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なぜ技術派遣を続けるのか

はじめに

私が技術派遣(機械系技術者)を続ける理由の4本柱は、

・収入がそこそこ良い
・何事も飽きやすい性格
・技術の仕事を続けたい
・派遣元に対する信頼

です。

就活をしている方、転職を考えている方達にとっては派遣社員という選択肢に出会った時に、この道に進んで仕事を続けることが出来るのか考えることもあるかと思います。
そこで1エンジニアの話しではありますが、技術派遣をおよそ20年続けている理由を共有させていただき、皆さんの参考にしてもらえると嬉しいです。

それでは、それぞれの項目にについて説明していきます。

収入がそこそこ良い

アラフォー機械系派遣エンジニア歴20年の私の2023年の年収は、750万〜800万くらいになりそうです。
起業して活躍している人たちにとっては物足りないかもしれませんが、九州の田舎出身の営業サラリーマン兼業農家家庭だった私にとっては生活していくには、十分な収入だと思ってます。
私の入社2年目以降の年収は、残業が多いところに派遣されていたこともあり450万〜500万くらいでした。地元には高卒同年代の友人が多く、その友人達に話の流れでこの年収を話すと驚かれたことがあります。
一方で、大学院修士課程終了で世界一の自動車会社に就職した高専の友人からは社会人歴2年目で年収が抜かれました。その時の私の社会人歴は、6年目です。その友人は今いくら稼いでいるのか、検討もつきませんね。次に会った時に聞いてみます。

いくつかの派遣先からは派遣先の社員にならないかとお誘いを受けたことがありますが、社員の人達よりも明らかに収入が良かったのでお断りしたことがあります。お断りの理由は、いろいろな業務を経験したいからと言っていました。

奥さんと共働きですが、いざとなったら私の収入だけでもやっていけるかなという思いもあるので、今の技術派遣を続けられるのかなと思ってます。

収入についてはリンクの記事でも述べているので、そちらも参考にしてください。

何事も飽きやすい性格

私は昔から飽きやすい性格で、やろうと思ったことが長続きしません。

仕事のために英語の勉強を始めて本を買うが最後まで読まずに勉強がフェードアウトして、また英語をやるぞと別の本を買う。
ダイエットすることを決めて毎日体重計に乗ることを日課にしても1週間くらいで体重計に乗らなくなって、いつのまにかダイエットも終わってる。そしてまたダイエットを始める。
そんなダメダメ人間です。

仕事も同じで、ある程度仕事が出来るようになってくると飽きてきて物足りなく感じてキャリアアップのために別の仕事がしたくなります。

若い時からこんな調子ですが、今になって考えると若造が何も分かってなかったくせに飽きるなんて生意気な!と思ってしまいますね。
いろいろな経験を積んだ今、若い頃の業務を振り返ると、違ったアプローチで課題を乗り越えられたなと思うことが多くあります。
とは言え、飽きやすい私にとってさまざまな会社で働けるのは良かったと思っています。
派遣先が変わるたびに転職みたいなもので、環境がガラッと変わりますが、年齢、経験を重ねるごとに対応力が上がっていることを実感出来ています。

技術の仕事を続けたい

私の派遣元は技術派遣に特化しており定年まで機械系エンジニアでいることができます。
正社員の技術職としてメーカで働くと、営業部門や調達部門に異動と言われれば従うしかありません。
私は誰でも知ってるような大手の会社を何社か経験していますが、開発部門にいる年寄りは部長くらいで、課長級だと30後半~40代、プロジェクトの中心として開発を進めるのは30代前半、手と頭を動かすのが20代と言った印象で、開発の中でも設計、生産技術、実験に50代は他の年代に対してとても少ないです。。
そういうのを見ていると、技術屋として仕事をしたい私としては、メーカの正社員になるというのは難しく感じます。
実際、メーカで管理職になって技術の仕事が出来なくなった、設計部門から異動になってしまった、などの理由で私のいる派遣会社に転職してきた人を何人か知っています。

私は、とにかくお金を稼ぎたくて1度転職で全くの異業種の世界に足を踏み入れたことがあるのですが、今までの人生で培ったものが何も役に立たずに、結局元の派遣会社に戻ってしまったという恥ずかしい経歴を持っています。
ただ、だからこそサラリーマンとして自分の培ってきたもので勝負しなきゃいけないなと思っています。

派遣元に対する信頼

これについては、別の記事で詳しく書こうと思っていますが、私自身が人に恵まれているということです。技術派遣うんぬんではなく、たまたま入社した今の会社が私に合っていたなと思っています。

私は仕事がつらすぎて2度ほど休職したことがあります。1度目においては突然仕事に行けなくなってしまい、営業さんに多大な迷惑を掛けたにも関わらず、優しく気遣ってくれて復帰することができました。

復帰のために役員と面談した時には何度も、「無理はするな、完全に良くなってからで良い。」と言って頂き、関わる方みなさんが気にかけてくれていることを実感できました。

開発の業務は派遣された会社や担当する製品にもよりますが、短納期だったり、自分の能力だけでは何ともできない課題に直面したり、図面を出図してもちゃんと組み付くか心配でストレスだったり、忙しいのにおかまいなしで他部署からの問い合わせに対応をする必要があったりと、性格がまじめで手を抜けない人にはつらいと感じるかもしれません。
そんな時につぶれても手を差し伸べてくれる派遣元の関係者は、私にとって大変ありがたく、心強い存在です。

最後に

以上が、私が技術派遣を続ける理由です。
工学系の就職活動や転職活動している方たちの参考になればと思い今回記事を書かせて頂きました。
技術派遣業界が気になっている方や今まさにこの業界に飛び込んで苦しんでいる方たちにも有意義な記事を発信し情報共有することで少しでも誰かの役に立てればと思っています。

知りたいことがあれば記事にしますので、コメントお待ちしております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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