Nao☆子どもを愛するワーママ

大手内資系メーカーの研究開発職として15年以上. 米国PMI認定PMP.小3&年中の…

Nao☆子どもを愛するワーママ

大手内資系メーカーの研究開発職として15年以上. 米国PMI認定PMP.小3&年中の母. 日々の生活におけるプライオリティは、仕事よりも家庭にあります. 絶賛学び中のライフコーチングはInstagramで投稿中です.

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目標だったはずのキャリアがズレ始めた話

子どもが産まれる前、仕事が大好きだった。 この仕事に就くために、また、社内のいろんな課題を解決するために、私なりに努力してきた。 現職を選んだ決め手は、子育て支…

子どもが1人か2人かで、ワンオペ負担はかなり異なる

育児と仕事の両立で悩むとき、 いくつかある原因の一つに"子どもが2人いるから"という理由が挙がる。 周囲でキャリアを着実に進めている人たちの共通点が、1人育児だから…

“お世話“を間引く、タイミング

子どもが成長するにつれて、”お世話”を間引いていくタイミングって難しい。 現在の子どもたちにとっては不要なのに、母親側(わたし側)が必要だと思い続けている“お世…

管理職を降りよう。

管理職への打診を受けたとき、大いに悩んだ。 人によっては、なぜ悩む必要があるのか、共感してもらえないと思う。 給料も仕事の裁量も増えるのに、わがままなやつだと思わ…

”学び”の動機はどこにある?

今日は“学びの動機はどこにあるか?”について、思いを巡らせてみたい。 「子育てに関する学び」、「人間関係で得られる学び」、「仕事や研究領域で必要な 知識・スキル」…

子どもに伝える「保育園へ通う理由」

保育園へ通い始めることとなった、当時2歳の息子に「保育園へ通う理由」をどう伝えたらよいか?迷っていた。 泣かれるのは覚悟の上。 本人が少しでも前向きに登園できるよ…

”時間がない”は社会の課題-「ケアの倫理」を読んで思うこと-

働く時間、子育てする時間、家事をする時間、自分をいたわる時間… その全てが、私たちには欠けている。 この文脈でいう”私たち”とは、”ワーキングマザー”に限らない…

”どうせ、私には○○できない”を乗り越え、PMPを取得した話

Project Management Professional(以下、 PMP)という資格をご存じだろうか。 その名の通り、プロジェクト・マネジメントの体系的・専門的な知識があることを表す、米国の認…

習い事に下の子を同行させるのは辛すぎるという話

「上の子が習い事の間、下の子を預かっていただくことは可能ですか?」 保育園側の答えはNO. 兄弟共に同じ園に通わせているママ友から聞いた話だ。 "保育が必要な事由に…

子どもの“ケア”は外注できない。登園拒否が10ヶ月続いた話

とにかく忙しい毎日を過ごしていると「誰かにやってほしい!」と思うことがいくつかある。 ワーキングマザーとして早6年。 これまで試行錯誤が功を奏し、お掃除は家事代行…

”メガネデビュー”と言ってくれ。

3歳児検診の案内に、家庭でできる視力検査のシートが入っていた。 リボンや飛行機、イヌなどの絵が大きく書かれたものと、小さく書かれたものだった。 ハサミで切り取り、…

"付き添い入院"のルール変更が受け入れられた話

娘は、ぜんそくを患っている。 昨年、夜中に発作を起こしたと思ったら、急激に酸素濃度が下がり、10日間入院することになった。 「このまま酸素濃度が低下したら、呼吸が…

「駅チカ保育園の人気」に思うこと

息子が息子らしく、過ごせる保育園に行かせたい。 6年前、息子の保育園を決めるときに、最もこだわったポイントである。 我が子のように息子に寄り添ってくれる保育者がい…

目標だったはずのキャリアがズレ始めた話

目標だったはずのキャリアがズレ始めた話

子どもが産まれる前、仕事が大好きだった。
この仕事に就くために、また、社内のいろんな課題を解決するために、私なりに努力してきた。

現職を選んだ決め手は、子育て支援制度が充実していたことだった。
子どもが産まれたら、十分な育休を取り、しばらくは時短で働きたい。

あれから十数年。
しっかり機能している子育て支援制度のもと、会社にも、周囲の理解にも感謝する毎日を送ってきた。

しかし、子どもが産まれ

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子どもが1人か2人かで、ワンオペ負担はかなり異なる

子どもが1人か2人かで、ワンオペ負担はかなり異なる

育児と仕事の両立で悩むとき、
いくつかある原因の一つに"子どもが2人いるから"という理由が挙がる。

周囲でキャリアを着実に進めている人たちの共通点が、1人育児だからということもあるのだろう。

私の今いる環境が、たまたまそうなのかもしれないが、
子どもが1人でも2人でも、負担は変わらないと言い切れるだろうか。
いや、やっぱり違う。
そんな風に私は感じている。

子どもの心のケアは、外注できる範囲

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“お世話“を間引く、タイミング

“お世話“を間引く、タイミング

子どもが成長するにつれて、”お世話”を間引いていくタイミングって難しい。

現在の子どもたちにとっては不要なのに、母親側(わたし側)が必要だと思い続けている“お世話”。
この“お世話”を間引いていくタイミングは難しいなと思う。

例えば、寝るときにそばにいるという“お世話”がそうだ。

先日、夫が海外出張で、10日間ほどワンオペで過ごした。コロナ禍で久しく見送られてきた、5年ぶりの海外出張だった。

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管理職を降りよう。

管理職を降りよう。

管理職への打診を受けたとき、大いに悩んだ。
人によっては、なぜ悩む必要があるのか、共感してもらえないと思う。
給料も仕事の裁量も増えるのに、わがままなやつだと思われるかも知れない。

私の会社では、管理職になると裁量労働制へシフトするため、育児時短勤務や半休・単位時間休などが利用できなくなる。
責任者や承認者としての仕事も増えるから、育児中の私にとっては自由が効かなくなるというイメージが強かった。

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”学び”の動機はどこにある?

