武器兵器調達課#60: 「MQ-25」
今回は「MQ-25」について見て行きましょう。
こちらX-47の後継機ですね: ↓
武器兵器調達課#54: 「X-47」|武器商人秘書:オリガの資料室 (note.com)
「MQ-25」: アメリカ合衆国のボーイングが開発中の無人空中給油機です。アメリカ海軍向けに開発が進められており、2019年9月19日に初飛行に成功しました。
MQ-25は、空母から運用される無人空中給油機として世界初となります。アメリカ海軍では、従来は有人のF/A-18スーパーホーネットやE-2Dホークアイが空中給油機として運用されていましたが、MQ-25の導入により、これらの有人機は他の任務に集中できるようになると期待されています。
MQ-25の基本スペックは以下のとおりです。
全長:14.8m
全幅:17.7m
全高:5.6m
自重:14,000kg
最大離陸重量:30,000kg
エンジン:ロールス・ロイス AE 3007N(1基)
最大速度:830km/h
航続距離:1,100km
MQ-25は、空母からカタパルトで発進し、空中給油を行ってから空母に戻ってくる、という運用が想定されています。空中給油は、空母艦上の管制ステーションから遠隔操作によって行われます。
MQ-25は、空中給油以外にも、情報収集や偵察などの任務にも使用できる可能性があります。アメリカ海軍では、MQ-25を将来の無人航空機運用の基盤となる機体と位置づけており、今後の開発が注目されます。
MQ-25の導入により、アメリカ海軍の空中戦力は大きく向上することが期待されています。MQ-25は、空母艦載機の航続距離を延長し、任務の範囲を拡大するとともに、有人機の負担を軽減することで、海軍の戦闘力強化に貢献すると考えられます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?