなかったり、相手の出方や顔色や機嫌を気にしすぎる傾向にあると思ってます。

だから、巻き込まれている側からすると、「この人についていって大丈夫か?」と心配になったりして、信頼や尊敬を向ける対象にならない可能性があります。

そうすると、フォロワーシップ(引っ張る側を支える能力)が発揮しきれずに、結果的にチームがまとまらないという状況になり得ます。

また、働きかけ力が弱い人のもう一つの特徴として、「自分の価値観を無意識的に相手に押し付ける」ということがあると感じています。

働きかけて巻き込むというのは、違う価値観同士の人がいたとしても、わかり合えないとしても、違う価値観を共存させて前に進む必要があります。

言葉で表面的に相手を受け入れたとしても、相手を理解して、心から「価値観は違っていい」と理解していないと、共に何かを創り上げることなんてできません。

働きかけ力・・・非常に奥深い能力です。

自分の人生を豊かにして、周囲を豊かにするためには非常に重要な能力だと思うので、僕自身も高め続けていきます。

働きかけ力を発揮していけるようになると、自分の心がラクになるので、人生が豊かになっていきます。

自分の心をラクにできたら、周囲の人にも余裕を持って寛容な心で接することができるようになるので、周囲との関係性も良くなっていきます。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


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