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【ないと損?】潰瘍性大腸炎患者が「医療費受給者証」を持つべき理由3選

・潰瘍性大腸炎になってしまったけど、薬が高すぎる。
・「医療費受給者証」は聞いたことはあるが、よく分からない。
・「医療費受給者証」を持っているけど使い方が分からない。
こんな方はおられませんか?

潰瘍性大腸炎にとって薬は飲み続けなければいけません。
そして潰瘍性大腸炎の薬は値段が高いものが多いですよね。
「医療費受給者証」を持っていないと、
本来払わなくてもよいお金を払っている可能性があります。

ということで今回は、潰瘍性大腸炎歴3年、「医療費受給者証」を持ち続けている僕が、潰瘍性大腸炎患者が「医療費受給者証」を持つべき理由を解説します。

この記事を読めば、「医療費受給者証」を持つべき理由やメリットが分かり、医療費の節約につながります。

僕は「医療費受給者証」を使うことで2か月に1回の薬の支払いを、
約15000円から10000円に減らすことができています。

「医療費受給者証」のことを知って、
医療費の節約してもらえると嬉しいです。

それでは見ていきましょう!


★潰瘍性大腸炎患者が「医療費受給者証」を持つべき理由3選


「難病医療費受給者証」

①医療費が2割負担になるから。

普通の人が健康保険証を使って病院に行くと3割負担です。
でも「医療費受給者証」を持っていると2割負担になります。

例えば、医療費総額が10000円かかった時には、
健康保険証だけなら3000円かかるところを
2000円で済ませることができます。


②自己負担上限額があるから。

普通の人が健康保険証を持って病院で受診をしても、
医療費の上限額はありません。

なので病院に行けば行くほどお金がかかりますよね。

しかし、「医療費受給者証」を持っていれば、
所得区分などに応じて、自己負担上限額が設けられます。

自己負担上限額の表

例えば僕は、「一般所得Ⅰ」の区分の「一般」のところなので、
月の医療費上限額は10000円に抑えられます。
10000円以上は払わなくてよいということです。

これはかなり大きいですよね。
そして潰瘍性大腸炎のことで病院に行っても
10000円以上お金がかからないと思うと安心です。

そしてこれは裏技的な感じですが、
症状が落ち着いてきたら、
薬の受け取りの頻度を下げることで薬代を節約することができます。

例えば、
上限額10000円の人が、
月に2割負担で8000円の薬代がかかっているとすると、
2ヶ月で16000円の薬代になりますよね。

しかし、薬の受け取る頻度を下げて、
2ヶ月に1回だけ薬をもらうようにすると
上限額は10000円なので、
本来払うはずの6000円(16000円ー10000円=6000円)は
払わなくて大丈夫になります。

この自己負担上限額による節約はかなり大きいと思います。


③割引を受けられることがあるから。

さらに「医療費受給者証」を使うと
いろいろな施設で割引を受けられることがあります。
公共施設や博物館、レジャー施設の入場料が
安くなったり、免除されたりします。


みなさんが普段行く施設や旅行した時に利用する場所も
もしかしたら安く利用することができるかもしれません。


詳しくは、この記事をご覧ください。


★潰瘍性大腸炎患者は、「医療費受給者証」を持たないと損!

①僕は「医療費受給者証」で年間約36000円節約できています。

僕は現在潰瘍性大腸炎で、
1日にリアルダ4錠、ペンタサ坐剤1錠を服用しています。

僕は「医療費受給者証」がない場合、
年間の薬代で約96000円かかります。(3割負担)

しかし、現在「医療費受給者証」を使うことで、
2割負担かつ自己負担上限額があるので、
年間約60000円に抑えることができています。

年間約36000円の節約ですね。とても効果が高いです。

②医療費が認定には足りない人は、「軽症高額」をねらおう。

「軽症高額」

『自分は軽症だから「医療費受給者証」はもらえないよ』
という方もおられるかもしれません。
でも大丈夫。
「医療費受給者証」には、「軽症高額」特例というものがあります。

「軽症高額」特例について

過去1年間の中で、医療費総額が33330円を超える月が3回以上あれば、
「医療費受給者証」をもらうことができます。


医療費総額が33330円ということは、3割負担に直すと約1万円。
月に1万円以上の支払いが1年で3回あればいいということです。

「でも月に1万円とか払うことないよ」という方も多いと思います。
でもあきらめるのは待ってください。
症状が落ち着いていたら、
通院頻度を減らして薬を多く処方してもらえるのはご存じですか?

薬の処方は基本的に2週間が多いですが、
現在薬の処方日数の上限は撤廃されています。

僕の行っている病院では、
症状によって28日、56日、84日から選ぶことができます。

つまり1か月分薬をもらうだけでは医療費総額33330円(実質負担約1万円)に到達しなくても、2か月分や3か月分一気に薬を出してもらえば、
到達する可能性が高くなります。


潰瘍性大腸炎の「リアルダ」という薬を毎日3錠飲むとすると、
1か月分で、約4200円
2か月分で、約8400円
3か月分で、約12600円
と3か月分一気に薬を受け取ると、
「軽症高額」特例を受けることができます。

ぜひ自分の薬の数や金額で当てはめて、計算してみてください。
意外と「軽症高額」が取れたりしますよ。

③注意点:「自分の指定難病以外の治療は対象外」

「医療費受給者証」は、
自分の指定難病以外の病気や治療では使うことができません。


潰瘍性大腸炎なのに、
歯医者や整形外科などで「医療費受給者証」が使えると
勘違いする人もいるので要注意です。

★潰瘍性大腸炎患者は、「医療費受給者証」を持ちましょう!

いかがでしたか?
今回は、
潰瘍性大腸炎患者が「医療費受給者証」を持つべき理由3選を
紹介しました。

潰瘍性大腸炎患者が「医療費受給者証」を持つべき理由は、
以下の3点です。
①医療費が2割負担になるから。
②自己負担上限額があるから。
③割引を受けられることがあるから。

今回の記事を読んで、
「医療費受給者証」を使って、
医療費の負担を減らしたり、オトクな割引を受けてもらえると
うれしいです。

僕は3年前潰瘍性大腸炎になって、
血便や粘液、しぶり腹に苦しみましたが、
現在10ヶ月寛解をキープしています。


この記事以外にも、
潰瘍性大腸炎が「病気になる前よりもしあわせに」なれるように、
症状改善やお金の情報を発信しています。
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少しお役に立てるかなと思います。

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