心の扉を開けて

最近、言えないことが増えた。

電磁波過敏症にもなって、長時間パソコンに向かえなくなった。

誰かに自分の心の扉を開くと、途端にナイフで心を刺されることが多かった。

頭がおかしい、病気だと言われるのもわかるから、心の奥に蓋をして、しまい込むことにした。

すると日に日に話すこと、文章を書くことが苦手になった。

人に話せない分、動物や植物に話しかけた。

悩みがあれば、オラクルカードを引いた。

そのうち、心の声と対話するようになった。

側から見れば、幻聴と会話する統合失調症に見えるかもしれない。

だけど、もう、精神科には戻りたくない。

薬は絶対に飲みたくない。

だから、ますます心を閉ざした。

奥に溜まった想いは、いつしか澱んで溢れ出そうになっていた。

ブログでも小説でもいい。

電磁波過敏症なら、毎日短時間でもいい。

少しずつ、心の内を話そうと思う。

自分の意見を発信しなければ、似た価値観の人と出会えないから。

過敏であることひとつ取っても、発信すれば同じ体質の人と知り合えるかもしれない。