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障害の社会モデルをベースに社会課題やUXアプローチを考察 | ご指摘などありましたらTwitterのDMまで (https://twitter.com/waterl_o_o)

最近の記事

オンライン対応している子ども向け言語訓練サービス

先日に発表された文部科学省の調査で「通常学級に通う小中学生の8.8%に発達障害の可能性がある」というニュースが注目を浴びていました。 国連から特別支援教育の在り方に関する勧告があったことも記憶に新しいですが、いまの日本はインクルーシブ教育や教師養成支援など様々な方法が模索され、誰もが社会参加できるよう、その環境を整えていくことが求められています。 この領域の問題は山積みですが、比較的解決しやすい問題の一つに、発達障害を持つ子どもと言語聴覚士とのマッチング問題があります。

    • 障害の自己認識の事例から考える、インタビューの有用性

      知的発達症 (知的障害) を抱える人は、自身の障害をどのように認識しているのだろうか。 その疑問に向き合った書籍『知的障害のある人のライフストーリーの語りからみた障害の自己認識』は、現代社会に生きる私たちに多くの示唆を与えてくれる。 この記事では、当事者の自己認識の一端を理解すると共に、インタビューの有用性を考察する。 当事者は自身の障害を「否認」している当事者のことを知るためには、インタビューは有効な手段である。 ただし、インタビューは言葉の交換を必要とするので、万

      • 発達障害の疑いから療育開始までの4つのフェーズと課題

        子どもに発達障害の疑いがある場合、医療機関で診断を受け、その診断をもって自治体の窓口にて各種案内を受けることで、必要な支援を受けることができる。 この過程は福祉サービスとして多くの家庭を支援している。 しかし、一つ一つの内訳を見ていくと、親のケア不足や、子どもの特性に合わせた療育施設が案内できていないなど、いくつかの課題が残されており、改善の余地がある。 この記事では、発達障害の疑いから療育開始までの流れを俯瞰して、それぞれの課題点と解決案を考察していく。 発達障害の

        • 障害に関わる親が子離れできない問題

          障害のある子どもを育てる親の社会的障壁の1つに親が子離れできない問題がある。 原因は様々だが、子離れできない原因の1つに貧困化がある。貧困は深刻な社会問題の一つであるが、障害に関わる親の場合、育児環境の影響を受けて貧困化へと至るケースがある。 親が子離れできないと、子どもの自立機会が失われる。 一般的に子どもよりも親が先に亡くなるので、親亡き後のことを考えると、子どもが自立できるように、親は出来る限りの支援をする必要がある。きょうだいがいる場合には尚の事である。 この

        オンライン対応している子ども向け言語訓練サービス

        • 障害の自己認識の事例から考える、インタビューの有用性

        • 発達障害の疑いから療育開始までの4つのフェーズと課題

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