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徒然日記2023/05/04

買い物がてら近隣地域を一日ドライブしてきた。

森や原っぱが目立つぐらいの田舎地域にも関わらず、何ヶ所でも事故現場を見かけ、大型連休ならではの光景だと感じた。

なぜ毎年、同じ時期にこのような事象が発生するのか、正確にはわからないが、勿論人出が多いこともあるが、それだけではなさそうである。

運転はドライバーの心理状態を大きく反映すると言われるが、気持ちの大きくなる人々が多くなり、
いつも以上にリスキーで荒い運転となり、注意散漫の結果、事故を引き起こすのかもしれない。

そう考えると、下手に外出するのも一抹の恐怖を覚えるところもあり、

より一層周辺視野を広げ、自分自身は冷静沈着でなくてはいけないと思う。

ドライブしているだけでも、いつも以上に人々の高揚感や、賑わいを感じるが、

商売人的な思考を巡らせると、このような時期こそ稼ぎ時であり、一般大衆の財布の紐を如何に緩めさせるかが重要だと思う。

コロナという外圧に数年間抑え込まれていた消費欲が、ここぞとばかりに弾けるタイミングであり、人々の往来も活発化する。

そう考えるとやはり、人々の移動と消費はセットで比例関係にあると感じる。

移動が最小限ならば、消費もまた最小限、必要不可欠なものしか為されないのではないか。


EC、オンライン接客の場が拡大した昨今でも、やはりオフラインでの購買体験、熱狂にはまだまだ遠く及ばず、ヒトの根源的欲求を刺激するには至っていないと思う。

ボタンを数クリックすれば、即時購入が出来、数日以内には確実にお目当ての商品が届く世界観が実現しているにも関わらずだ。


実際に商品を見て比べ、手に取り、その道のプロと会話をし、吟味し、懐具合と相談しながら決済する。


この一連の体験に勝るものは無いのではないかと思わせてくれる。

同じものを手に入れるのにでも、重みが異なるのだろう。

これが、地理的に数百キロ、数千キロ離れる海外諸国内での買い物ならば、話はまた別なのだろうが。


我らが日本は狭い国土の中で、ある意味肩を寄せ合い、オフラインでの接触を通じて、関係構築を図ってきた民族である。

私個人の考えに偏っているのかもしれないが、やはりオンラインでのやり取りは
無機質で、血が通っていない、事務的なコミュニケーションに終始してしまう現実があると思うのだ。

そして、ヒトは案外、効率性や予定調和を好まない事がわかって来たのである。

思いがけない、何かしらの偶然やサプライズが、何気ない日常生活でもあって欲しいのだ。

それらは物理的な移動や接触によってのみ生じ得るのだとすると、

最先端のテクノロジーが慣習や本能に置き換わることは、我々の生きているうちにはまだまだ実現しそうにない、とふと思ってしまったものである。


手触り感や、オフラインの現場感を蔑ろにしては、どんな商売も上手くはいかないのは古今東西変わらぬ本質だと思う。




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