”学び”の動機はどこにある?

今日は“学びの動機はどこにあるか?”について、思いを巡らせてみたい。
「子育てに関する学び」、「人間関係で得られる学び」、「仕事や研究領域で必要な 知識・スキル」…どれも学びであると思う。

また、「自分に無いものを身に付けるための手段」や
「目標とする場所に行くために必要な手段」も学びと言えるだろう。

“学”の語源を調べると、「子に教える」ということのようだ。
“学”の、“子”を除い た部分

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子どもに伝える「保育園へ通う理由」

子どもに伝える「保育園へ通う理由」

保育園へ通い始めることとなった、当時2歳の息子に「保育園へ通う理由」をどう伝えたらよいか?迷っていた。

泣かれるのは覚悟の上。
本人が少しでも前向きに登園できるような、誠実な声がけについて、ある保育園の先生へ相談したことがある。

「保育園は楽しい場所だと伝えるのはどうでしょうか?」
と尋ねると、
「保育園は楽しいよ、と伝えるご両親がいますが、
保育園にいる子どもたちは、全員、家庭の事情により保

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”時間がない”は社会の課題-「ケアの倫理」を読んで思うこと-

”時間がない”は社会の課題-「ケアの倫理」を読んで思うこと-

働く時間、子育てする時間、家事をする時間、自分をいたわる時間…
その全てが、私たちには欠けている。

この文脈でいう”私たち”とは、”ワーキングマザー”に限らない。
日本では、働く人全員が抱える大問題らしい。

大学時代の恩師の勧めで「ケアの倫理」を読んだ。
副題には”フェミニズム”の文字。

あぁ、女性の活躍を!とか、男女共同参画社会を!を謳っている本なのだろうなと思っていたが、誤解だった。

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”どうせ、私には○○できない”を乗り越え、PMPを取得した話

”どうせ、私には○○できない”を乗り越え、PMPを取得した話

Project Management Professional(以下、 PMP)という資格をご存じだろうか。
その名の通り、プロジェクト・マネジメントの体系的・専門的な知識があることを表す、米国の認定資格である。

同資格は、2023 年 6 月に日経転職版の「仕事や転職で使える資格ランキング」でMBA を抜いて、1位になったらしい。

私は昨年 9 月に同資格を取得することができた。

最初にP

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習い事に下の子を同行させるのは辛すぎるという話

習い事に下の子を同行させるのは辛すぎるという話

「上の子が習い事の間、下の子を預かっていただくことは可能ですか?」

保育園側の答えはNO.
兄弟共に同じ園に通わせているママ友から聞いた話だ。
"保育が必要な事由には当たらない"というのが園側の理由らしい。

それらしい理由であるが、腑に落ちない。
とはいえ、受け入れるしかないというのが当時の感想だったけれど、この問題。
どうやら園によって、対応に差があるようである。

何も所定の保育時間を超え

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子どもの“ケア”は外注できない。登園拒否が10ヶ月続いた話

子どもの“ケア”は外注できない。登園拒否が10ヶ月続いた話

とにかく忙しい毎日を過ごしていると「誰かにやってほしい!」と思うことがいくつかある。

ワーキングマザーとして早6年。
これまで試行錯誤が功を奏し、お掃除は家事代行サービス(タスカジ)とロボット掃除機に任せ、洗濯もガス式乾燥機(乾太くん)を導入してから、だいぶ心と時間に余裕が持てるようになっていると思う。

一方で「これは誰かに任せられないな」と感じ続けることがある。
それは、子どもの”心のケア”

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”メガネデビュー”と言ってくれ。

”メガネデビュー”と言ってくれ。

3歳児検診の案内に、家庭でできる視力検査のシートが入っていた。
リボンや飛行機、イヌなどの絵が大きく書かれたものと、小さく書かれたものだった。

ハサミで切り取り、娘を既定の位置に立たせ、さっそく視力検査を行うと、
「わかんない」
「それもわかんない。全然見えない」
と娘が言い出した。
左目だけ、明らかに視力が悪いことがわかった。

とても驚いたが、ほんの少しだけ、想定もしていた。
私自身が弱視で

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"付き添い入院"のルール変更が受け入れられた話

"付き添い入院"のルール変更が受け入れられた話

娘は、ぜんそくを患っている。
昨年、夜中に発作を起こしたと思ったら、急激に酸素濃度が下がり、10日間入院することになった。

「このまま酸素濃度が低下したら、呼吸が止まります」と夜間救急の医師に言われ、かなりショックを受けたのを覚えている。

受診のタイミングが遅かったせいだ、
「疲れた」ことを理由に寝室のシーツを変えなかったせいだ、
娘の重症化のサインを見逃してしまったせいだ…と自分を責めた。

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「駅チカ保育園の人気」に思うこと

「駅チカ保育園の人気」に思うこと

息子が息子らしく、過ごせる保育園に行かせたい。

6年前、息子の保育園を決めるときに、最もこだわったポイントである。
我が子のように息子に寄り添ってくれる保育者がいるような園。
そのためには、少しくらい遠くても構わない。
自分が目を離していても、息子が、私たちが、安心して過ごすことができる保育園を探すため、少なくとも20か所以上は見学に行った。

保育園のHPから予習をし、園のコンセプトを確認した

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