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令和6年目は 雨のウエンズデー

令和が満五年を過ぎて
6年目となった

今年は昭和99年

雨のウエンズデー聴いてそうな 当時25歳くらいの女子

♬雨のウエンズデー

小生にとって・・・
令和は平成の延長戦だ。

大瀧詠一の音楽は
昭和40年度後期型
おやじギャグ製造装置にとって
身近を通り越して日常だった。

中学後半から高校生にかけて
勉強を自宅には持ち込まないと
堅い信念のもと・・・

小生とその仲間達は・・・
我が家や
友人宅に集まっては・・・
酒こそ飲まないが毎日・・毎日・・
麻雀その他ゲーム※に興じていた
 ※まだファミコンはなかった。  

当時流行りだった

コンポーネントステレオ

からは・・・

中島みゆき
松任谷由実
サザンオールスターズ
佐野元春
YMO
そして・・・
大瀧詠一の音楽が
来る日も来る日も繰り返し流れていた

現代のように
配信で好きな音楽が聴ける時代は
小生の世代にとって
「夢の現実化」だ!

聞きたい音楽は
①    レコードを買う。
②    レンタルレコード店で借りてダビングする。
③    FM放送の番組表を穴が開くほどながめ
  好きな曲が放送されたらカセットに録音する。
④    自分の好きな音楽を持っている友人から
  レコードを借りてカセットへ録音する。
⑤    一か八かFM局へリクエストハガキを書いて
  放送してもらい録音する。
そのいずれかであった。

部活が忙しく夏休みと冬休みしかバイトできない小生には
バイト代は
「好きなレコードや楽器を
買うための大事な浄財」だった。
少ない小遣いはレンタルレコード数枚と
カセットテープを買うために
小遣いを貰った週の途中でいつも・・・
消滅していた。
身内に犯人がいたのは確実だ・・・
犯人も本人だが。

同じ音楽ばかり聴いてつまらない?

現代に生きる若者には
そう思われているようだ。
何百回聴いても飽きる理由はなかった。

それゆえ・・・当時の曲・・・

昭和50年代~60年代のヒット曲は
歌詞カードなど見なくても
ほとんどの歌詞が頭に記憶されている。

小生の知能指数なら・・・
そんなことは本来ありえない。
しかし・・・・
三つ子門前小僧魂は・・・
英単語や
数学の公式
歴史
地名は・・・
ことごとく脳内から消滅させているのに

昔の音楽の旋律と歌詞は・・・
今でもそのまま残っている。

遠くない将来

昨日の夕飯のメニューが不明になる・・・
しかし頭の音楽達は・・・
わが記憶領域が乏しくなった脳髄の主要部分を
占拠したままだ。
生きていくために重要な・・・
他の記憶のために
占領地を解放してくれるように懇願しても
願いをかなえてくれる気はないようだ。

大瀧詠一の♬雨のウエンズデーを聞いて
「免許とったらフォルクスワーゲンを買う」
そう決めたのに・・・いまだに未達だ。

V W ブイダブリューではないワーゲンだ。
小生にとって B M W ベーエムベーはビーエムダブリューではない。
ドイツ車はドイツ名で呼ぶのが小生の憧れた・・・
大瀧詠一世代の先輩方から受け継いだ伝統だ。

いちいちブイダブリューと呼ぶ若者へ
異論を申し立てたりしないが・・・
いまでも心の中ではワーゲンでありベーエムベーだ。

ベンツを欲しいなんて一度も思わずに
還暦を迎えるとは・・・
いまだに大瀧詠一世代の先輩方の洗脳が
解けていない証拠だろう。

その先輩方が

「車はベンツに限る」

なんて・・・
浮気をしているのはバブルの頃に気が付いた。

でも・・・大瀧詠一も佐野元春も・・・
きっとベンツなんて・・・

意固地なことは認める・・・
これも老化現象だ。
「車はベンツに限る」なんて・・・
小生まで転向したらお笑い種だ

小生のアレクサは・・・
適当に音楽をお願いすると・・・
いつも杉山清貴と大瀧詠一世代の曲を
ヘビーローテーションで繰り返す・・・

無限配信の時代になっても・・・
AmazonやSpotifyは小生に
音楽の選択肢を与えてはくれない。
カネが無くて
同じ曲ばかり聴いていた時代が・・・
いまだにエンドロールが降りてこない。

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