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【無料で使える】YouTubeのアクセス解析ツールおすすめ3選

このnoteは"こんなアナタ"におすすめ!
・YouTubeのチャンネル登録数を増やしたい
・YouTubeStudioを上手に活用できていない

こんにちは。株式会社Wiz(BX本部)所属の正木です。主にWizcloudというオウンドメディアでSEOを担当しております。

最近では、従来までのSEOメディアの運用に加えて、YouTubeで再生される動画コンテンツの投稿によって、収益化のプログラムやリードの獲得からマネタイズを図る企業も増えてきました。

今回は、無料で使えるYouTubeのアクセス解析ツールおすすめ3選について、それぞれのメリットやデメリットから、基本的な機能や使い方などについて、簡単に紹介していきます。

YouTubeでSEOを対策しなければいけない理由

日本国内では約2人に1人のユーザーが利用している世界最大の動画プラットフォーム

そもそも、YouTubeにおけるSEO対策とは、投稿した動画をYouTubeの検索結果で上位に表示させ、主に関連動画としての露出を増やすことを目的としています。YouTubeでSEOを対策するべき理由は主に2点です。

  • 世界シェア2位の検索エンジンであること

  • Google検索エンジンとの連動が進んでいること

1:世界2位の検索エンジン

YouTubeでSEOを対策すべき1つ目の理由は「世界シェア2位の検索エンジンである」ということです。

YouTubeは、Google検索エンジンと並んで世界で2番目に多く利用されている検索エンジンとも呼ばれているため、検索結果の上位に表示させることでGoogleと同等以上の流入を見込むことができます。

出典:https://finders.me/articles.php?id=1230

また、新型コロナウイルスが流行し始めた2020年には、国内での利用者数が6,500万ユーザーを超えるなど、月間検索数とアクティブユーザー数の観点から、もはや無視することはできない存在といえます。

2:Google検索エンジンとの連動

YouTubeでSEOを対策すべき2つ目の理由は「Google検索エンジンとの連動が進んでいる」ということです。

YouTubeは、年々Google検索エンジンとの連動が進んでおり、定期的に行われるコアアップデートから、YouTubeを対策することによってGoogle検索結果でも上位を獲得できる可能性が高くなっています。

対策を実施するキーワードによっては、Google検索結果の最上部に露出することもあるため、動画との親和性が高いキーワードにおいては、記事コンテンツよりも高い流入を見込むことができるのです。

YouTubeにおけるコンテンツ制作フロー

YouTubeにおけるコンテンツ制作のフローについてですが、基本的には記事ベースでのSEOにおける考え方と同様です。キーワードから検索意図を洞察し、MECEに沿ってユーザーを満足させるコンテンツ制作を心がけます。

  1. キーワードの選定

  2. 検索意図の推察

  3. 骨子の作成(MECE)

  4. コンテンツの作成

  5. サムネイルの作成

  6. タイトルの設定

  7. ディスクリプションの設定

  8. タグの設定

  9. 字幕や見出しなどの細かい設定

上記の1〜9のステップのうち、基本的には上段にある項目ほど重要度が高く、下段にあるものほど重要度は低くなります。(どの項目も重要ですが…)

なかでも、キーワードの選定と骨子の作成は、なるべく時間をかけて慎重に行うべきです。対策するKWや検索意図の推察が曖昧なままでは、肝心のコンテンツの内容が定まらなくなってしまうからです。

YouTubeの分析に使えるGoogle拡張機能おすすめ3選

vidlQ

vidlQ ブラウザ版
vidlQ Chrome拡張機能

まずは絶対に押さえておきたいのが「vidlQ」です。海外発祥の解析ツールで、ブラウザ版と拡張機能の2種類があります。

vidlQのメリット

vidlQのメリットは、キーワード分析に優れているという点です。YouTubeの検索エンジンに特化した分析ツールであるため、YouTube内部の検索ボリュームや関連キーワードを正確に抽出したい場合におすすめです。

vidlQのデメリット

vidlQのデメリットは、ブラウザの動作が重くなるという点です。とりわけChrome拡張機能のインストールは、パソコン本体のメモリを大きく消費してしまうため、余計なタブは閉じておくようにしましょう。

vidlQの機能と使い方

DBのキーワードの機会から任意のキーワードを検索
キーワードの検索ボリュームや関連キーワーを把握できる

vidlQは、主にキーワード選定のシーンで使うのがおすすめです。検索ボリュームや関連キーワードの抽出はもちろん、競合コンテンツの総数から対策の難易度まで示してくれるため、YouTube対策には欠かせない存在です。

