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【体験談】潰瘍性大腸炎だと診断されてしまったあなたに伝えたいポジティブなこと7選

・潰瘍性大腸炎だと診断されて落ち込んでいる。
・潰瘍性大腸炎で苦しんでいて、メンタルがきつい。
こんな方はおられませんか?
潰瘍性大腸炎は、原因不明の指定難病で完治することができません。
「もうこの病気が治ることない。」と落ち込んでいると、
他の生活に全く手が付かなくなってしまったり、
場合によっては自殺したいと思いようになるかもしれません。
そこで今回は潰瘍性大腸炎歴3年で再燃を5回繰り返して、それでも現在幸せに生きている僕が、潰瘍性大腸炎になって体験したポジティブなことを紹介します。
この記事を読めば、潰瘍性大腸炎になったことを認め、メンタル面も少しずつ向上させることができるかもしれません。
それでは見ていきましょう。


★潰瘍性大腸炎になって体験したポジティブなこと7選

①健康意識が高くなる。

潰瘍性大腸炎になると、健康への意識が高まります。
血便や粘液、しぶりなどの苦しい症状を経験したことで、
もう他の病気で苦しむのはイヤだと感じるようになりました。
なので体の不調を感じたらすぐに病院に駆け込むようにしています。
例えば、「歯」。
歯の健康はとても大事で、全身の健康に関わります。
今までなら少し痛い部分があっても我慢していましたが、
潰瘍性大腸炎になって早期に病気を発見することの大切さを感じたので、
ためらいなく病院に行くようにしています。
そして、食事も今までのジャンキーな食事から、和食や魚中心の自炊に切り替えました。(もちろん肉も食べますよ!)
そのおかげもあってか、現在6か月寛解を維持することができていますし、
副次的に血圧も140/80だったのが、120/60に変わりうれしい効果がありました。

②大腸がんを早期に発見することができる。

潰瘍性大腸炎になると2年に1回程度の頻度で大腸内視鏡検査を受けることをすすめられます。これは潰瘍性大腸炎患者は大腸がんになりやすいという研究結果があるからです。

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しかし、大腸内視鏡検査を定期的に受けることで、がんの早期発見をすることができます。また大腸がんになりやすいポリープも事前に切除することができます。
普通の人は5年や10年に1回しか大腸内視鏡検査を受けないので、(もしかしたら怖いという理由で絶対受けない人もいる(笑))
がんが見つかった時にはステージが進んでしまっているということもあります。

③家族も健康になる。

家族と一緒に生活をしている場合、食生活が自然と健康的な食事なっていくことが多いです。我が家には、奥さんの2歳の子供がいますが、
食生活がガラッと変わりました。
変わった点は3つです!

・ファーストフードを日常的に食べなくなった。
・無添加の調味料に変更した。
・魚料理を食べるようになった。

そのおかげかどうかは正確には分かりませんが、家族全員健康に過ごすことができています。

④「当たり前のこと」に感謝することができる。

僕が潰瘍性大腸炎で再燃した時ははっきり言って地獄でした。
毎日粘血便が出るし、渋り腹でまったく何もやる気が起きない。
少し調子が良くなったと思って、食べたい食べ物を食べたらまた再燃するという流れでした。いろいろなことを試しても、効果がないことが多く、気持ちも落ち込みふさぎ込んでいました。
トイレの中で、「今までの生活を返してほしい」と心から思いました。
そして、「今まで食べたいものを食べてしたいことをしていたことは当たり前じゃなかったんだ」ということに気が付きました。
やっとこさ寛解を迎えてからは、これは食べていいものなのかダメなものなのかを迷いながら、少しでも好きなものを食べれることがうれしすぎました。ローストビーフ一切れでもビール一口でもこんなに幸福感があるものなのかと思いました。

⑤プライベートを大事にできる。

そして社会人になって8年ほど今の会社で頑張ってきた僕ですが、
この病気を機に働き方が一変しました。
これは仕事ばかりしていると人生が終わってしまうと思ったからです。
病気になるとこんなにすぐにやりたいことができなくなるのかと思い、
それなら仕事なんかしている暇はないという考えに至りました。
今まで朝7時~夜19時まで時間外勤務で働いていましたが、
病気になってからは、会社のフレックスタイム制を使って、
7時30分~16時15分の働き方に変わりました。
16時15分に退勤した後は、自分のやりたいこと、家族とお風呂に入ったり、子供と遊んだりという充実した日々を送っています。

⑥人生の残り時間を意識できる。

病気にならずに30代を迎える人は、人生が終わって死ぬみたいなことは考えていないはずです。
でも僕は病気になったことで、人生って有限なんだと感じ、残りの時間を意識するようになりました。
そのことで自分が本当に大切にしたいことを明確にすることができました。
僕は旅行に行くのが好きなので、旅行に優先的に自分のお金や時間を使おうと考えました。
そしてそれ以外の無駄なことを省いていこうと思いました。
無駄にスマホをいじっている時間、行きたくもない人たちとの飲み会などはどんどん省いていきました。
こんな風に人生の有限性を意識して行動できるようになったのは、
この病気になったらかだとポジティブにとらえています。

⑦この経験を語ることができる。

「この病気の辛さが分かるのはこの病気になった人だけ」と僕は思っています。(もちろん個人差はありますが、、、)
なのでこの病気を改善したことやつらい思いをした経験などは本当に価値があると思います。
難病で決して数が多いわけではないので、この病気になると孤独感を感じます。
自分が潰瘍性大腸炎で苦しんでいたときは、Twitterやgoogleで症状改善に関する情報を集めまくっていました。
現在Twitterでも薬が効かなくて困っている人や症状が抑えられない方が多数います。
それほどこの病気の人の悩みは深いものだと思います。
潰瘍性大腸炎になったという経験そのものだけで、他の悩んでいる人を救える可能性があります。

★潰瘍性大腸炎になっても、逆にそのことを生かして幸せに生きよう。

今回は潰瘍性大腸炎になって感じたポジティブなことをまとめました。
自分を含め、潰瘍性大腸炎という難病になってしまうと日常生活が制限されてしまい不自由を感じ、ネガティブになってしまう人も多いと思います。
しかし、寛解を迎えて症状を抑えることができれば、ポジティブになれるし、幸せに生きることは可能だと僕は考えています。
辛い時は無理をせず少ない限りある人生を楽しみましょう!

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