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子どもが1人か2人かで、ワンオペ負担はかなり異なる

育児と仕事の両立で悩むとき、
いくつかある原因の一つに"子どもが2人いるから"という理由が挙がる。

周囲でキャリアを着実に進めている人たちの共通点が、1人育児だからということもあるのだろう。

私の今いる環境が、たまたまそうなのかもしれないが、
子どもが1人でも2人でも、負担は変わらないと言い切れるだろうか。
いや、やっぱり違う。
そんな風に私は感じている。

子どもの心のケアは、外注できる範囲がかなり限られていると思っている。
登園拒否や登校拒否が良い例だ。
とにかく根気よく見守るという役割は、自分が担ってきた。

心のケアに限らずとも、子どもが体調を崩したり、持病で定期的な通院をしているから、
定点観測という意味で、特別な理由がない限りは、自分が対応すると決めている。

心のケアも通院も、不定期で、程度やインパクトが読めない。
これらのイベントが、一人ひとり独立に生じるのだから、2人いれば単純に倍になる。

子どもが自分のことを一通りできるようになるまでの総期間だって、
子どもが2人いれば、年の差に応じて、延伸する。

だから、1人育児と2人育児は、やっぱり違う。

心や身体のケアは、母の私が主体的に。
そんなルールを自分に課しているから大変なのだろう。
1人で抱えず、夫や他の誰かに割り振れば良い、そんな話なのかもしれないが、長年割り切ることは出来なかった。

ここぞ!というときに頼られる母でいたい。
安全基地のような存在でありたい。
私の大切にしたい価値なのだと思う。

この価値を守るために、
時にとんでもなく辛いのだけど、
子どもが1人なら、なんとかなったかも…と思うこともある。

子どもが2人いるから配慮してくれ、とは言わない。
だけど、"ワーキングマザー"と一括りにして、
直接比較はしてくれるな、といいたい。

ワーママだって、状況や価値観は、みんなそれぞれ、異なるのだから。

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