Social Blade

Social Blade ブラウザ版
Social Blade Chrome拡張機能

続いて押さえておきたいのが「Social Blade」です。こちらも海外発祥の分析ツールで、ブラウザ版と拡張機能の2種類があります。

Social Bladeのメリット

Social Bladeのメリットは、競合チャンネルの分析に優れているという点です。分析したいチャンネルの登録者数の変動や、コンテンツに埋め込まれているタグなどを抽出することができます。

Social Bladeのデメリット

Social Bladeのデメリットは、対応言語が英語であるという点です。基本的には海外のクリエイターに向けた分析ツールとなっているため、英語が苦手な場合には、ブラウザの翻訳機能を活用しましょう。

Social Bladeの機能と使い方

ホーム画面の検索ウィンドウから任意のチャンネルを検索
登録者数の推移やコンテンツごとの数値が瞬時にわかる

Social Bladeは、主に競合調査のシーンで使うのがおすすめです。直近の登録者数の変動やコンテンツごとの再生回数はもちろん、競合に類似したチャンネルまで一覧で示してくれるため、調査をスムーズに進められます。

kamui tracker

kamui tracker ブラウザ版

kamui trackerのメリット

kamui trackerのメリットは、国内のエンタメコンテンツに強いという点です。また、キーワードランキングやトレンドキーワードなどの項目があるため、キーワード選定のシーンにも活用することができます。

kamui trackerのデメリット

kamui trackerのデメリットは、チャンネル登録者が100人以上でなければ、自身のアナリティクスを細かく分析できないという点です。そのため、100人を超えていないようであれば、YouTubeStudioから分析を進めましょう。

kamui trackerの機能と使い方

トレンドキーワードから検索数が伸びているキーワードがわかる
トレンドチャンネルから再生数が伸びているチャンネルがわかる

kamui trackerは、トレンドコンテンツの分析に効果的です。トレンドキーワードやトレンドチャンネルなど、1週間おきに新鮮なデータが更新されるため、とりわけ足の早いジャンルでのコンテンツ制作に効果を発揮します。

トレンドコンテンツだけの量産は危険

とはいえ「短期的にアクセスを伸ばしたい」や「効率的に再生回数を稼ぎたい」など、手っ取り早く収益化の条件をクリアしたいという場合には、世間的な注目が集まっているトレンドキーワードを狙うのが早道です。

Twitterの「トレンド機能」や、Googleトレンドの「急上昇ワード」などから自身のチャンネルジャンルにマッチするものを選定することで、駆け出しでもある程度の再生数は見込むことができます。

ただし、トレンドコンテンツへの過度な期待は禁物です。

というのも、これはWebメディアでの運用経験からも言えることなのですが、トレンドばかりに依存しすぎると、長期的にはマイナスとなってしまうケースが多いものです。

恒常的に需要のあるロングテールキーワードをコツコツと獲得していき、メディア全体の網羅性を高めていくことで、初めてビックキーワードでも対等に勝負できるようになるというのがWebメディアのセオリーです。

要するに、簡単にドカンと跳ねると後々の反動が大きいというわけですね。

トレンドの価値は、単純に「他者よりも早いかどうか」に過ぎないため、時間が経てば経つほど後発の良質なコンテンツに食われてしまい「結局どのキーワードも獲得できませんでした」という惨事に繋がりかねません。

そのため、最初のうちこそ目先の数字は意識せず、恒常的に需要のあるキーワードを狙いながらクオリティの高いコンテンツ作りに努めるという方法が最も得策であるといえます。

そうした流れのなかで過去の記事に関連するトピックを見つけたときには、トレンドのネタを扱っても良いですし、CVに近いキーワードであれば時事性の高いニュースなんかを絡めるのもアリでしょう。

大切なのは、トレンド型のコンテンツとストック型のコンテンツのバランスというワケです。

まとめ

今回は、無料で使えるYouTubeのアクセス解析ツールおすすめ3選について、それぞれのメリットやデメリットから、基本的な機能や使い方などについて、簡単に紹介していきました。

YouTubeのSEO対策を考えるうえでは、ブログやメディアでのSEO対策と同じように、キーワード選定から検索意図の洞察、骨子作成などのフローが最も重要な項目となります。

紹介したツールはいずれも基本無料で利用することができるため、YouTubeの登録者数が伸び悩んでいるという場合や、収益化プログラムの条件をクリアしたいという場合には、試してみてはいかがでしょうか。

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