用語集: 「ティルトローター」 <ー V-22に使われています

今回は「ティルトローター」について見て行きましょう。

既に、皆さんご存じなので復習ですね。

「ティルトローター(Tiltrotor)」: 航空機の一種で、ヘリコプターと固定翼機の特徴を組み合わせた設計です。ティルトローター機は、主翼上に取り付けられたエンジンとプロペラを備えた回転式のエンジンナセル(エンジンの収納部)を持っています。このエンジンナセルは、垂直に上昇・着陸する際にはヘリコプターのように回転し、前進飛行時には水平に固定翼として機能します。

ティルトローター機の主な特徴は以下の通りです:

  1. 垂直離着陸能力: ティルトローター機は、垂直に上昇・着陸することができます。この特性により、制限された空間や不整地などでの運用が可能です。ヘリコプターと同様に、特定の滑走路や空港が不要となります。

  2. 高速水平飛行: ティルトローター機が前進飛行に切り替えると、エンジンナセルが水平に固定され、固定翼機のように効率的に空気を捉えることができます。このため、高速での水平飛行が可能であり、従来のヘリコプターよりも速い速度で移動できます。

  3. 長距離航続性: ティルトローター機は、固定翼機の特徴を持つため、航続距離が一般的なヘリコプターよりも長くなります。これにより、より広範囲での作戦展開や長距離の移動が可能になります。

ティルトローター機は、民間および軍事の両方で使用されています。民間では、旅客輸送や医療救急などの用途で利用されることがあります。軍事では、輸送、偵察、攻撃、特殊作戦など、多様な任務に使用されます。

代表的なティルトローター機としては、ベル・ボーイングV-22 オスプレイ(Bell Boeing V-22 Osprey)が挙げられます。オスプレイは、アメリカ合衆国の軍事で広く運用されており、ティルトローター技術の先駆者として知られています。

ただ、通常「ティルトローター」って、うるさいんですよネ~。 秘密作戦では、バレバレ?

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