【#003'】クロロの「盗賊の極意〝スキルハンター〟」について


お疲れ様です。谷﨑です。

昨日の投稿では、クロロが「特質系」念能力に近い能力ばかりを収集している可能性があることを書きました。

念能力者の内面を反映する(部分)もある、という設定の念能力ですが、
本日は何故、クロロ=ルシルフルが「盗賊の極意」という念能力を身に付けたのか考察しています。

クロロの出身は〝流星街〟とされていますが、流星街の住民は戸籍などをどこにも登録していないという設定になっています。

そして、流星街には世界中の廃棄物などが集積し、物資援助をする団体もあるような描写がされています。

クロロが流星街で生まれ、どのように人と関わり、育っていったのかはまだ描かれていないので定かではないですが、クロロが現在、「幻影旅団」を結成し、財宝と念能力の収集を続けていることなどから推測できることを列挙してみます。

(1)クロロが財宝を継続して略奪行為していることから、〝お宝・財宝〟の収集に対して執着および何か特別な感情を抱いている可能性があるということ
(2)具現化系・操作系・特質系の念能力を収集していることから、心の内面に何かがある人間の念能力を奪うことで、何かを成し遂げたいと思っている
(3)幻影旅団はクロロ自身がリーダーですが、自分が旅団のトップでいることにこだわりを持っているわけではなさそうなことから、『旅団』という組織を残し、活動を継続させることで、(クロロ自身の死後も)旅団の活動を継続させる状況を作ることに何かしらの考えがある

クロロの現時点での行動や活動から、上記3点のクロロの考えともいえるものを分析することが可能なように思えます。

もしこのクロロの内面の分析がほぼ正しいと仮定した上で、彼自身の目的を遂行するために「盗賊の極意」を習得した、と考えることは不可能ではないと思いますし、『HUNTER×HUNTER』に登場している各登場人物それぞれの念能力も彼らの精神の内面を(一部)反映しているという仮定の上で、逆算的に能力の詳細から対象の念能力者のパーソナリティ(ここでは人格や個性の意味で使用しています)を分析することも可能なように思えます。

つまり、クロロは
①(特殊な)念能力を奪う
②財宝を奪う
③幻影旅団というチームを結成し、成し遂げたいことがある
という3点の目的に基づいて活動しており、おそらく今後描かれる可能性のある過去篇では、これらのポイントに焦点を当ててクロロたちの過去が描かれる可能性があるともいえるでしょう。

「盗賊の極意〝スキルハンター〟」も、クロロが意識的/無意識的に関わらず、これらのクロロの目的(と思われるもの)について普段から考えを巡らせることで、念能力の形成に影響を与えている、と考えることも可能です。

つづきます

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