新成人の君へ。
こんにちは、HKRです。
あけおめ⛩から早10日が経ち、時の流れの早さに畏れおののきながらも変わらずに仕事と趣味に明け暮れております。目標を立てたり希望を抱いても人生は変わることはなく、日々コツコツとやっていることの積み重ねでしか目標に近づけないし希望を見出すこともできません。この年齢になればさすがに“自分”という存在を等身大に見えるようにもなりまして、そこに日々の楽しみを実感するためにささやかな過大評価を加味して自分を奮い立たせ、手持ちの武器(=出来ること)を確認して手をつけられることから淡々と実行していく。こうすることで「ひょっとするとこの先に何か見出せるかも」という気分になれるものです。
20歳の君へ
整体の仕事に興味を持ったのは25歳ぐらいの頃。フリーターで労働に何も見出せなかったときに趣味の合気道を稽古する中で興味をもった“身体の使い方”から派生して見つけたもの。これなら生涯飽きずに続けられるかも⋯という直観からスタートした道が気づけば職業になり、10年経ったいまも続けている手持ちの武器となっているのだから驚きです。
洋食屋のキッチンでフライパンふっている無色(=何もない)の自分に「君は将来整体師となって店長としてスタッフを管理する傍らお客様に施術する日々を送り、国内を年に10回くらい旅行ながら雑記を世にリリースしているぞ」と言ったら「んなこと100%ねーよ、クソジジイが」と全集中の呼吸で右フックでもかますんじゃないかと思います(※やったことはありません)。
20代の私を「無色の時代」と勝手に言っているのですが、本を読むことと合気道の稽古をする以外、どこにも出かけず誰とも遊ばずにただただ毎日を生きていました。25歳を過ぎたあたりで心境の変化があって多少日々の過ごし方は変わっていったのですが、20歳のときの自分からは何ひとつ想像できなかった生き方をしています。大半の人はそうなのではないでしょうか?
今の時代にかぎらず、若者は夢や目標を持てだの人間関係うんぬんなど面倒なことが山積みのように感じられるかもしれません。ですが、あまり気にすることはないと思います。なぜなら何ひとつ変わらないことなんてないからです。
私の場合でいえば20歳の頃に考えていたことなんて大した知識も人生経験もないので、どう頭を捻ったところで大したものはありません。30歳の時に考えていたことも同様。おそらく今私が考えていることも5年後10年後に見たら大したことないんだろうと思います。(※50歳過ぎたら頭も衰えて頑固になっているでしょうからわからんけど)
手持ちの武器(=出来ること)を確認して手をつけられることから淡々と実行していくことで「ひょっとするとこの先に何か見出せるかも」という気分になって生きていく。何歳になってもこの法則はさして変わらないんじゃないかと“今のところは”思っています。
20歳になったからといって人生が一変することはほぼありません。自分という器は今のまま変わりません。日々コツコツとやっていることの積み重ねであなたの人格・能力は作られていくだけです。
___さて、あなたはこれから何を積み重ねていくのでしょうか?
新成人の皆様、おめでとうございます。
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