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2020年コロナ禍で生きるセラピストたち~vol.1


こんにちは。「住みたい街で働くフリーの施術屋」のHKRです。


1年以上前まで、このnoteを毎日書き続けていました。合計で100記事以上書いたと思います。そのおかげでセラピストとして仕事のスカウトを受けたり、自分の経験を形にすることについて考えるキッカケができたり、貴重な経験ができました。


数日前ひさびさに読み返してみたところ「なかなかひどい文章だ」と我ながらビックリしたのでほぼ全て削除しました。残している文章は「考え自体は変っていないもの」ではありますが、読みづらかったのでかなり添削しました。

(※ぜひ一度お読みになってください)


今回はひさびさの投稿ということもあるので、近況を語らせてください。


コロナで夢を潰えた凄腕の施術者


2020年、世界は新型コロナウイルスに覆われました。感染者数は日ごとに増加し続け、人々は心身を消耗していきました。肉体のみならず経済的にも大打撃を受け、我々セラピストも活動を休止せざるをえない状況になりました。


給付金等で生活は保てましたが、お客様は戻ってくるのか、自分の契約先のお店はもつのか、今後世の中はどうなっていくのか…。不安をあげれば尽きない日が続きました。


そして4月の緊急事態宣言が決定したとき、私の契約先の1つのお店が閉店することが決まりました。


そのお店はちょうど2年前に、私が勤めていたリラクゼーションサロンの院長が独立して立ち上げたお店でした。私もほぼ同時期に退職をしてフリーのセラピストとして生きる選択をしていた時に、誘いを受けてオープンのメンバーとして働かせていただくことになったのです。


最初の半年くらいは週3日で入っていました。ただ集客に苦戦していたこと、そして業務委託契約(完全歩合制)だったこともあって、その後は週1〜2日でお手伝いする形になりましたが、それなりに楽しく働けていました。


緊急事態宣言が決行されて世の中が静かになっている中で、お店も静かに解体されて無くなりました。私は早番でお店を開ける作業を担っていたこともあり、合鍵を持っていたのでその返却をしに早朝、誰もいないお店に最後のお勤めとして足を運びました。


_____そこには撤退の作業が進められている“廃業した”お店⋯⋯。


施術台のベッドは全て撤収され、バックヤードのあったPCデスクがバラバラに解体されており、スタッフが使用していた靴箱や収納BOX、解体のために使われている工具類などが散乱していた店内。来客用のイスに腰を下ろし、もうすぐ撤退作業が終わるお店を一人で眺めていました。


以前の職場にいた頃に「いつか独立して鍼灸とリラクゼーションサロンを運営していきたい」と言っていたのを昨日のことのように思い出します。


私はきっと、この光景を忘れることはないでしょう。

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明日は我が身


こうして私の業務委託契約先が一つ無くなりました。その後、私の地元でも月を跨ぐごとに空いたテナントが増えていくように感じていました。この危機はリラクゼーション業も決して例外ではありません。


私の仕事も、この歳で変える必要があるかもしれない。


そこまで本気で考えました。今のところ幸いですが、もう一つの契約先であるリラクゼーションサロンは首の皮1枚で生き延びています。フリーになった際に、複数の契約を交わしていて本当によかったと思いました。


ただ、新型コロナウイルスの脅威はまだ去ってはいません。変異種も出てきており、冬場ということもあって今すぐ感染率が下がるとは考えづらいと私は思っています。万が一、また緊急事態宣言などの外出禁止令が出たら今度はもう一つの契約先のお店も廃業となるでしょう。私も元院長と同じくセラピスト人生の幕を下ろすことになるかもしれません。


「明日は我が身」とはこういう気持ちなんですね。


飲食や宿泊業がピックアップされやすいですが、こういったリラクゼーション業界というマイナーな人種も密かにダメージを負っております。そのことを知っておいていただければ幸いです。



※評価をよろしくお願いします📣


生き残る術を模索した結果⋯

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