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習い事に下の子を同行させるのは辛すぎるという話

「上の子が習い事の間、下の子を預かっていただくことは可能ですか?」

保育園側の答えはNO
兄弟共に同じ園に通わせているママ友から聞いた話だ。
"保育が必要な事由には当たらない"というのが園側の理由らしい。

それらしい理由であるが、腑に落ちない。
とはいえ、受け入れるしかないというのが当時の感想だったけれど、この問題。
どうやら園によって、対応に差があるようである。

何も所定の保育時間を超えての、延長をお願いしているわけではない。
サービスの対価として、きちんと保育料を納めているにも関わらず、こちら側が受け入れるしかないのだろうか。

我が家では、息子が4歳の時、スイミングを習いはじめた。
当時0歳の娘をおんぶして、おむつやミルク、ぐずった時のおもちゃや、着替えを詰め込んだママバッグと、
息子のプールバッグをぎゅうぎゅうに自転車のカゴへ詰め込み、
隣町のスクールまで週一で通った。

レッスンに間に合わせるために、娘を午睡から無理やり起こし、連れて行ったことなど数えきれない。

レッスン開始前に、血眼で見学用の座席を探してはキープし、
娘のミルクやおむつ替え、絶え間ないグズリに耐えながら、1時間をやり過ごす
持参したおもちゃや絵本で、間が持ったことなど一度もない

レッスンが終われば、今度は息子の着替えを手伝う。
帰宅する頃には、ほぼHPを使い切っているのだが、
めいっぱい体を動かし、お腹を空かせた息子のプレッシャーを受けながら、夕飯を作り、お風呂へ入る。

下の子を連れての、習い事同行は精神的にも肉体的にもかなり辛い。

娘の育休から復職する際、新たに通うことになった保育園の園長先生に、下の子を上の子の習い事へ同行させる必要があるか、切り出してみた。

するときっぱり、
〇〇ちゃんにとっては、園で過ごす方が楽しいし、安全なので、お預かりさせて欲しい
と答えてくださった。

「だって、ただおぶわれて、じっと座って、行きたいところにも行けず、眠いときには眠れず、かわいそうです。
お母さんにとっても、大変な負担のはずです。」

こんな最高な回答があるだろうか。
まだ慣らし保育も始まっていない頃だったが、この一言で園への信頼が一気に高まった。

園のルールにはきっと、それぞれの理由や背景があると思う。
母親である私たちにとっては不可解で、不都合を招くルールが、過去のトラブルを踏まえた結果なのだろうということも想像できる。

しかし、だ。
園の運営、先生方、子どもたち、働く母たち。
どこに主眼をおき、どのようなバランスで保育がなされているのか

私たちがホトホト困るケースへの対応について、問い合わせることで、園の大切にする価値観が見えてくるかもしれない。

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