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ケンブリッジからのおひとりさまお引越し準備の参考情報

おひとりでケンブリッジから日本に帰られる場合、私の経験がご参考になればとお伝えします。ご家族でこられていた方は、日通などの日本系引っ越し業者さんにお願いされたようなのですが、単身の場合、2024年1月時点で、日本系の業者さんからケンブリッジ⇒日本への引っ越しの見積もりをいただいたところ、自分で梱包しても1400~1500£、ということは、今の為替だと30万ちかくかかってしまうため、自分で手荷物で持ち帰るほうがよいのではと勧められました。ご家族だと依頼するのもありかと思いますが、単身であまり荷物が多くない場合は、自分で少しずつ段ボールにいれて、個人で送ってしまうほうがいいかもしれません。また、賃貸物件から退去する場合、日本ですと退去した後のクリーニングは基本的に家主さんの責任できれいにして、次の借主に渡すということが多いのではと思うのですが、ケンブリッジでは、大学管理の下宿であるにもかかわらず、大学は清掃に責任をもたないので、自分で掃除して出ろと言われました。日本人の掃除の感覚はほかの国や地域の人と違うくらい清潔なことが多いし(個人差はあるとしても)、国際経験の抱負な知人からは、むしろ業者さんが掃除するよりも日本人の素人が掃除したほうがきれいになるくらいだ、とも言われたのですが、後からメールできた連絡によると、天井、風呂やキッチンのカビ(きちんと掃除しているので、そんなにはないが、少し黒ずんだところはある)、タンスの上、ソファの座席と背もたれの間のすきま、キッチンのコンロの細かい汚れなど、徹底的に掃除して出ないと、退去後にデポジットからさしひくと、模範的掃除後の写真つき(!なぜかこういうところはやたら細かいのがイギリスあるある💦)で掃除説明が異常なほど詳細に書かれていたため、200£弱くらいと、これも決して今の為替では安くはないが、業者さんに頼むほうが安心かと思い直しました。そもそも、日本の生活は、様々なサービスが便利なため、それに比べてイギリスからの引っ越しは自己責任の面が多く、借主よりも貸主の権利が強いのがイギリスの特徴という法律専門家の方の見解なので、日本と同じような調子で引っ越しできると思わず、はやめに準備することをおすすめいたします。ちなみに、実はドイツから単身日本に引っ越しした際には、それほど荷物は多くなかったけれど、とりこんだ事情があったため、業者さんに頼んだら、日通さんでも段ボールもこみでそんなに高くなく、スムーズにしてくださいました。ところかわれば引っ越しも変わる。もし業者さんに退去時の掃除を頼まずにご自身でなさる心づもりをされる場合、上記のように、掃除の指示があまりにも細かいので、入居時から、こまめに掃除されることをおすすめいたします。

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