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2024年3月25日(月)《GB》

《国府ナインお疲れ様でした。次に向けて頑張れ!にしても阿南光って何か光回線の回線名みたい》

【富田邸:富田 正継・富田 水無】
「あ、おかえりー」
「ただいまー。って甲子園見てるんだ。あ、国府やってるやん」
 リビングでテレビを観戦していた富田 水無は、扉を開けて入ってきた富田 正継に声をかけて、それに正継は言葉を返した。ここは富田邸。本日午前中はいつものように探索を行い、その後水無は真っ直ぐ家に帰り、自宅で昼食を食べる。正継は同じ部隊の戦士である原田 祐一と大塚 陽菜と一緒に昼食を食べ、今帰って来たのである。現在テレビでは高校野球が流れており、熊本代表の国府高校と徳島代表の阿南光高校の熱戦が繰り広げられている。正継は特に野球に興味があるわけではないが、父親が昔は結構高校野球を見ていたので、一緒に観戦していた記憶がある。特に地元意識から熊本代表や九州代表を応援する気持ちがあり、たまたま観戦する時は熱心に応援をしているのである。ちなみに今年甲子園は天気が悪く、雨で2日ほど順延している。本日も天気が良いわけではないが、3試合が組まれており、現在3試合目が行われているのだ。一旦部屋に戻って着替えて来た正継は、スマホをいじりつつポテチを食べながら試合を見ている水無に話しかける。
「今どんな感じ?」
「今7回表の国府の攻撃。3−0で負けてる」
 それを聞いて状況を理解し、正継はコーヒーを飲みながら試合を観戦する。観戦中、特に水無と話をすることもなく、お互いスマホをいじりながら試合観戦を続ける。結果そのまま両校ともに点数を入れることができず、3−0で阿南光高校の勝利となった。
「まあ仕方ないな」
「夏までにまた強くなってもらえばいいよ」
 残念な気持ちで発した正継の言葉に、水無は何げに返事を返す。国府が夏も出場できるかどうかはまだ全くわからないが、出場できるのであれば今回以上の結果を残してほしいものである。

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