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攻撃手段としてのペドフィリア

以前、「ハンターバイデン(バイデン大統領の息子)が開いた個展がやばい」とかいう趣旨で、ハンターバイデンがペドフィリアであるとした画像をQAnon系の陰謀論者がながしていました。

捏造されたハンターバイデンの個展

しかしながら、この画像が捏造であることは、調べればすぐわかります。
オリジナルの個展の画像がMailOnlineにありました。

オリジナルのハンターバイデンの個展画像

わざわざ、「ハンターバイデンはペドフィリアである」と言おうとしてこんなクソコラを作る工作員がいるということですね。

また、最近では、「イーロン・マスク(ツイッターを買収したネトウヨ)が解雇したTwitterのCEOはペドフィリアだ」という趣旨の捏造をやりましたが

ペドフィリアを捏造した画像

Twitter 元CEOのParagAgrawalさんがペドフィリアだなどというのは根拠不明であり、そのようなニュースは存在していません。完全なデマでしょう。

2016年の大統領選挙のときには「ヒラリー・クリントン候補の陣営の関係者が児童性的虐待に関与している」などという陰謀論が捏造されて、「とあるピザ屋の地下室で児童虐待が行われている」という話を信じてしまった間抜けがピザ屋を銃撃するという事件にまで発展しましたが、実際にはそのピザ屋に地下室など存在しませんでした。(ピザゲート事件)

このような感じで、QAnon系の陰謀論者は、「トランプとその支持者たちは、ペドフィリアと戦っているんだ」という話をしつこくしつこくなんども捏造してきました。

それらはエプスタイン財団が引き起こした児童虐待事件の影響を受けてのことだと考えられますが、しかし、実際にエプスタイン財団と親交のあったのはむしろトランプ陣営の側であることは明白な事実です。


当たり前ですが、ペドフィリアでないものをペドフィリアだと主張する行為は、一ミリも子供の人権のためになりません。それどころか、オオカミ少年のような効果を引き起こし、むしろ子供の人権にとって害悪でしょう。

実のところ、上記のようなQAnon系の陰謀論者は、最初から「ペドフィリア」などに興味が無いのです。
かれらはとにかく「トランプ」を信仰しているのであり、その敵対者を貶めるために「ペドフィリア」を利用しているに過ぎません。

相手をペドフィリアだという設定にすれば、それをデマだと指摘した人を「あいつはペドフィリアをかばっている」とさらに攻撃ができる。それが楽しくてやっているのです。

今日本にいるトランスヘイターたちが「LGBTQはペドフィリアを含んでいる」という主張をしつこくやっていますが

これも、QAnonたちがトランプと敵対する人たちにやっていることと全く同じ現象だと私は考えています。(そもそも、QAnonとトランスヘイターは結構な割合で被っています

かれらはそもそも最初からペドフィリアにも児童の人権にも興味などなく、とにかく「LGBTを攻撃したい」という願望にとらわれています。

その証拠に、かれらはトランスヘイターの中にいるペドフィリアとその擁護者のことは絶対に批判しません。

日野智貴のやらかした失言にたいして「いつまでもほじくり返すのはちょっと大人げないかなと私は思っています」などと書いていますが、たとえ高校の時だろうが、日野智貴の失言を擁護できる余地など微塵もないでしょう。

日野智貴は当初からなんどもペドフィリアを批判されていましたが、他人の話を一切聞いてなかったんです。そして、これらの発言を去年私に指摘されてから黙って消したうえで「ツイートした記憶がない」などと言い張っています。日野智貴が反省していないことは自明でしょう。

とりあえず、「ヘイトを許さない一般市民」とかいう名前は変えて「LGBT特権を許さない市民の会」とかにしといたらいいんじゃないですかね。そうすれば在特会の仲間であることはすぐに分かるでしょう。


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