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「リニアとドローン」

♪やあやあやあ我こそは・・・海尾家当主
乗物評論家 ウミオマモル・・・
といっても・・・
ほとんど乗物評論していない
※仕事がこないからだ・・

本業の難行 何行で本行

(という訳で)本職 乗物のはなし

人類の歴史は移動によってはじまり
人類の移動は乗物の進化によって花開きました。

乗物は
文明であり
文化であるという両面を持っています。

乗物の歴史は「乗物事故史」です。

乗物文明は人類の知恵によって事故を根絶しようと
改良をつづけ・・

乗物文化は乗物の持つ魅力にとりつかれた
多くの人々の
人生そのもの・・・

ライト兄弟やワット・・
豊田章夫・・
イーロン・マスクまで
人生を左右し名声と羨望・地位と財産の源泉です。

「乗物と事故」は現在のところ不可分です。

人間や人間の行動を学習した機械による模擬操作は
人智を超える安全を手にしていません。

リニアモーターカーによる中央新幹線が
「未来の乗物」で
あることに異論を唱えるのは

鈴木修さんや
静岡県知事と
少数の人々でしょう

彼らの肩を持つつもりはありません。

ただし正確にいえば

リニアモーターカーは前世紀の技術の粋を集めた
「過渡期の乗物」です。

ただし・・・その技術が未来の日本に必要なのです
科学の進化は誰にも止められません。
静岡県知事にも・・・

「コンパクト」に
「安価」で
「汎用性に富んだ」

という「乗物進化史」においては

リニア中央新幹線はどちらかといえば
異端」です。

常温における超電導を可能にする技術の進化は
残念ながら軍事技術研究によって
「使用電力の低減」を待たなければ・・・
安価でコンパクトにはならず
普遍化には困難が付きまといます。


超電導技術は産官学の連携で進化する・・・
理想の形でありますが・・・
実際の進化形態は


「レールガン」
「電磁カタパルト」を始め
軍事技術のほうが少しだけ実用化に近づいています。

旅客機の汎用性が高くなった理由

は・・・

機体の抗堪性(こうたんせい)と
推進器の性能向上
ターボファンの誕生による進化です。

与圧構造をもった爆撃機など機体構造と
戦闘機の推進器であるジェットエンジンが
もたらしら副産物です。

日本の学界は軍事技術を軽視する風潮が強いので
正当な技術評価をする学者は少数派です。
独自の見解をもつ評論家は希少品種です。

世界の自然科学史家にとって

は・・・
「あまりにも当然のはなしで講評に値しない」
のですが・・・。

乗物の未来にも・・・
軍事技術が先行し・・・
民生技術へフォロアップされる流れです。
日本の学術研究如何に関わらず・・・
止められません。

小生がもっとも可能性があると感ずるのは

自立型ドローンによる個別移送機械・・・

ちいさな無人の移送機器です・・・。

近代戦によるドローンの進化は
近い将来民間技術へフィードバックされます。

パイロット不要の小型航空機が当たり前の社会が
誕生すると思います。

科学史に懐疑的な方々は
「事故はどう防ぐ?」
「現在のエアトラフィックですら過剰なのに!」
という論点で議論を封殺するでしょう。

でも・・・ドローンが上空を飛ばなければいけない
理由はありません。

素材技術の進歩は人間の発想より一歩先を進んで

・・自動車が
・・・鉄の塊であるのはあと15年ほどでしょう。
鉄より安く頑丈な複合材が世界を覆う日は・・・
未来というほど遠い将来の話ではありません。

車体が軽くなれば・・・
数センチ浮上すれば・・・
現在の道路を利用した
自律航行自動車型ドローンは技術的に確立します。

あとは姿勢制御と停止装置・・・


(市内道路の走行の場合)
止める時は路面との摩擦・・・
通常走行はエンジンや電池・・・

高速走行は・・・
高速道路を利用した・・・超電導
(高速道路なら・・・汎用化した
超電導路線の架設も・・・)

このパッケージは既知の技術だけで可能です。

スズキ自動車の修さん
小生は貴方を尊敬しています。

リニアモーターカーはJR東海だけにもたらされる
名誉と名声ではありません。

自動車とドローンのハイブリットこそが・・・
トヨタの次・・
次の日本社会で

「産業のコメ」
として日本民族を生かす大事なタネなのです。

自動車を人間が運転するのは・・・
おそらく今世紀半ばまで・・でしょう。

そのあと訪れる世界・・・
鈴木さんも小生も直接自分の目では
確かめられないでしょうが・・・

技術革新をリードし
安価で高性能な
「軽自動車」
という新しい世界を切り開いた鈴木修さんこそ

「リニアモーターを利用した高速移動手段」
に着目してほしかった。

そう思うと
リニア中央新幹線に反対であることが残念
でなりません。

※少しだけ評論家ポイでしょう。


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