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生パンダ…見に行きたいですね。上野動物園においでよとお誘いはあったんです。だけど、アドベンチャーワールドすら行ってないのよ。ましてや、中国となると、色々問題が。でも行きたいです。ちなみにファースト生パンダは、ロンロンとサイサイ。どっちかわからないけど、後ろ姿しか見れなかった…。
パンダ関連の本で欲しいものは多々あるのですが、どうしても欲しかった本がこれ。古本でも見つからないし、見つかってもぼったくり価格。それでも諦めずにいたら、出てたよー!電子書籍で。これはパンダ好きじゃなくてもオススメします。王子動物園も梅さん吉っさん目線のタンタンの本を出して下され。
人が集まれば、色々あります。できれば、あまり群れたくないので、どこに行くにも、ほぼお一人様。最近、ちょっと人恋しくなったのか、○○友さんという存在が欲しいなと思うように。これもタンタンが教えてくれたもののひとつなのかな。
3回目の献花。前々日から体調不良にも関わらず、王子動物園へ。1回目・2回目と比べて、花の数は激段に減っていた。お別れ会も終わったし、当たり前と言っちゃそうなんだけど。パンダ舎に行くと相変わらず涙目になる私は、寂しさから立ち直れるのかな。まだまだツラいよ、タンタン。
マヌルネコと子パンダ。
「何だ、また来たのか」
「うんっ」
獣舎の向こうとあちら側。
マヌルネコは、めんどくさそうに子パンダを見た。
「だって、ぼく、マヌルネコさんの事、好きだもん」
「たべちゃうぞ」
「そんなことないもーん」
黒い丸い目が、ぴかぴか光る。
かわってんな、コイツ。
会う度に同じ事を思ってしまう。
それでも、ウザいとか思わなかった。
「で、今日は何が聞きたいんだ?」
ポーンと岩場から降り、遠巻きにウロウロす
きいろとタイヤとフライパンと。
きいろ。
それはね、飼育員さん達がいつもしてくれた
大好きなブラシ。
背中をすーいすーいと、なぞってくれるの。
とっても気持ちがいいのよ。
もっとやって。
ちがうわ、ここよ。って言うでしょ?
ハイハイって言いながら、ブラッシングしてくれるの。
うふっ、わがまま出ちゃうんだもん。ごめんね。
タイヤ。
それはね、おもちゃにしたり、クッションにしたり
時には噛んだり、爪でひっかいたり、いろんな事に使っ
はずかしがりやのあのこ。
笹がたくさん敷かれたお気に入りのベッドの上で、
タンタンは眠っている。
すぅすぅと吐息をたてて。
夢をみているのかな?
あのね、
お庭でウトウトした時の事なんだけど、気配を感じたの。
そう、子パンダの。
じっと、こっちを見てるの。そして、首を少しかしげるの。
「どうしたの?」って聞いても、何にも答えてくれない。
びっくりして、逃げていっちゃうのよ、あの子。
あなたは、だぁれ?
祝祭の日。
母子
おかあちゃまに会いに。
「ヤダヤダ!おかあちゃまに会いたい!!」
薄闇の中で子パンダは、泣きながらコウコウに訴えていた。
「おかあちゃまはね、病気なんだよ」
「おとうちゃまは、おかあちゃまのこと、心配だからって
会いにいったじゃない!!どうして、ぼくはダメなの?!」
丸く黒い目から、涙がぽろぽろとこぼれる。
「そ、それは・・・」
コウコウは言葉に詰まった。
やっと生まれたのに、短い時間しかいれなかった母と子。
それでも、
王子のお山のかみさま。
神戸は山と海に囲まれた街です。
そして、王子動物園のうしろには、山が控えています。
大きな山ではありませんが、そこに住む人びと達を見守っています。
『今日はどうだい?』
『寒くないかい?』
『急がなくても大丈夫だよ』
人びとには聞こえない声で、語りかけています。
そして、動物園に住む動物たちも。
『おはよう』
園舎から出ていた象に、山のかみさまは挨拶をします。
『おはよう、山のかみさま』
返事をす